修行開始
「このマジックバックは、具体的な重さだと100㎏入るんだよ。」
「あの……」
「んっ?何?」
「100㎏ってどのくらいなんですか?」
あーそうか、もしかしてこの世界は重さの単位がkgじゃないのか?
「えっと、ごめんね。100㎏って言うのは、ものすごい多く入るってことなんだ」
「そうなんですか!それなら先に教えてほしかったです・・・あんなに疲れなくて済んだのに」
「気をつけて」
エマたちに怒られていると、シンラさんが帰ってきた。
「シンラさん。早かったですね」
「あぁ用事が意外に早く終わったからな。それよりユキ」
「どうしました?」
「言っていただろ。戦うんだよ」
そう笑顔で言い放った。
暗い闇の中にいる見たいな感覚がある。それから少したって、頭の辺りにひんやりとした感覚が増えた。
その感覚で目を覚ました。目を覚ましておでこをさわると、どうやら冷たい感覚は冷やされたタオルみたいな物だった。
「あっ。目が覚めたんですね。具合はどうですか?」
何があったかを思い出し、答える。
「うん。とりあえず大丈夫」
「それならよかったです」
少し会話をしていると
「おっ!目が覚めたようだな」
「はい。お陰さまでありがとうございました」
「気にするな。それより、お前と戦って気がついたことがあるんだが言ってもいいか?」
ちょっと嫌味風に言ってみたけど気づいていないので話を進めることにした。
「はい。教えてください」
「じゃあ聞くが、お前自分のステータスを完全に使いこなしてないな」
「ギクッ」
そうわざとらしく口に音を出してしまうほどに動揺してしまった。
この世界に来る前はただの高校生。日本にいたときのステータスは戦うことなどないためこの世界の一般人より弱いくらい、その状態からいきなりステータスが上がりに上がって大変なくらい変わってしまったため、体二意識が追いついていないためステータスを完全に操れていないのである。
閑話休題
「なんか不自然だったんだ。そうだな、例えるなら・・・いきなり強い力を持ってしまったやつがなる感じと同じだな。強いのに弱いというか」
そこまで気がつかれている!ヤバイ!なんとかごまかさないと、焦っている間に自分の中で結論が出たらしく追及はなかったため
「ははっ、そうですね・・・」
と笑ってごまかすしかなかった。
「まぁ今の状態を直す場合、毎日俺と特訓をしたら、今まで以上に力を扱えるようになるだろう」
「ありがとうございます。ではもう1回お願いしてもいいですか。」
「ちょっと待て、今はまだ疲れているはずだからもう少ししてからにしておけ」
「わかりました。では少し休みます」
30分ほど休憩してから2戦ほど模擬戦が終わったタイミングでスゥさんがやって来た。
「ご飯が出来ましたので今日はここまでです」
「分かった、すぐに行く。お前らも来いよ」
「分かりました。今行きます。」
とついていき家に入り、手を洗ってからご飯がある場所に向かって、椅子に座った。
「美味しそう」
「あらあらありがとう」
スゥさんが持ってきてくれたご飯は、パンとシチューのようなものとステーキだった。シンプルに見えるけど、料理スキルを持っているからこそわかる、ものすごい手が込んでいる見ただけでわかる美味しい料理だった。
「少ししかなくてごめんなさいね。」
「いえ。突然お邪魔したのに作っていただいただけでもありがたいですし、手が込んでいて、凄い美味しそうです」
「それならよかった。では召し上がれ」
お腹が空いていたためその声を聞いて僕はすぐに食べ始めた。
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