マリナとの話
どうやらマリナが走っていった場所は行ったことのある場所だった。だから範囲総索術式の効果でマッピングしてあるのでマリナのいる場所が直ぐに分かった。
その場所とはついさっきまで自分達がいた森だった。辺りを見渡してもマリナの姿がなかった。マッピングしてあるとはいえここにいるってだけの曖昧な感じだからここまで来たら自分で探さないといけないことは分かっているので、探そうとすると、背中がほんのり熱くなってきて、何故だか分からないけど、何となく右に行った方がいい気がしたので右に向かうことにした。
右に向かって進んでいくとうずくまっているマリナがいた。
「マリナ。………だ、大丈夫?」と聞くと、顔が赤いまま
「大丈夫なわけないじゃ無いですか!」と起こった。
「あんな父を見たら恥ずかしいに決まっているじゃないですか!それに私だけならまだしもエマさんとユキさんにも見られたんですよ!だからこんなところまで逃げたくなりますよ!あー恥ずかしい~!」と叫びながらバタバタしている。それを見て、
「ねぇ、マリナ。マリナが恥ずかしい理由ってあの格好にたいしてだよね。」
「はい………そうです。」と言ったので、それなら早い。そう思って、
「多分それ。勘違いのはずだよ。」と言ったのだった。
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