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起きると




目を覚ますと、僕は、ソファーに寝かされていた。起きがけに、言っておく、


「知らない天井だ。」一応お約束をやっておく。こういうときにしか言えないし。これを勇気に言ったら、うらやましがるだろうな。何て考えていると、足音が聞こえた。どうやらこちらに向かってきているようだ。


「よいしょ、よいしょ・・・ガタンッ!バシャ! ………あーっ!目を覚ましたよ!!!」と言って、手に持っていた木の容器、どうやら水が入っていたらしい物を落としたことも気にせずに、走っていった。それをみたあとに、とりあえずバックから出した布で水を片付けていると、今度は大勢でやって来た。


「あいつを早く出ていかせ──・・・何してるんだ?お前?」と言って、皆が変な人を見る目で見てくる。なので、


「ん?見ての通りに、水を片付けているんだ。」と言うと、ついさっき今片付けている容器を持ってきてくれた子が、


「あー!忘れてたー!」と言ったことによって、子供達が僕の事を変な人を見る目で見ていたのが変わった。そしてひそひそ話を始めた。


(ねぇねぇ、あの人怪しい人じゃないと思うよ。私がこぼした水を片付けてくれているし。)


(まて、それが罠かもしれないぞ。)


(だって、私のしてしまったことまで計算してくることなんて出来ないと思うよ!)


(そんな誇らしげな顔をするな!)と言い合いをしていた。




(まぁ、僕に丸聞こえなんだけどね。)ステータスが上がったからか、異様に聴力も上がっているため、聞こえるのである。そして、子供達がひそひそ話をまた始めようかと言うときに、



「こら!皆なにをしているの!」と言う声が聞こえると、僕が最初にあった子供が


「逃げるぞー!」と言うと、まるで、話をつけていたかのように一目散に逃げていった。その様子を見て、ぽかーんとしていると、


「もうっ。あの子達は・・・あら?貴方がもしかして………」


「多分ですが僕のことかと、」と言うと、


「すいません!」と急に謝られた。え???



読んでくださりありがとうございます。

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