敵は
口を防がれている間にもドアを叩く音と、声が聞こえてきた。
「おーい。ミリアさんよぉ、金は用意できたかぁーい?」
「そうだ、そうだー!金をだせぇー!」と、明らかに原因だとわかる奴等みたいだ。
「ぷはぁ。・・多分ですけど原因は今の人達ですよね。」
「・・・・・はい。そうなんです。あの人達が急にやって来ては、お金を奪っているんです。抵抗すると、子供を殺すぞと言われてしまったらもう……」
「なるほど。この事をムラクモは知っているんですか?」
「知らないと思います。それに来ている人はよそから来た人だと思います。」
「何故ですか?」
「この島の人ならあの子が育ったことを知っているので、違うでしょう。それに、あの子が強いことを皆知ってますから。」
「そりゃそうですよね。・・・・分かりました。それなら倒してきます。では。」言ってすぐに、僕は外に向かった。
「はい?」後ろの方で何か言ったような声が聞こえたけどまぁいいや。早速倒しますか。と思い、何故か静かになったドアを勢いよく開けると、
「ん?何故お前がここにいる?」と言いながら、明らかについさっきドアの所にいたと思われる男を気絶させようとしているムラクモがいたのであった。まず言わせてもらおう。
「何でいるの!?」と、
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