シャルさんの話
「私は生まれた場所とは別の場所で育だったのです。ですが生まれた場所は派閥争いをしていた獣人族に襲われてしまい、別の獣人族の村に逃げたのです。」とシャルさんは話を始めた。
「ですがやはり違う獣人なので最初の頃は疑われました。この村を乗っとる気だとかですけどね。」と言って笑っているけど凄い辛そうだ。
「それでも何とか信頼されるようになったのですがそんな矢先大変なことが起こりました。」
「大変なこと、ですか?」
「はい。大変なことです。飢饉が起こったのです。それによって食べるものがなくなりどんどん仲間割れが目立つようになりました。なので食べる人を減らすために口減らしが起こりそうになりました。そして最初に選ばれたのが私だったのです。」と話を聞いてマリナが
「そんなのひどすぎるじゃないですか!」と怒っていたけどシャルさんは、
「私から言ったんです。その方がいいと。」と言ったのを聞いてマリナが怒りを納めたみたいだ。
「そうだったんですか。でもなぜ自分から?」でも何故かは気になるみたいで聞いていた。
「何故でしょうね?何故か自分から言っていたんです。」と言っていた。
「でもそれがあるから今がありますし。」と言って笑顔になっているのが印象的だった。
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