宿の中は
宿の中に入ってみると、以外に人が少なかった。予想では一つしかない宿に時間帯で言うと夕方くらいに来たから混んでいると考えていたから少し拍子抜けだった。でもそんなことは気にせずに泊まるために宿の人を探していると奥からパタパタパタと歩いてくる音が聞こえた。
「は~い。お泊まりですか~?それともお食事ですか~?それともお風呂ですか~?」と言いながら緩い雰囲気ながらも若い旅館の女将さんみたいな人が来たので、
「すみません。全部大丈夫ですか?」と頼むと
「!は、はい~。大丈夫ですよ~。まずはお食事にしますね~。」といって少し慌てた様子で中に入っていったけどお風呂とか停まる話しはしないのかな?まぁ確かに中に入ったときからご飯が食べたくなってきたのでありがたい気持ちしかない。少し待つと暖かい湯気を出したスープとパンが出てきた。
「ごめんなさいね~。今日はお客さんが来ると思っていなかったからこれだけしかないの~。本当にごめんなさいね~。」と丁寧に謝られてついさっき慌てていた理由が分かった。
「いえいえ。食べることができるだけでもありがたいです。ありがとうございます。……ではいただきます。」と最後に小声で言いながら食べ始めた。美味しかったことと疲れていたこともあって直ぐに食べ終わった。
「すみません。ありがとうございました。それとお風呂はどこですか?」
「お風呂はこっちですよ~」と案内された場所は以外に広い普通の風呂だった。その風呂に入り終わってから会計はいつしますか?と聞くと明日纏めてお願いしますと言われたので、素直に渡された鍵の部屋に向かって、着いたとたん眠ったのであった。
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