目的地である洞窟に到着(2)
読者様方。誠に申し訳ありません。前回の話にて、到着とありましたが、現在高校の体育祭等があり、疲れがたまってきていて、出そうと思っていた話が途中で切れてしまいました。本当にすみませんでした。
臭いのする方に向かっていくと、途中途中に岩が多くある場所や、湿地地帯があって、時間が大幅に増えてしまったけど、ようやく洞窟、と言うよりは洞穴についた。その近くは海になっていて、その海の方にも、モンスターは居なかった。
「やっぱりこっちの方にもモンスターはいないね。」
「だろうな。自分からしたら嫌な臭いがする場所に、自分から行きたい奴なんて殆ど居ないだろう。」という言葉でしっくり来た。だって、自分から嫌な臭いを自分から皆が嗅ぎに行くんだったら罰ゲームなんか流行らなかっただろうな。と思っていた。
「さて、じゃあ入ってみますか。」
「そうだな。」と言って、洞窟の中に入っていった。洞窟の中は意外に広く、中を全部見終わるにはすごい時間がかかった。でもそのお陰でわかったことがある。
元凶である人物が骨になって死んでいたのである。それも三人ほど。そして、三人が死んでいた場所には日記があった。
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○月□日
この洞窟を見つけることができてよかった。俺達が水の多い場所の近くの崖で魔物に襲われて、その崖から落ちて水に入ったときはどうなるかと思ったが、運は味方をしてくれたらしい。目を覚ますと近くにあったから入ってみたがここはいい。魔物も居ないから殺される心配もないしな。ちょうど何も書いてない紙があるから書いておこう。
○月○日
この洞窟に入ってから十日がたった。この洞窟は魔物が居ないからいいと思っていたが代わりに食料も無い。水はわいている場所があったからいいが、食料が無ければこのままでは死んでしまう。だから二人に近くに町があるかを探してもらうことにした。うまく見つかるといいが………
○月◇日
何てことだ。二人が帰ってこない。近くに町があれば食料を持ってきてもらう筈だったのに。一応二人に近くの石と木で作った槍を持たせたのだが何かあったのだろうか。俺達も同じものを作り向かったが、ここの魔物は強すぎる。全く攻撃が効かなかった。俺達は一応Cランクなのに、命からがら逃げてきた。ここなら大丈夫みたいだ。もう疲れた………
(ここから続きは書かれていない。)
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「・・・ねぇ、ムラクモ。見た?」
「あぁ。」
「と言うことは………」
「あいつらは嘘をついていて、しかも仲間だったみたいだな。」
「そうだね。じゃあ戻ってあいつらをこらしめますか。」そう決めて、洞窟の外に出た。そして戻るために一歩進むと、カチッ。と音が聞こえた。
「ムラクモ。何か嫌な予感がするんだけどーー!!」と言いながら、足下の地面が急に無くなって落ちていったのであった。
読んでくださりありがとうございます。