目を覚ますと
・・・・・・・ん?なんだか頭の後ろの方から柔らかい感触があるような? 何これ?と思い目を開けてみると顔を覗き込んでいるエマと目があった。「・・・・あっ!お目覚めになられたのですね。」と聞いているみたいだけど僕はそれどころでは無かった。
「うわぁ!」と言って飛び起きたがまだフラフラして倒れそうになって、エマに助けてもらった。
「何でここに居るか分かったの?」
「それはですね、今この場所でユキ様と会う前にムラクモに負けてしまったからです。」
「ムラクモ?それって誰?」
「ユキ様と戦っていたやつです。」
「そう言えば僕が気絶した後どうなったの?」
「あいつはですね、ユキ様が助けたハイエルフの子が説明するとユキ様の傷の辺りにポーションを掛けてから一緒に来たらしい人族を倒しにいきました。理由は何やら強い相手と戦って、武者修行が出来ると言われて思い着いていったのに、目的がハイエルフを拐うことだとは思ってなかった。だから罪滅ぼしも兼ねて倒して、助けてくる。とユキに伝えてくれと言っていました。」
「そうなんだ。それなら確認も兼ねて帰ろう。」と言って、助けたハイエルフの子と一緒にいたマリナも一緒に村の方に戻るのであった。
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