ねたばれ4
『ねたばれ』は、城上女バレー部の日常を主に台詞で四コマ漫画風に描くものです。過度な期待はしないでください。
<登場人物>
宇奈月実花:バレー大好き少女。一年生。声が大きい。
三園ひかり:中学時代はリベロ。一年生。背が低く、癖っ毛。
藤島透:中学時代はレフト。一年生。背がとても高い。
霧咲音々:中学時代はセッター。一年生。部活の時以外は眼鏡。
北山梨衣菜:中学時代は水泳部。一年生。漫画『High-Q!!』に感銘を受けた。
岩村万智:城上女バレー部・主将。二年生。テディベアに似ている。
立沢胡桃:城上女バレー部・マネージャー。三年生。
* 兄弟姉妹1
梨衣菜「三園殿って、なんか妹っぽいっスよね!」
ひかり「なんですか薮から棒に……。でも、合ってますよ」
透(三園さん、妹なんだっ! お、おにーちゃん、とか言うのかな……)
音々「藤島、大丈夫? 顔赤いわよ?」
実花「そういうまりーなはー?」
梨衣菜「ふっふっふ、当ててみろっス!」
ひかり「私を妹だと見抜きましたし、北山さんも妹なのでは?」
音々「あたしは姉だと思うわ。弟とかいそう」
透「わ、私は三園さんに一票!」
実花「じゃあ私はねねちんに一票! ただし妹がいる、で!」
ひかり「さて、正解は?」
梨衣菜「だらららーん(ドラムロール音)! 正解は霧咲殿っス! 自分、お姉ちゃんっス! ちょー可愛い弟がいるっス!」
四人「おおー!」
* 兄弟姉妹2
透「なんだか面白いね。当たったら『やっぱり!』ってなるし、外れても『えっ、意外!』ってなるし」
梨衣菜「自分、こういう当てっこは得意っスよー!」
音々「へえ。じゃあ、あたしはなんだと思う?」
実花「はいはーい! ねねちんは妹だと思います! だから上目遣いで『実花おねーちゃん』って言ってください!」
音々「は、はあ!? なによそれ!?」
ひかり「霧咲さん、その後でいいので、ぜひ『ひかりおねーちゃん』もお願いします」
音々「三園まで!?」
透「『透おねーちゃん』……も、お願いします」
音々「やらないわよ!? やらないからね!?」
梨衣菜「この溢れ出る妹オーラ……間違いないっス、霧咲殿は妹っス!」
音々「正解だけど! おにーちゃんいるけど!」
梨衣菜・ひかり・透(っ!?)
実花「ほほう、『おにーちゃん』とな?」
音々「そ、そうよ! おに――あっ、兄貴がいるわね!」
実花「俺の妹がこんなに可愛い」
* 兄弟姉妹3
梨衣菜「次は宇奈月殿っス!」
実花「よし、どんとこい!」
ひかり「いるとしたら、弟か妹な気がします」
音々「宇奈月、ちょっとあたしのこと『音々おねーちゃん』って呼んでみなさいよ」
実花「音々おねーちゃん!」
透(な、なんだろう、この強烈な違和感っ!)
音々「これは偽妹ね。妹らしさの欠片もないわ」
ひかり「さすが本家本元は言うことが違います」
梨衣菜「わかったっス! 宇奈月殿は一人っ子っスね!?」
実花「はーい! まりーな、正解!」
ひかり「なるほど。それは何よりです。宇奈月さんみたいな(うるさい)のは一人で十分ですゆえ」
実花「ひかりんの言葉が日に日に鋭利になっててつらたんっ!!」
* 兄弟姉妹4
音々「最後は藤島ね」
ひかり「なかなか難しいですね」
実花「とーるう、ちょっと『おにーちゃん』って言ってみて!」
透「お……『おにーちゃん』……」
梨衣菜「ふぉっ、こ、これは……!!」
音々「とてもいい『おにーちゃん』だわ」
ひかり「霧咲先生のお墨付きをいただきました」
実花「ってことは、とーるうは妹?」
梨衣菜「いや、そう決めつけるのは早計っス! 藤島殿、ちょっと霧咲殿に『音々、リモコン取って』って言ってくださいっス!」
音々「なんであたしなの!?」
ひかり(あとその台詞のチョイスは一体……?)
梨衣菜「はい、どうぞっス!」
透「え、えーっと……こうかな? 『音々、リモコン取って』」
音々「っ! これは……あるわねっ!」
実花「決まりでしょ!」
ひかり「兼ねてますね!」
梨衣菜「ずばり、藤島殿は姉であり妹――真ん中っ娘っスね!」
透「せ、正解……!」
* 兄弟姉妹5
ひかり「ふむふむ。お兄さんと弟さんがいらっしゃるんですね」
透「う、うん」
音々「やっぱ、あんたに似て背が高いの?」
透「あっ、えっ、それは……」
実花「とーるう?」
透(涙目)「……ど、どうせ家族で一番高いのは私だよぉ……」
梨衣菜「藤島殿ー!? 泣かないでくだされー!!」
* 兄弟姉妹6
梨衣菜「先輩たちにも聞いてみようっス!」
ひかり「というわけで」
音々「まずは岩村先輩から」
実花「まっちー先輩、兄弟姉妹はいますかー?」
万智「その前に、どうして透ちゃんは泣いてるの?」
透(涙目)「そっとしておいてください……」
梨衣菜「むむむ、この気遣い力! お姉ちゃん力高し、っス!」
ひかり「しかしながら、岩村先輩は妹路線でもいけると私は思います」
実花「まっちー先輩、ちょっと『梨衣菜おねーちゃん』って言っていただけますか?」
万智「え、えっと……こうかな。『梨衣菜おねーちゃん』っ!」
梨衣菜「おお、なかなか……っ!!」
ひかり「どうでしょう、霧咲先生」
音々「これは――そうね、精度はとても高いけれど、残念ながら紛妹ね」
実花「ということは、妹ではない!」
万智「えへへ、当たりぃ」
梨衣菜「かといって、お姉ちゃんでもない?」
万智「そういうことでぇす!」
ひかり「ですが、同じ一人っ子でも、宇奈月さんとは違う気がします」
万智「私、従兄弟姉妹が多いんだぁ。親戚一同の中では、ややお姉さん寄りって感じかなぁ」
四人「なるほど」
* 兄弟姉妹7
胡桃「わたし? わたしは一人っ子だよ」
梨衣菜「ぐわー!? なんで先に言っちゃうっスか!?」
胡桃「わかりやす過ぎて、ひねりも何もないだろうと思って」
ひかり・音々・透(確かに!)
梨衣菜・実花「確かに!」
胡桃「ほら、全会一致」




