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番外編 勇気達は 8




俺達は雪に聞いて、蓮石島にやって来て、ムラクモと言う人物に会うためによくいると言われている孤児院に向かい、中に入るとそこにはムラクモは居なかったため、それにミリアさんの提案もあり、孤児院で待つことになった。だが、俺達は予想してなかった。


「まさか二日も待つことになるとは。」と、口にしてしまった。


「ん?何かあったか?」と言うのはその張本人であるムラクモ師匠だ。何故かそう呼べと言われているからだ。


「いえ。何でもないです。はい。」


「そうか。ならいい。」と満足そうにうなずいている。その様子を見ながら声を出して聞いた。


「あの~、ムラクモ師匠?」


「なんだ?何かあったか?」


「いえ。無いと言えば無くて有ると言えば有るんですが~。」とつい煮え切らないような感じで言ってしまった。


「言いたいことがあるなら言ってみろ。ちゃんと聞くぞ。」と言ったのでぶっちゃける。


「じゃあ師匠。なぜ今俺は防具なしの状態で更に木刀らしきもの一本でSSランクの魔物と対峙させられているんですかねぇ!?」と最後はついに問い詰めるような言い方になってしまったが仕方がないと思う。


「なぜなら修行だ。」と言い切られてしまい一瞬俺がおかしいのか?と思ったがその瞬間に対峙している虎型の魔物の爪がうですれすれに辺りかけて冷や汗が出てきた。


「やっぱりおかしいですって!俺だけ修行が厳しすぎじゃないですか!」


「嫌。他のやつらも厳しいぞ。」とムラクモ師匠は言うが、騙されない。


「それなら師匠。なぜ春野さんはあっちでミリアさんと楽しそうにお話をしているんですか!?」


「修行だからだ。」


「じゃあ真坂がハンモックみたいなもので寝ているのも?」


「修行だ。」


「他の皆の楽しそうな声が聞こえてくるんですが!」


「修行だ。」


「ちくしょう!修行って言葉が万能過ぎるっつのっ!」と、抗議している間にも攻撃をしてくるから油断はできない。まぁこのようなやり取りを繰り返してから、


「あー!もう殺ってやる!腹立つわー!」と言いながら少しやけくそ気味にキレてから向かっていったのだった。



読んでくださりありがとうございます。

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