船にて
眠っているとき特有の浅く、微睡んでいると、少し部屋の外が騒がしいような気がしたので、ベットから出てきて、部屋の外に出て見ると、クルーの皆さんが慌ただしく動いているので船長のいる場所に向かった。
外ではドカン!ドカン!と何かの音が聞こえる場所にいるみたいなのでそこに行くと、音の正体はどうやら大砲のようだ。
「何があったんですか?」
「ユキ様。モンスターが現れましてね。」
「どんなモンスターですか?」
「この海でよく見かけることができる魚型のモンスターです。色が白く、頭は三角形に尖っており、体と口が丸く、手足に吸盤がついているモンスターです。」と教えてもらった情報からイメージしてみると、何やら聞き覚えがある気がした。
「もしかして、名前はオクトパス・クラーケンと言う名前ですか?」
「いいえ。違います。」え?違うの?
「名前は、オクラーケンと言う名前です。」なんか悲しくなった気がする。と考えていると、黒龍が契約したときに使えるようになった念話を使ってきた。
『のぉ主殿。今、オクラーケンと聞こえたのじゃが。』
『知ってるの?』
『あれは魔王領にも居るからのぉ。』
『そうなんだ。』
『あれを倒してもいいか?食べたいからのぉ。』
『やっぱり食べることができるんだね。』と念話をしていると、船長が、
「ユキ様。大丈夫ですかな?急にボーっとして。」
「はい。大丈夫です。召喚獣で倒してもいいですか?」と聞くと、了承を得たので黒龍を呼び出して、倒させた。そして黒龍は、オクラーケンをそのままかじりついて食べているのであった。
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