孤児院に
貰った地図を頼りにして孤児院にたどり着くと少し驚いた。僕のイメージだと、建物は大きいけどぼろぼろで荒れ果てていて子供達も元気がない、酷いイメージだったけど、ここは、大きいのは同じだけど、綺麗で、回りの地面も綺麗に整備してあって、驚いた。そして、子供達の元気な声も聞こえてくる。そして、孤児院に近付くと、そこには庭もあり、一角には何かを育てているみたいだった。
その庭で、遊んでいる多分孤児院の子供、に話を聞くために近付いていくと、話しかける前に僕に気がついたみたいで、こっちを見ると、慌てて走って、孤児院の中に、逃げるように入っていった。
疑問に思ったけど、まぁいいか。と思って、孤児院に入るためのドアを叩いた。
「すみませ~ん。」と言って、叩いても返事がなかった。五回ほど叩いたけど、返事がないので、鍵は空いているかな?と思って、ドアを開けると、一人の子供がぶつかるくらいの勢いで走ってきた。慌てて止めると、お腹に鋭い痛みがはしったと思うと、倒れてしまった。最後に覚えているのは、得意気な顔で、こっちを見ている、ぶつかってきた男の子だった。
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