二人は警戒している
二人はポカーンとしているけど、今はそんなことよりもと思って、来栖さんに言った。
「なぜあなたは追い詰められている状態でネタを叫んでいるんですか!」と怒ると、
「いや~体がネタを叫べっ!ていったんだ。」
と悪びれもなく言った。
「もし、今のを他の日本人に聞かれていたら襲われますよ。」と心配すると、
「 _(^^;)ゞ 」と顔を顔文字のようにしていた。 来栖さんと、喋っている間に二人は回復したようで詰め寄ってきた。
「雪さん、お体は大丈夫ですか?」
「雪様。無事で良かったです!」と二人とも聞きながら体を触っている。それを見て来栖さんが、
「いや~、青春だね~」としみじみいっていた。
十分ほどエマとマリナが僕の体を確かめていると、急にハッ!としたような顔をなってから僕の事を二人の後ろに隠した。
「私の事がそんなにも怪しいかい?」と来栖さんが聞いても、
「グルグルグル」とエマは唸って、マリナは
「とてつもなく怪しいですわ。」と警戒していた。
「やれやれ。」といって肩をすくめてから、
「じゃあ私は帰るよ。じゃあね雪くん。」といって帰っていった。
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