薬草を
said:エマ
私は、マリナさんとナリーサラに向かいながら、一人項垂れながら顔を赤めて叫んでいた。
「あ~~~!恥ずかしい恥ずかしい恥ずかしい恥ずかしい恥ずかしい恥ずかしいーーーー!!!」
回りに人は居ないが、いても気にしていられないくらい恥ずかしい気持ちになっていた。
「エマさん。そこまで恥ずかしがらなくてもいいと思いますわ」
マリナさんなりに私を慰めてくれているのは分かるのですが‥‥‥
「では、マリナさんなら私みたいなことがあっても耐えられますか!」
「・・・・・――――っ!!」
見事にマリナさんの顔が真っ赤になりました。想像してみて、凄く恥ずかしかったのでしょう。
「これで私の気持ちがわかりましたか?」
「―――えぇ。たっぷりとわかりましたわ」
顔が真っ赤なマリナさんを見ていて、急に、あれだけ恥ずかしかった気持ちが元に戻っていきました。
「そろそろ大丈夫そうです。ご主人様のために宿を探しに行きましょう!」
「エマさん!急に走ったらあぶないですわよ!」
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said:雪
「おっ。これもいい薬草だ。品質が良い薬草だと、ポーションにしたときの回復量もが全く違うからなぁ~」
そういいつつ、全国の日曜日お父さん状態化しながら草むしりのように薬草を取っていき、少なくなってきたところでやめる。
「黒龍。もうそろそろ終わらせるよ」
「もういいかのぉ?」
「うん。薬草は採取する場合に少し残しといた方がいいんだって」
読んでいたラノベからの情報である。
「なるほどのぉ。して主どの。そろそろいくかの?」
「確かに結構時間たったからもういいかな?‥‥じゃあ行こうか」
「了解じゃ」
黒龍との薬草採取を終えて、ナリーサラに向かうのだった。
読んでくださりありがとうございます。