話を聞くことに
中に入ると、まだ同じ状態だったのでしばらく待ってからナキェさんに聞いてみた。
「ナキェさん。お久しぶりです。」
「ん?君は……あぁ!ユキ君か!久しぶりだねぇ。どうしたんだい?」
「その前にですね、今何をしているんですか?」
「今していることかい?魔力を上げるための訓練だよ。なぁファイン。」と、石をのせていたマリナのお母さんであるファインさんがいる方を見た。
「えぇ。そうですよ。今していることがユキさんには拷問に見えたのでしょう。確か昔どこかの国に行った際に見たことがありますから。ですがそのようなものではなくて、この石には魔力を使うと壊れるようになっているんです。壊すためにいる魔力を設定出来るので使用者の限界魔力より多めに設定することで魔力を増やさないと退かせないので結果的に増えるんですよ。」と教えてもらって納得した。
「と言うことは石を増やしたことも……」
「そうです。一枚だけだとこの人の魔力量が一枚分の限界を越えていますから増やさないと行けないんですよ。」
「そう言うことだったんですね。分かりました。」
「そう言うユキさんの目的はあの二人ですね。」
「はい。二人は今もあの場所に?」
「えぇ。そのようですね。強くなりすぎたみたいで最近はずっと二人で戦っているようですよ。いってみたらどうですか?」と言われたので早速二人がいる場所に向かうのであった。
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