王の所へ
流石にステータス任せに逃げようとしたら兵士の人が怪我をするので、まぁ、怪しいところだったら流石に逃げようと決心して、無抵抗で兵士の人に連れていかれ、着いた場所はこの国の王城だった。僕は何かしたか!?と思ったけど何かした記憶が無いので考えていると、下ろされた。
「ここで降りろ。」と言われて、ずっと同じ体制でいたので体が少し固まっていたので伸ばしていると、
「早く着いてこい。」と言われて着いていくと、着いた場所は前に入り、王様とあった部屋の前だった。兵士の人に
「早く中に入れ」と言われて、
「失礼します。」と言い入ると、中にはドワーフの王様であり、僕の友達でもあるヴァリスが一人でいた。
「おぉ。やっぱりユキだったか!」
「ヴァリス。久しぶりだね。もしかしなくても、君が呼んだの?」
「そうだ。門番から黒髪の男が来たとの情報が来たのでな。兵士に頼み、お前をここに呼んでもらったんだ。」
「そうだったんだ。でもそれなら言ってほしかったよ。」
「ん?何故だ?俺だと直ぐに分かっただろう。」
「分からなかったよ。兵士の人に急に連れてこられただけだからね。」
「そうだったのか………すまない。きちんといっておくべきだったな。」と頭を下げられた。
「いやいや。頭を下げなくてもいいよ!そこまで気にしてないから!」
「そうか………だったら、この城で住まないか?部屋が余っているからな。」
「でも宿を取っていたんだけど。」
「そうなのか。それなら兵士に頼んで宿に伝えてもらえばいいだろう。」
「そうだけど、行かなきゃいけない場所があるんだ。」
「行かなければいけない場所とはどこのことだ?」
「この国から出ている船で行ける小島だよ。」
「その小島なら今は行くことができないぞ?」
「え?なんで?」
「今の時期は海が荒れていて、船が出せないんだ。次に出るのはたしか、三日後くらいのはずだぞ。」
「そうだったんだ。・・・・それならお願いしてもいいかな?」
「あぁ。いいとも。部屋を用意させるから待っていてくれ。」と言って、ヴァリスは部屋から出ていったのであった。
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