165/755
バトルの中盤
戦いながら勝つための攻略方法を考えていると、
「つまらんな。お前。」と急に言ってきた。
「何が、ですか?」
「お前は戦いを楽しんでいないだろう。戦いは楽しむべきだ。」
「普通は、楽しめませんよっ!」喋りながらも剣は止めない。
「そうか?だが、俺は楽しんでいる。」どんどん饒舌になっていっている。
「全力で考え抜き時には感覚に頼り、死力を尽くしても、勝てない相手がいるのは楽しいだろう?」と相手は笑顔で言ったのを聞いて、
「ハハハハハハ。」と笑ってしまった。
「ん?何がおかしい?」と真顔で聞いてきた。
「いや。そんな考え方はしたことがなかったので。」
「そうか。では再開するか。」と言って、気が付くと戦うのをやめていたのでまた武器を構えて、戦いを再開したのであった。
読んでくださりありがとうございます。