温泉から帰って
グリーンスライム亭に戻ると、辺りはすっかりと夜になっていた。皆はまだのぼせた影響が抜けきってないため、今回は食堂で食べずに部屋で、前に作っておいたサンドイッチを軽く食べて、直ぐに眠った。
次の日、三人の体調が良くなったため、自由行動にした。そして僕は・・・・・
「ちょっと!あっ!こら・まてー!」
「うもぉ~」
はい。現在、牛を追いかけております。なぜならミルクがほしいからどこで売っているかをグリーンスライム亭で聞いたら知り合いを手伝ってくれたらその知り合いから貰えると言われたからです。・・・・・てかちょっとヤバくない!僕のステータスの数値で追い付くのがギリギリとか!
「凄いですね~私達だと少ししたら追い付けないのに~」
のほほんと言っているのはこの牛を飼っている人である。
「はぁ、はぁ、はぁ。ちょっ・・・・と、この・・・牛・・・、きつく・・・ないですか……」
「あらあら~でもこの子達の種類は走れば走るほど美味しいミルクが取れますからねぇ~」
と言われて、僕はがんばって三十分走り続けた・・・・・
「も、もう無理・・・・・・」倒れてバテていると、
「はいこれ~、あなたが見てた牛から取れた分だよ~、あげるね~」
と言われ貰ったのは一リットルほどもありそうな、大きいビン三本だった。
「多くないですか!」
「いえいえ~今回はこれでも少ない方ですよ~でもあの子は十分に走ってないと沢山取れないんですよ~なのに今回は沢山取れたのであの子も大満足でしょうね~だからこれだけあなたに渡してもまだ足りない位です~」
「これだけあれば十分です」
「それなら良かったです~」
「ではありがとうございました」
「また来てくださいね~」
と見送られてグリーンスライム亭に戻ったのだった。
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