王との謁見そして戦い(前編)
「オラッ!」と荒々しい声を出しながら攻撃してくる。その攻撃を回避しながら思った。なんでこうなったんだろうと 、こうなったわけは少し前に遡る。
ご飯を食べるときに聞いたのだが、イライラしているときに倒した魔族が上級魔族だったらしく、ご飯を食べ終わってから直ぐに勇気達と王様に呼ばれた場所に向かったのであった。
王様が指名した場所に向かってからしばらくすると、ドワーフの特徴である小さい身長と立派な髭、それに冠を被っている人が来た。多分王様だと思う。
「おぉ。良く来てくれた。勇者一同とユキとやら。歓迎する。私の名前はヴァリス・ノーガンだ。」と言ってから聞いてきた。
「ユキと勇者で襲撃してきた魔族を倒したのは御主か?」と聞かれたので、
「はい。私と勇気で倒しました。」
「どのように倒したんだ?」
「それはですね、まず勇気が聖流波と言う魔法を使い、腕を切り、気がそれた所に風の光死鎌と言う魔法を使い、倒しました。」
「今名前が出た魔法をおまえたちいがいに使えるやつや使えそうなやつはいるか?」
「いいえ。無理だと思います。まず、聖流波は、勇者しか使えない聖魔法と言う魔法ですし、風の光死鎌は、反対の魔法である光魔法と闇魔法を同時に使い、二つの魔法の間に風魔法を挟むことで使えるようになります。まず、この魔法を使うためには、三つの属性を使えなければ行けませんし、魔法維持能力が高くないと出来ません。」と説明すると、
「それなら残念だな。ならば、お主がこの国の騎士となり働いてくれ。」と言われて、断ろうとすると、
「王様!このような怪しいやからを雇うのは危険です!それに本当に強いのかわかりません!どうせ勇者様達だけで倒したのに手柄がほしいからと頼んだんでしょう!こんなやつに騎士はふさわしくありません!」と、怒鳴る人がいた。
「じゃがヘカートよ。このものは本当に倒したと言っているぞ。」
「で、ですが嘘かもしれませんので、おい!お前!決闘だ!」と言って指差された。そもそも断ろうとしていました。と言おうとすると、王様が
「確かに見ていないから実力がわからないな。ならば、ユキとヘカート、お主ら戦え!拒否はできぬ。」と言われて戦うことになったのである。
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