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じょばれ! 〜城上女子高校バレーボール部〜  作者: 綿貫エコナ
第二章(城上女子) VS音成女子高校
55/374

ねたばれ4

『ねたばれ』は、城上女バレー部の日常を主に台詞で四コマ漫画風に描くものです。過度な期待はしないでください。

<登場人物>


宇奈月うなづき実花みか:バレー大好き少女。一年生。声が大きい。


三園みそのひかり:中学時代はリベロ。一年生。背が低く、癖っ毛。


藤島ふじしまとおる:中学時代はレフト。一年生。背がとても高い。


霧咲きりさき音々(ねおん):中学時代はセッター。一年生。部活の時以外は眼鏡。


北山きたやま梨衣菜りいな:中学時代は水泳部。一年生。漫画『High-Q!!』に感銘を受けた。


岩村いわむら万智まち:城上女バレー部・主将。二年生。テディベアに似ている。


立沢たちさわ胡桃くるみ:城上女バレー部・マネージャー。三年生。




 * 兄弟姉妹1


梨衣菜「三園殿って、なんか妹っぽいっスよね!」


ひかり「なんですか薮から棒に……。でも、合ってますよ」


透(三園さん、妹なんだっ! お、おにーちゃん、とか言うのかな……)


音々「藤島、大丈夫? 顔赤いわよ?」


実花「そういうまりーなはー?」


梨衣菜「ふっふっふ、当ててみろっス!」


ひかり「私を妹だと見抜きましたし、北山さんも妹なのでは?」


音々「あたしは姉だと思うわ。弟とかいそう」


透「わ、私は三園さんに一票!」


実花「じゃあ私はねねちんに一票! ただし妹がいる、で!」


ひかり「さて、正解は?」


梨衣菜「だらららーん(ドラムロール音)! 正解は霧咲殿っス! 自分、お姉ちゃんっス! ちょー可愛い弟がいるっス!」


四人「おおー!」




 * 兄弟姉妹2


透「なんだか面白いね。当たったら『やっぱり!』ってなるし、外れても『えっ、意外!』ってなるし」


梨衣菜「自分、こういう当てっこは得意っスよー!」


音々「へえ。じゃあ、あたしはなんだと思う?」


実花「はいはーい! ねねちんは妹だと思います! だから上目遣いで『実花おねーちゃん』って言ってください!」


音々「は、はあ!? なによそれ!?」


ひかり「霧咲さん、その後でいいので、ぜひ『ひかりおねーちゃん』もお願いします」


音々「三園まで!?」


透「『透おねーちゃん』……も、お願いします」


音々「やらないわよ!? やらないからね!?」


梨衣菜「この溢れ出る妹オーラ……間違いないっス、霧咲殿は妹っス!」


音々「正解だけど! おにーちゃんいるけど!」


梨衣菜・ひかり・透(っ!?)


実花「ほほう、『おにーちゃん』とな?」


音々「そ、そうよ! おに――あっ、兄貴がいるわね!」


実花「わたしねねちんがこんなに可愛い」




 * 兄弟姉妹3


梨衣菜「次は宇奈月殿っス!」


実花「よし、どんとこい!」


ひかり「いるとしたら、弟か妹な気がします」


音々「宇奈月、ちょっとあたしのこと『音々おねーちゃん』って呼んでみなさいよ」


実花「音々おねーちゃん!」


透(な、なんだろう、この強烈な違和感っ!)


音々「これは偽妹ぎもうとね。妹らしさの欠片もないわ」


ひかり「さすが本家本元は言うことが違います」


梨衣菜「わかったっス! 宇奈月殿は一人っ子っスね!?」


実花「はーい! まりーな、正解!」


ひかり「なるほど。それは何よりです。宇奈月さんみたいな(うるさい)のは一人で十分ですゆえ」


実花「ひかりんの言葉が日に日に鋭利になっててつらたんっ!!」




 * 兄弟姉妹4


音々「最後は藤島ね」


ひかり「なかなか難しいですね」


実花「とーるう、ちょっと『おにーちゃん』って言ってみて!」


透「お……『おにーちゃん』……」


梨衣菜「ふぉっ、こ、これは……!!」


音々「とてもいい『おにーちゃん』だわ」


ひかり「霧咲先生のお墨付きをいただきました」


実花「ってことは、とーるうは妹?」


梨衣菜「いや、そう決めつけるのは早計っス! 藤島殿、ちょっと霧咲殿に『音々、リモコン取って』って言ってくださいっス!」


音々「なんであたしなの!?」


ひかり(あとその台詞のチョイスは一体……?)


梨衣菜「はい、どうぞっス!」


透「え、えーっと……こうかな? 『音々、リモコン取って』」


音々「っ! これは……あるわねっ!」


実花「決まりでしょ!」


ひかり「兼ねてますね!」


梨衣菜「ずばり、藤島殿は姉であり妹――真ん中っ娘(スイッチシスター)っスね!」


透「せ、正解……!」




 * 兄弟姉妹5


ひかり「ふむふむ。お兄さんと弟さんがいらっしゃるんですね」


透「う、うん」


音々「やっぱ、あんたに似て背が高いの?」


透「あっ、えっ、それは……」


実花「とーるう?」


透(涙目)「……ど、どうせ家族で一番高いのは私だよぉ……」


梨衣菜「藤島殿ー!? 泣かないでくだされー!!」




 * 兄弟姉妹6


梨衣菜「先輩たちにも聞いてみようっス!」


ひかり「というわけで」


音々「まずは岩村先輩から」


実花「まっちー先輩、兄弟姉妹はいますかー?」


万智「その前に、どうして透ちゃんは泣いてるの?」


透(涙目)「そっとしておいてください……」


梨衣菜「むむむ、この気遣い力! お姉ちゃん力高し、っス!」


ひかり「しかしながら、岩村先輩は妹路線でもいけると私は思います」


実花「まっちー先輩、ちょっと『梨衣菜おねーちゃん』って言っていただけますか?」


万智「え、えっと……こうかな。『梨衣菜おねーちゃん』っ!」


梨衣菜「おお、なかなか……っ!!」


ひかり「どうでしょう、霧咲先生」


音々「これは――そうね、精度はとても高いけれど、残念ながら紛妹まがいもうとね」


実花「ということは、妹ではない!」


万智「えへへ、当たりぃ」


梨衣菜「かといって、お姉ちゃんでもない?」


万智「そういうことでぇす!」


ひかり「ですが、同じ一人っ子でも、宇奈月さんとは違う気がします」


万智「私、従兄弟姉妹が多いんだぁ。親戚一同の中では、ややお姉さん寄りって感じかなぁ」


四人「なるほど」




 * 兄弟姉妹7


胡桃「わたし? わたしは一人っ子だよ」


梨衣菜「ぐわー!? なんで先に言っちゃうっスか!?」


胡桃「わかりやす過ぎて、ひねりも何もないだろうと思って」


ひかり・音々・透(確かに!)


梨衣菜・実花「確かに!」


胡桃「ほら、全会一致」

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