クルスミさんの所へ
二人が何であんなに変な状態になったのかを聞くために、一旦二人に待っていてもらってクルスミさんの家に向かった。
家に着くと、入り口の辺りによくバカンスで使っていそうな椅子をおいてくつろいでいるところを見つけたので気配を消してクルスミさんから見えない位置から近付いて急に声をかけた。
「クルスミさん。楽しいですか?」
「ウワッ!誰だ!?・・・なんだ雪くんか。一体どうしたんだい?何かあったのか?それと久しぶり。」
「何故か久しぶりに会うはずなのに軽くありませんか……まぁ久しぶりです。少し聞きたいことがありまして。」
「何が聞きたいんだい?話せることなら話すけど?」
「実はですね………」と前置きしてから話をした。すると、
「あぁ。そう言うことか。エマちゃんの事なら分かるよ。」
「一体何があったんですか?」
「それはね、最初の頃にどれくらいの感じでやったらいいかわからなくて本気で戦ってたときにちょっとね、グルグルっとババババーンってなったりチュドーン!となったりしてね、やり過ぎちゃったみたいで……」と途中途中に擬音が入りながらも説明してもらった。それを聞いて、
「なるほど。そう言うわけでしたか。それなら分かりました。もう少し話をしたい気持ちもありますが二人を待たせているので戻ります。」と言って、返事を聞く前に戻ったのであった。
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