一騒動あり
ロイタス平野にテントで一泊してから、出発した。
何度か、モンスターの縄張りに引っ掛かってしまって、戦ったりしたりした、ハプニング以外は平和だった。
ロイタス平野を歩き始めて七時間ほどで、大きな砦に着いた。
「お前達は何をしに来たんだ!」とハイエルフの兵士の人が言うと、マリナが一歩進み出て、
「私はロキュファリス=ナキェの娘、ロキュヒァリス=マリナ。村長に取り次いでほしい。」と言うと、
「し、失礼いたしました。少々お待ちください。」と、慌てながらもう一人いた、兵士の人に
「おい!早く村長に伝えて来てくれ!大至急だ!」
「わ、分かった。」と言って、砦の奥に消えた。そしてしばらくしてから、、大人数の足音が聞こえてきたと思うと、一人のハイエルフの人を先頭にして、やって来た。やって来たハイエルフの人に挨拶をするため、一歩進むと、
スパッと言う音が聞こえたと思うと、急に頬が暑いなと思い、さわると線が入っていて、微妙に切れていた。ビックリして、思考が止まっていると、
「お前がワシの大切な孫をたぶらかした男か!」と、言ったと同時に、その人の後ろのハイエルフの人がそれぞれ得意な魔法で、僕だけに攻撃してきたので、慌てながら逃げたのであった。
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