一緒に向かう
ナキェさんと雑談しながら向かった場所は、離れた場所にある、一つの家だった。
「ここですか?」 「あぁ、ここにいるんだ。お~い、クルスミ。」と呼ぶと、
「ん?どうしたんだい?」といいながら出てきた女の人が家からでてきた。尖った耳で、顔の色が白くて美形の人が来た。
「ナキェ、どうしたんだ?」
「クルスミ、この子に魔法を教えてほしいんだ。」
「おや…………人族じゃないか。この国に来て、よく無事だったね。」
{えっ?なにか怖いことが聞こえたんですけど!}
「あの、どう言うことですか。」
「それはね、昔人族が侵略してきたから、今は物のやり取り以外は入れないんだよ。皆が魔法で攻撃するからね。君が人族で初だよ。それにエマちゃんも獣人族の中では初だよ。」 {ま、まじか………}
「僕はなぜ入れたんですか?」
「それは、マリナが一緒に居たからだよ。マリナが認めたから、皆のことを歓迎したんだよ。」
「なるほど。」
「さて、話は終わったのかぃ?」
「はい。」 「それで、この子に魔法は教えてくれるのかい?」
「あぁ。いいよ。私の名前はクルスミ・ライと言う名前だ。君は?」
「僕は、ユキ・タケウチと言います。よろしくお願いします。」と言ってから、ナキェさんにお礼を言いに行っていたので、
「…………………………………タケウチ ユキか」と言っていた言葉は聞こえなかったのであった。
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