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世界樹で
最初は大きな木に呆然としていたけどやっぱり、周りの雰囲気ががらりと変わっていた。例えるなら神聖な雰囲気?多分………
そして世界樹の周りを観察している間にナキェさんが世界樹の近くで跪いて話し出した。
「世界樹の守護様。この森に人族が侵入してしまい、私達が住んでいた場所の、森の一部の木や地面の草なども燃やされてしまいました。どうすればいいか、どうか教えてくださいませ。」とナキェさんは言ってから暫くすると、立ち上がり
「さぁユキ君。帰ろうか。」と言ったので、帰る前に少し世界樹を触っていいか聞くと、少し考えてから良いと言われたので触ってみた。すると、周りの景色がぶれたと思ったら、ナキェさんの動きが固まっていた。何かが起こったと思って辺りを見回すと、横の方から足元まである白色のワンピースみたいなものを着ている、女の子がいたのであった。
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