男は
said:???
一人の男が夜道を歩いていた。すでに町からは離れているため、獣道を通っているがモンスターには一度も遭遇していない。・・・・いや、遭遇できないといった方が正しい言い方だ。この男は能力が高すぎるため、隠すことをしない限り、本能で動いている、モンスターは近づくことが出来ないのだった。
そんな男の近くにバサッ、バサッ、と音を出しながら空から二匹の飛竜が飛んできた。端から見れば今から男を襲うかのように見えるが、実際は男の近くに降りた。そして降りてきた一匹の飛竜から一人の男が背中からおりて、男に近づいていき、跪いて、話始めた。
「お疲れさまです。お疲れは取れましたでしょうか?」
「あぁ。少しは楽になった。それに一つ面白いやつがいた」
「あなた様がそう思われる方ならば面白いのでしょうな」
「あいつのお陰で少し考えたいことができた。すぐに戻るぞ」
「はっ。分かりました。ではすぐに参りましょう。行くぞ。ベーガ、ヘーガ」
《《ギャァァウゥゥ!!》》
そうして、辺りに竜の声が響くのだった。
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