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アルファポリス第2回歴史・時代小説大賞の結果を受けて

作者: 筑前助広

早いもので、あれから一年。

もう子どもも七か月になり、僕の執筆を邪魔するようになりました。

「一年」とは何とも長くて早い。

 アルファポリスで開催された、第2回歴史・時代小説大賞の結果が発表されました。


 まずは、長い戦いお疲れ様でした。


 結果は、大賞こそありませんでしたが、特別賞に「ケダモノ屋」「韓信」が選ばれ、両作品を読んだ身からすれば、納得の選考かと思います。


 今回僕は不参加でした。ですが、強い関心を持って大会を眺めておりました。

 というのも、第2回でコンクールの傾向が判るからです。

 前回、僕は「狼の裔」で特別賞を受賞しました。藤沢御大よろしく架空藩が舞台の、ハードボイルド時代小説です。また、同時に受賞した「鬼の棲む家」も多少IFはあれど正統派の時代小説。どちらも、転生やチートなどのテンプレ要素はありません。

 そう前回は非テンプレが受賞し、今回も非テンプレが受賞すれば、それが編集部の「求める作品」だと、ある程度判るからです。


 その上で今回の結果ですが、どちらも非テンプレ。つまり、編集部が求めている作品が、「現代人が転生しちゃう歴史・時代小説」ではないと、見る事が出来ます。

 それは、非テンプレを書く僕にとって、非常に好ましい傾向になりました。というのも、小説家になろうの日間ランキングにしても、コンテストのランキングにしても、転移・転生・チートが多い、いや多過ぎるのです。

 創作は自由です。どのような展開でも、面白い作品が正義だと思います。魔界転生したっていいでしょう。しかし、判っていても悲しい。時代小説ファンとしても、非常に残念な事態になっています。


 右も左も転生、転生。そもそも過去に転生ってなんやねん! と。


 そうした想いから、注目していたわけで、結果を見て、ホッとしました。参加してないというのに疲れました(汗)


 さて、次回のコンクールはどうなるでしょうか?

 正統派歴史・時代小説を書くのか? テンプレで押し通すのか?

 個人的には、第3回の動向が気になる次第です。

 歴史・時代小説のコンクールが減った現在、貴重な場として、アルファポリスには頑張っていただきたいと思います。



 追伸、第3回には僕も出す予定にしています。次回はコンクール初となる大賞を目指すつもりで書きますが、「狼の裔」が完結しておらず、まさに絵に描いた餅です。

 ですが、何とか参加したい。そう思った第2回でした。


狼の裔

http://ncode.syosetu.com/s9711b/

第1回歴史・時代小説大賞 結果

http://www.alphapolis.co.jp/contPrize/kekka/743000090/

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― 新着の感想 ―
[一言] お疲れさまでした。ランキングで目に留まり拝読させていただきました。 確かに架空の転生転移ものって歴史よりもSFと思った方がいいですね。 ……ということはSFジャンルで応募できる? なろうに…
[良い点] 前回は一応読者のポイント取った作品は大賞候補に挙がってたんですが、今回は「読者賞」だけで大賞候補にもなってないんですよね。一層、目的がはっきりしてきたのかな、と思います。 [一言] …もっ…
[良い点] 納得です。 [一言] まともな歴史小説を書かないとと痛感しました。
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