合流
ベンチに座って、黒龍がしてくれたダメージフルーツ(凄く柔らかくて、甘くなっていた。)を食べながら二人で話していると、
「あーっ!見つけましたわよエマさん!」
「お二人ともこちらにおられたのですね」
「うん。ちょっと休憩してたんだ。黒龍、二人にもあれをあげて」
「うむ。二人とも。これをどうぞなのじゃ」
黒龍は二人にダメージフルーツ(黒龍がダメージを与えたあとのもの。)を渡した。
「ありがとうございます。・・・・・わっ!凄い甘くて美味しいですよ!マリナさん!」
「あ、ありがとうございますわ。・・・・本当ですわね!」
二人とも喜んで食べているのを母親のような暖かい目で見ていた黒龍達を微笑ましく(ダメージフルーツの残りを食べながら、)見ているのだった。
「ところで二人とも。宿は見つかった?」
「あっ、すいません!言うのをすっかり忘れてました!」
「宿は見つかりましたわよ」
「じゃあ案内してほしいんだけど・・・いい?」
「はい。勿論です!」
「こっちですわ。ついてきてくださいまし」
エマとマリナについていくのだった。
「「・・・・・ここです(わ)!」」
「ここは・・・・・・グリーンスライム亭?ここってもしかして………」
「はい!あのスライム亭の女将さんの妹さんがしているそうなんです」
「なるほど。じゃあ入ろうか」
そうして、僕達はグリーンスライム亭に入るのだった。
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