扉の中には
扉の中に入っていくと、中には大きくて、深い青色の結晶体のような石とそのすぐ近くに丸まっている何か、どうやら紙らしきものが一枚おいてあった。怪しいなと思いながらもこれしか手がかりがないので拾って確認してみる。
『お前がこの紙を見ていると言うことは俺はもうここにはいないのだろう………』と、最初から破り捨てたくなることが書いてあったけどその気持ちをグッとこらえて続きを読むことにする。
『なんか破り捨てようとしなかった?ねぇねぇ、破り捨てようかと思ったでしょ。ハーッハッハー!』
「うるさいわ!」と紙につっこみを入れてしまった。
『まぁ、見ている人の漫才はさておき、』
「いや、絶対今の現状を見ているでしょうよ!」
『嫌々見てないよ。全く。』
「じゃあなんで言葉がわかるの!?」と大声を出して息が切れてきたので息を整えてからまたみた。
『まぁ、真面目にいきますが、あの石板を見て答えてきたのならわかるでしょう。まぁ、すべての答えはそこの記録石に俺の記憶が入っているんでよろ!』とここで終わっていた。
「半分が真面目な話じゃなかった。まぁ、書いてあった記憶石とやらを触りますか。」と一人で呟いてから、記録石をさわった。
!!!なんだこれ!熱い!体が焼ける!最後にそう思ってから意識が消えたのであった。
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