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夏生詩集3

作者: 夏生

すぐに変えるなんて

3ヶ月もたないなんて

根性なしだ

怠け者だ


ああそうかい


サイズの合わないくつ

長く履いたらどうなるか

かかとすれて傷だらけ

足の指まがり

脱いでも痛みそのまま

変形した足をひきずる

ことになる


それも勲章

努力の証

美しき足と

苦労賛美


ああそうかい


自分にあう靴さがして

さがして

何歩歩いても疲れない

一歩一歩踏み出せる靴みつけて

一生懸命動くよ


今履いている靴は

靴の方から私を脱ぎ出すようで

心地がわるいから

合う靴をさがしに行くよ


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― 新着の感想 ―
[良い点] 我慢が美徳という一見まともに思える価値観を「ああそうかい」と受け流しながら、最後に辿りついたのは悪戯に自分を押し殺すことなく生きていこうという結論。しなやかな強さを感じました。 [一言] …
[一言] 作品、拝見させて頂きました。 独特のテンポで綴られており、読む際にどこか心地よさが感じられる作品でした。 そして、読めば読むほど文章の深みが感じられてきます。 特に『心地がわるいから 合う…
2015/08/21 23:58 退会済み
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