温泉に入る
温泉の受付に向かって、受付でお金を払って(一人500サラ)から中に入った。
中はちゃんと男湯女湯が別れているようなので良かった。流石に混浴と言う概念がないみたいだけどもし一緒だったら冷静じゃあいられないんだろうなと思ったからだ。
「ふぅぃ~やっぱり気持ちが良いや」
素早く服を脱いで、お風呂に入った。男の生着替えの説明など誰得?
そんなことはさておき、
「この温泉凄いな」と思った。なぜなら、この温泉には微量の回復成分が含まれているようだからなのだ。つまりこの温泉に使っていれば傷が治っていくと言うことだ。
しばらく入っていると、他の人がやって来て、温泉に入ってきた。
「うぃ~っと、ん?先客か」
「はい。先に入ってました」
「そうかそうか。それとお前人族だな?」
「はい。そうです」
「そうか。俺は魔族だ」
「そうなんですか」
「?驚かないんだな。俺の正体を聞いたやつらは大体攻撃してくるか少なくとも警戒はするだがな」
と少し驚いてるようだった。
「失礼な事をお聴きしますが、あなたは攻撃してきませんよね」
「あぁ、当たり前だ」
「だからです。そちらが攻撃の意思がないのにこちらが攻撃しては敵が増える一方ですからね」
自分の思ったことを素直に説明すると少し考える素振りを見せてから、
「・・・・・そうか。なるほどな。分かったぞ。すまない。俺は先に出る」
そう言って、男の魔族は出ていったあとしばらくしてから僕も温泉から出るのだった。
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