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self Wikipedia 1(城上女子:各章概要、登場校・登場人物一覧)

本編は次の話から始まります。


更新:251話現在。

<タイトル>


じょばれ! ~城上女子高校バレーボール部~


<あらすじ>


宇奈月うなづき実花みかは、バレーボールが大好きな少女。


小・中と両親の仕事の都合で転校を繰り返していた実花だが、高校は一所ひとところに落ち着くため、母親の実家から通える城上しろのぼり女子高校に進学した。

入学して数日後の昼休み、実花は、クラスメイトでバレー経験者の三園みそのひかりとともに、仮入部期間開始を待たずに体育館へと突撃。そこで昼練をしていた城上女子高校バレーボール部主将・岩村いわむら万智まちとマネージャー・立沢たちさわ胡桃くるみに出くわした実花たちは、二人から、現在バレー部員(選手)は万智一人で、試合に出るには最低でもあと三人の部員が必要だと聞かされる。


かくして、実花とひかりは新入部員獲得に向けて動き出す。


その先に待つ未来など知る由もなく。


 ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


これは、〝運命〟に逆らう少女たちが織り成す、王道・ガールズ・バレーボール・ストーリー。


<備考>


ここではプロローグ~第四章、第八章以降に主に登場する高校、人物を扱います。

第五章~第七章(明正学園)に登場する高校、人物については『self Wikipedia 2(明正学園:各章概要、登場校・登場人物一覧)』をご覧ください。








 ――ここより最新話までのネタバレがあります――








<各章概要>


○第一章 AT城上女子高校○

大会出場に必要なメンバーを集めるため、実花とひかりは胡桃がほのめかした人物――藤島ふじしまとおる霧咲きりさき音々(ねおん)をバレー部に勧誘する。

中学時代は名の知れた選手だった透と音々だが、それぞれの事情からバレー部への入部に前向きになれずにいた。

そんなとき、体育の授業で、実花・ひかりと透・音々は、バスケットのミニゲームで対戦することになった。



○第二章 VS音成女子高校○

去年のインハイ予選以後、城上女バレー部の選手は万智一人だった。

その間、万智は最寄りの高校――音成女子バレー部の練習に混ぜてもらう形で、バレー部の活動を続けていた。

新入生の仮入部期間が始まり、入部を希望する実花たちは体育館に集まった。そして、万智に連れられて音成女子の体育館へと移動する。上記のような事由のため、正式入部が決まるまでは、バレー部の活動は音成女子の体育館で行うという。

その初日。歓迎の意味も込めて、実花たち城上女バレー部と音成女子バレー部は、練習試合を行うこととなった。



○第三章 VS南五和高校○

城上女バレー部は、胡桃と万智に、実花たち五人の新入部員を加えて、正式に始動した。

その練習初日、実花たちは胡桃から、翌日に南五和高校との練習試合を組んだことを告げられる。

それは、二年前からとある事情で休部していた元部員を、バレー部に復帰させるための練習試合だった。



○第四章 AT石館商業高校○

四月末、日曜日。

その日は、城上女バレー部が部員不足のため参加を見送った、ブロック大会北地区予選が行われていた。

城上女バレー部は、北地区各校の偵察のため、胡桃を中心として全員で試合会場である石館商業高校へと向かった。



○第八章 VS明正学園高校○

五月第一週、大型連休。

インターハイ予選に照準を合わせ、練習の日々に明け暮れる城上女バレー部。

チームの更なる強化を図るため、胡桃が協力を仰いだのは二年前に城上女バレー部を県八強へと導いた前任の顧問――神保じんぼ沙貴子さきこだった。

現在は県庁地区の高校にて女子バレーボール部を指導する沙貴子は、胡桃の申し出を快諾し、その意に沿う形で三泊四日の合同合宿を主催した。

会場は、沙貴子の勤める私立明正学園高校。同校女子バレー部は、過去の実績に乏しい、いわゆる無名校。メンバーの大半が一年生だということ以外、確かな情報は何もないまま、城上女バレー部は連休を迎える。

正体不明の相手との邂逅は、すぐ目前に迫っていた。



○第九章 AT和田総合体育館(I)○

五月第一週、週末。

東・西・南・北・中央・県庁――各地区予選を勝ち抜いた代表校に、シードを加えた全三十四校が一同に会する、ブロック大会県予選。

小雨のちらつく第一日目。体育館内は、選手たちの気迫溢れる声に包まれていた。



○第十章 AT和田総合体育館(II)○

五月第一週、週末。

第二日目を迎えた、ブロック大会県予選。八強以上の強豪のみが集う体育館内は、殺気さえ感じるほどの激しい熱気に満ちていた。

偵察にやってきた城上女一行は、同じく偵察に来ていた明正学園一行と再会し、相席をすることになる。




<登場人物>


○北地区○


~城上女子~


城上女子高校(しろのぼりじょしこうこう):某県北地区にある高校。通称、城上女(じょじょじょ)。体育館はその外観から「パルテノン」と呼ばれている。チームジャージはネイビー


・バレーボール部関係者


宇奈月 実花(うなづき みか)

城上女子高校一年二組。15歳。身長165センチ。体重ヒミツキログラム。一人称は「私」。好きなサインは「(ぶい)」。

整った目鼻立ち、さらさらの黒髪ポニーテール、すらりと引き締まったスレンダーな体型を持つ。胡桃くるみ曰く「キレイ系美少女」。ひかりは「話すと『子供っぽくてちょっとうるさい人』」と評する。

バレーボールが大好き。小・中と両親の仕事の都合で転校を繰り返してきたが(早いときには一ヶ月通っただけで転校)、その際、転入先の条件に「バレー部があること」を必須とするほど。

城上女子高校のある某県北地区には、入学の前月に引っ越してきたばかり。同地区にある母親の実家に暮らしており、両親が引っ越しても城上女に通い続けることができる。

声が大きく、明るく活発な性格。

バレー経験者。頻繁に転校していたせいで、公式戦には数えるほどしか出ていない。渡り歩いた中学のバレー部は「強いとこは全国区」から「弱いとこは大会にもエントリーできないレベル」までピンキリだったが、本人は「色んなところで色んな人とバレーできていい経験になった」と語っている。

特に、小学五年生のときに所属していたチームで、自己最高の成績を残した。

バレーボール(五号球)を片手で掴む、181センチのとおるにスクリーンアウトをする、その状態から172センチの音々(ねおん)とリバウンド勝負をして勝つ、ブザービーターを決めるなど、身体能力の高さや運動神経の良さが目立つ。

音成おとなる女子との練習試合ではセッターを務める。両打ち(スイッチアタッカー)

みなみ五和いつわとの練習試合ではメインセッターを務め、途中でベンチに下がった。

明正学園との合同合宿では、基礎力の高さや持ち前の器用さを評価された。最終日の練習試合ではライトアタッカーを務め、チームの勝利に貢献した。


三園 ひかり(みその ひかり)

城上女子高校一年二組。リベロ。16歳(入学式の日が誕生日)。身長147センチ。体重はキログラムで量るのが便利です。一人称は「私」。

玉緒たまのお中学出身。通り名は「玉中たまちゅう紅一点こういってん《Fired Pinwheel》」。

薄茶色の癖っ毛頭に、どんぐり目が特徴。小柄。癖っ毛頭は、万智曰く「ふわふわしていて、撫でたら気持ちよさそう」。

小学二年生のときにバレーを始めた。中学でのポジションはリベロだが、背が低い=リベロと見做されるとむくれる。

同級生に対してもですます口調で喋る。感情表現は控え目だが、透曰く「静かに燃えるタイプ」。樒曰く城上女で「一番の負けず嫌い」であり、「あくなき闘争心の塊」。

同地区・同学年の透、音々とは、中学の大会で対戦経験があり、互いに顔見知り。一つ上の万智は、曰く「私が戦った玉中の紅一点は三園さんではなかった」らしく、ひかりのことは知らなかった。

透曰く「私たちの世代の地区ナンバー1レシーバー」。ひかり自身も、実花からその実力の高さを指摘された際、「同学年の中ではそうなのかもですね」と語っている。音成女子のリベロ・さやかからは「あの子パなくね? どこ中?」とぼやかれ、明正学園の夕里からは「むちゃくちゃ上手い」「反射神経と瞬発力がとにかくやばい」と評される。

みなみ五和いつわとの練習試合では、人数不足のためセッター対角として出場。本領の後衛レシーブでは可那かなを唸らせる好プレーを見せるも、前衛フロントではネットから指しか出ずに四苦八苦した。また、サーブにおいては無回転のフローターを披露し、狙い通りのコースへ打ってみせた。

明正学園との合同合宿、最終日の練習試合ではリベロを務める。随所で好プレーを見せ、注目を浴びた。

法栄大立華の三年・三園ひよりは実姉。半年以上絶縁状態が続いており、インターハイ県予選の決勝で相見えることを望んでいる。


藤島 透(ふじしま とおる)

城上女子高校一年一組。レフト。15歳。身長181センチ。体重不明。一人称は「私」。

落山らくざん中学出身。通り名は「くろ鉄鎚てっつい《Headlong Hammer》」。

本人曰く「肩も腰もがっしり骨太で、体力測定ではほとんどの分野で満点を取るほどの屈強で頑健な身体」。ひかり曰く「ぼんきゅぼんの恵まれた巨躯」。髪型は、少しハネ癖のあるセミショート。

臆病で、恥ずかしがり屋なところがある。恵まれた体格を自覚し、運動分野で他人から期待されることに慣れている。高校のクラスマッチのレベルなら体力勝負で負けることはない、と小さい頃からの経験を通じて確信している。

同地区・同学年のひかり、音々とは顔見知り。特に、音々がセッターを務めた霞ヶ丘(かすみがおか)中とは、中三の夏の大会で地区優勝をかけて戦い、勝利した。

ひかりに「この地区でバレーやってる女子で藤島さんを知らない人はもぐり」「私たち世代の最高」と称される有力選手。透がバレー部に入ることを渋っていると知った音々からは「もったいない」「続けてほしい」と言われている。一つ上の万智も「すごい有名人さん」とその通り名を記憶している。

その知名度は北地区に留まらず、東地区出身者が多数を占める音成女子でも、自己紹介の際にざわめきが起きるほど。また、隣県出身の夕里からも「超高校級ウイングスパイカー」と称された。

中二のとき、県選抜として上級生に混じり全国大会に出場。チームはベスト4の好成績を収める。

中三のとき、県選抜のエースとして全国大会に出場。四戦目で敗れる。

音成女子・南五和・明正学園との練習試合においてはレフトを務め、エーススパイカーとして活躍した。


霧咲 音々(きりさき ねおん)

城上女子高校一年一組。センター。15歳。身長172センチ(一年一組で透の次に背が高い)。体重不明。一人称は「あたし」。

霞ヶ丘(かすみがおか)中学出身。同中のチームカラーは純白スノーホワイト。通り名は「白刃はくじん《Snow on the Edge》」。

髪型は、一つも癖のないロングストレート。筋の通った高い鼻、切れ長の目、シャープな輪郭が、美少女というよりは美少年を思わせる。顔立ちはひかり曰く「かなりキツい印象」。透曰く「美人さん」。銀縁眼鏡を掛けている。バレーは小四から始めた。

言葉遣いや態度はややそっけないものの、対人関係を苦にしている様子は見られない。勝負事に熱い一面を覗かせるが、ひかり曰く「集中すればするほど、まったくの無表情」になり、「まるで機械みたいな」雰囲気になる。

同地区・同学年のひかり、透とは顔見知り。特に、透のいた落山らくざん中学とは、中三の夏の大会で地区優勝をかけて戦い、敗北した。後の県大会では一回戦で颯ら千川中と対戦、勝利。続く二回戦で破れた。

ひかりに「一年生のときからレギュラーを張り、引退するまで強豪・丘中を牽引し続けた不動の名セッター」で「私たち世代の最巧さいこう」と称される。実際ボールを扱う技術に長け、バスケットのミニゲームでは、ひかりのマークを物ともせずスリーポイントシュートを三本決めている。一つ上の万智も「すごい有名人さん」と、透とともにその通り名を記憶している。

ウイングスパイカーに憧れがあり、中学一年生のときに透を見て衝撃を受け、以降は複雑な思いを抱えたままセッターを続けた。

音成女子との練習試合ではミドルブロッカーを務め、アタッカーとしても通用するところを見せた。

南五和との練習試合では、前衛ではミドルブロッカー、後衛ではセッターを務めた。

明正学園との合同合宿では、パワー不足を指摘された。最終日の練習試合ではミドルブロッカーを務め、チームの勝利に貢献した。


北山 梨衣菜(きたやま りいな)

城上女子高校一年六組。センター。15歳。身長170センチ。体重不明。一人称は「自分」。

美那川みながわ中学出身。元水泳部で、本人曰く「中学の水泳界ではそこそこ上位の選手」で、「きた飛魚とびうお《Northern Volans》」と呼ばれていた。明正学園の芹亜せりあとは旧知の仲。

髪型は、涼やかなツンツンのベリーショート。バランスよく鍛え上げられた肉体、小麦色に焼けた肌、やや吊り気味の向上心溢れる目、爽やかな笑顔、語尾の「っス」と、典型的な体育会系女子。

バレーは初心者。漫画「High-Q!!」に感動してバレー部の門を叩く。

音成女子との練習試合ではミドルブロッカーを務める。高い運動能力と反射神経を活かし、Aクイックやブロックを決める。音々からは「ポテンシャルの塊」と評される。

南五和との練習試合では、全体的に技術が向上していたものの、できないことも多く、梨衣菜自身はもどかしさを感じていた。

明正学園との合同合宿では、初心者を脱し初級者となる。最終日の練習試合ではミドルブロッカーを務め、会得したAクイックやリードブロックでチームの勝利に貢献した。


岩村 万智(いわむら まち)

城上女子高校二年。レフト。16歳。身長155センチ。体重は「わりと」。一人称は「私」。

石館いしだて第一だいいち中学出身。同中バレー部では主将でエースを務めた。平均以下の身長ながら、「中学女子砲丸投げの県記録保持者」の肩書きに相応しい力強いスパイクを放つ。

通り名は「ガンタンク《Transistor Glamour》」。

城上女子高校バレーボール部主将。実花たちが入部するまで、同部のプレイヤーは万智一人だけで、一つ上のメンバーが引退してからは音成女子の練習に参加していた。

おっとりと間延びした声で話す。その声に違わず外見もおっとり系で、高校生だからという理由で染めた栗色のボブカットと小さくてつぶらな瞳が、胡桃くるみの家のベッドの枕元にあるテディベアによく似ている。

性格は自他ともに認める「がんばり屋」。ただしその定義について本人は、「一生懸命で真面目な努力家」ではなく、「我儘で頑固な意地っ張り」としている。

同地区・一つ下の透や音々のことは覚えていたが、ひかりのことは知らなかった。玉緒中、霞ヶ丘中とは対戦経験がある。静とは小学校が同じで、同じバレークラブ「きたかぜ」に入っていた。

音成女子・南五和との練習試合では、高さで勝る相手に臆することなくスパイクを叩き込んだ。その威力は凄まじく、相手ブロッカーの中には涙する者もいた。

明正学園との合同合宿、最終日の練習試合ではレフトを務める。持ち前のパワーを発揮するも、全国経験者の七絵に完封される。一人で立ち向かおうと意固地になっていたところを、胡桃や静に救われ、周りに目を向ける大切さを知った。

中学時代、自身がキャプテンだったときに部から去った後輩のことを、現在でも気に病んでいる。

実家はスポーツ用品店。母が他界していて、現在は父と二人暮らし。


立沢 胡桃(たちさわ くるみ)

城上女子高校三年。17歳。身長142センチ。体重*キロ。一人称は「わたし」。

城上女子高校バレーボール部マネージャー。バレーを観るのが好きで中学からバレーを始めたが、体格及び運動能力(50メートル走12秒、握力11キロ、上体起こし2回etc)に難があったため、高校では最初からマネージャーを希望した。

中央地区出身。みなみ五和いつわ可那かな小夜子さよことは同じ中学の出身で、元チームメイト。

訥々とした喋り方をする。万智曰く「策士」。何気ない仕草から実花の運動能力の高さを見抜いた。また、ひかり、透、音々の通り名及び三人が城上女子に在籍していることを知っていた。本人曰く「届きそうなものにはつい手を伸ばしてしまう性分」で、情報収集能力に長け、ひかりには「将来は探偵にでもなるおつもりですか?」とツッコまれている。

現在の城上女バレー部顧問・しきみがバレーに関して素人であるため、マネージャーとしてだけでなく、監督代理としてもチームに貢献するつもりでいる。

可那かな曰く、「一番生き生き」しているのは「はかりごとがあるとき」。また、いわゆる「いい性格」をしていて、「人が悪い」「性格が悪い」と言われても否定しない。

本人曰く「愛想がないのはデフォルト」だが、月美や沙貴子によれば改善している模様。


市川 静(いちかわ しずか)

城上女子高校三年一組。セッター。身長169センチ。一人称は「私」。

元城上女子高校バレーボール部部員。目が細い。毛先に癖のある明るい色の長髪を首の後ろでくくっている。ひかり曰く「とても大人っぽい」「お姉様」。

石館いしだて第二だいに中学出身。万智とは小学校が同じで、同じバレークラブに入っていた。同地区の透と対戦経験がある。

通り名は「静止せいし軌道きどう《Stationary Front》」。

争い事が嫌い。高一のインターハイ予選で南五和と対戦したときの一件をきっかけに、ポジション争いをする覚悟や勝利を渇望する気持ちの不足を痛感し、「サーブが打てなくなった」ことを理由にバレー部を休部。以後、二年近く部に顔を見せなかった。

胡桃の企みで、南五和との練習試合に途中から出場、周囲の後押しもあって部に復帰した。

ポジションはセッターで、小学時代からの付き合いである礼亜曰く、「最初から、狙ったところにボールを持っていくセンスがずば抜けている子だった」。当時顧問だった沙貴子からは「凄腕」と評される。

そのトス技術は、同じセッターである月美るみや元セッターの音々が嫉妬を通り越して尊敬の念を抱くほど。また、サーブにおいても抜群のコントロール力を誇り、サーブを受けた信乃ののは「触れたボールにホーミング効果を付与する特殊能力」があるのではないかと疑った。

明正学園との合同合宿、最終日の練習試合ではセッターを務める。休部していたことや、最上級生らしからぬ自身の不甲斐なさに引け目を感じていたが、窮地の万智を救いたい一心で吹っ切れ、少しだけ気持ちが前向きになった。


油町 由紀恵(ゆまち ゆきえ)

城上女子高校三年。身長174センチ。一人称は「私」。左打ち。

元城上女子高校バレーボール部部員。石館いしだて第四だいよん中学出身。

顔のパーツは全体的に猫っぽい印象。焦げ茶色のセミショートの髪に、軽いパーマが掛かっている。モデル体型で、長い手足が美しい。

城上女バレー部に入部するも、静の休部をきっかけに自身も休部。以後、バスケット部やソフトボール部でピンチヒッターとして活躍。「お助け油町」「代打の切り札」などと呼ばれている。

長身で運動神経も良いが、胡桃曰く「いわゆる『スポーツ万能』とは違う」。沙貴子曰く「ピーキーな速攻屋クイッカー」。

南五和との練習試合に途中から出場。ひかりに代わりライトのウイングスパイカーを務める。

サーブカットを全て他人任せにしたり、透の上げた二段トスを空振りしたりする一方で、静とのコンビ攻撃では可那をして「無茶苦茶」と言わしめるほどの強烈なスパイクを放つ。

その後、後衛バックに下がると、胡桃の采配でサーブを打つことなくひかりと交替した。

小学時代に、いちいのいたバレークラブ「たいよう」に入団したことがある。

明正学園との合同合宿、最終日の練習試合ではミドルブロッカーとして勝負所に投入される。しかし、第一セットでは、密かに関心を寄せていた芹亜に完封され、一切活躍することなくベンチに下がった。

自由奔放な性格で、静曰く「我が道を行き過ぎ」。


桑本 紀子(くわもと のりこ)

去年度の城上女子高校卒業生。身長166センチ。一人称は「私」。

元城上女子高校バレーボール部主将。霞ヶ丘中出身。ポジションはセンター。


美森 衣緒(みもり いお)

去年度の城上女子高校卒業生。身長157センチ。一人称は「私」。

元城上女子高校バレーボール部部員。ポジションはセッター。現在は浪人生。語尾に「★」がつくことがある。

箕輪みのわ中学出身。修英学園の千穂ちほは妹。


川戸 礼亜(かわと れいあ)

一昨年度の城上女子高校卒業生。身長164センチ。一人称は「私」。

元城上女子高校バレーボール部主将。愛称は「カトレア」。ポジションはレフトのウイングスパイカー。ひかり曰く「活発系な人」。

静とは小学校のバレークラブで出会ってから、中、高とチームを共にした仲。

当代では、北地区二位、県大会ベスト8の好成績を収めた。

高校卒業後、地元の国立桜田大学に進学し、現在二年生。南五和OGの里奈りなとは同じバレーボール同好会に所属しており、友人。

また、同好会の練習に参加していた明正めいじょう学園の七絵ななえとも面識があり、城上女と明正学園の合同合宿には二日目・三日目にスペシャルゲストとして参加した。


阿佐田 倫子(あさだ りんこ)

一昨年度の城上女子高校卒業生。身長168センチ。一人称は「あたし」。

元城上女子高校バレーボール部。愛称は「ダリア」。希和曰く「ギャル風」。

現在は隣県の元宮大学に在籍。城上女と明正学園の合同合宿には二日目・三日目にスペシャルゲストとして参加した。


根本 あかね(ねもと あかね)

一昨年度の城上女子高校卒業生。身長163センチ。

元城上女子高校バレーボール部。愛称は「アネモネ」。希和曰く「清楚系」。玉緒中出身で、ひかりとは面識がある。

現在は都の大学に在籍。城上女と明正学園の合同合宿には二日目・三日目にスペシャルゲストとして参加した。


山野辺 樒(やまのべ しきみ)

城上女子高校教諭。バレーボール部顧問。身長151センチ。一人称は「私」。

大学卒業後に教師になり、現在五年目。年齢は二十六。担当教科は国語。一年二組主担任。

城上女には去年赴任し、同時にバレーボール部の顧問を受け持った。母親の作る料理の美味しさと増減する脂肪に振り回される日々を送っている。

明正学園との合同合宿を経て、初めての顧問の仕事に受け身のままでいた意識を改める。合宿後、外部コーチ招聘に向けた準備を始める。


坂木 優(さかき ゆう)

求職中。身長177センチ。一人称は「おれ」。

元城上女顧問・神保沙貴子の夫である唯文とは、高校・大学時代のバレーボール部で先輩・後輩の間柄。その縁で、城上女子と明正学園の合同合宿にコーチとして参加、樒と知り合い、城上女の外部コーチに誘われる。

年齢は二十八。卵料理が好き。




・バレーボール部関係者以外


道重 幸子(みちしげ さちこ)

城上女子高校一年一組。15歳。身長159センチ。

中学時代にバスケ部だった。珠実と同じ中学の出身。透、音々らを誘い、クラスマッチのバスケットにエントリー、「優勝候補の一角」を自称する。透曰く、珠実とは「ライバル(?)」。


星野 珠実(ほしの たまみ)

城上女子高校一年二組。15歳。身長161センチ。

中学時代にバスケ部だった。幸子と同じ中学の出身。実花、ひかりらとクラスマッチのバスケットにエントリーする。実花を「ミカミカ」、ひかりを「ひかりん」と呼ぶ。


槇島 花織(まきしま かおり)

城上女子高校三年。身長169センチ。

城上女バスケ部主将。


花丸 陽子(はなまる はるこ)

城上女子高校教諭。年齢はアラフォー。身長158センチ。一人称は「私」。

丸眼鏡をかけている。恋バナになると目が輝く。




~石館商業~


石館商業高校(いしだてしょうぎょうこうこう):通称、館商(だてしょう)。北地区一位の強豪校。一昨年、去年の北地区一位も同校。去年の新人戦では県ベスト8。チームジャージは深紫色。

新旧二つの体育館を有し、北地区の大会の会場としてよく使われる。


・バレーボール部関係者


藤本 いちい(ふじもと いちい)

石館商業高校二年。身長179センチ。レフト。一人称は「僕」。

石館いしだて第三だいさん中学出身。当代の北地区ナンバー1ウイングスパイカーとして有名。金色の長い前髪を左に流し、右は耳(シルバーピアスを二つしている)に掛けている。筋が通った目鼻立ち、鋭く威圧的な眼光を放つ。

中学三年のときに県選抜メンバーとして全国大会に出場。レフトのウイングスパイカーとしてチームに貢献、全国ベスト4の成績を収める。

館商のエース。実花曰くその存在感は「圧倒的」。万智、音々、ひかりからは異口同音に「上手い人」と評価される。静曰く「おおよそレフトのウイングスパイカーとして身につけるべきあらゆる技術を有する」「今の二年生で最も優れたレフト・ウイングスパイカー」。高さもパワーもあるがそれに頼らず、高い技術力で以て相手の守備の穴を突く攻撃を得意とする。

透に対する当たりが厳しい。透曰く、中学時代に「何かあったわけではない」けれど、「私がおどおどしてるのが、気に入らない」らしい。

通り名は「千紫せんし万紅ばんこう《Kaleido Scope》」。


宝円寺 瑠璃(ほうえんじ るり)

石館商業高校二年。身長170センチ。センター。一人称は「私」。

石館第二中学出身。静のことが大好きで、「しずねえ」と呼んで慕う。城上女バレー部を休部していた静を、館商バレー部の活動に引き込んだ。本人の前では「被り過ぎ」なほど猫を被っているが、それは「しず姉が天使過ぎるのがいけない」らしい。

自称、北地区ナンバー1ミドルブロッカー。攻撃クイックを得意とし、速いトスを好む。時にセッターがボールに触れる前に踏み切ることもあるが、静曰く「トスを上げると打っちゃう」。

通り名は「飛行ひこう原石げんせき《Gem Lazuli》」。


佐々木 郁恵(ささき いくえ)

石館商業高校二年。身長168センチ。センター。一人称は「私」。

霞ヶ丘中出身。ラリー中でも、同じ位置、同じタイミングで速攻に入る「きっちりぴったりしたミドルブロッカー」。位置やタイミングは、セッターの要望によって調節が可能。

明晞曰く「危なっかしい瑠璃とは正反対で、決めるときは危なげなく決める」。

通り名は「可変翼かへんよく《Swing Wing》」。


日下部 杏子(くさかべ あんず)

石館商業高校三年。身長158センチ。リベロ。一人称は「私」。

玉緒中学出身。中学時代はセッター対角で、オーバーハンドでのカットや二段トスにも優れる。この点、中学時代にリベロだった140台のひかりや真直とは毛色カラーが異なる。

通り名は「した《Low Lander》」。


斎藤 明晞(さいとう あき)

石館商業高校三年。キャプテン。身長171センチ。レフト。一人称は「私」

石館第二中学出身。「(いちいを除いて)北地区で最も実力のあるウイングスパイカーの一人」。ポジションはレフトだが、ライトからでも問題なく打てる。そのため、玲子が前衛フロントにいる間はレフトのプレイヤーポジションを彼女に譲る。

通り名は「あけ一番星いちばんぼし《Gleam of Hope》」。


尾崎 玲子(おざき れいこ)

石館商業高校三年。身長172センチ。ライト。一人称は「わたし」。

石館第三中学出身。「(いちいを除いて)北地区で最も実力のあるウイングスパイカーの一人」。レフトからの決定率が高く、ライトではそれが下がる。セッター対角に配置されているが、いちいが後衛の間は明晞に代わりレフトのプレイヤーポジションを務める。

ストレートとクロスの打ち分けを得意とし、深いところへ刺さる、足の長いスパイクを打つ。

通り名は「帚星ほおきぼし《Tail Chaser》」。


柳 千里(やなぎ ちさと)

石館商業高校三年。身長164センチ。セッター。

石館第四中学出身。由紀恵や館商メンバーの多くは「センリ」と呼ぶ。小学校時代に、玲子やいちいと同じバレークラブ「たいよう」に入っていた。

瑠璃曰く「ドライでシビアなセッター」で、戦略的に不必要なことはしない。

通り名は「半径はんけいよんフィート《Single Step》」。




~玉緒第二~


玉緒第二高校(たまのおだいにこうこう):通称、玉緒第二(たまのおだいに)。現在の北地区で、館商に次ぐ有力校。その守備力は県内でも指折り。チームジャージは鮮やかな赤色。玉緒は英字で「TAMANOWO」。

めぐ血球けっきゅう《Floating Corpuscles》」と呼ばれるユニフォームは、番号と学校名以外、襟元から袖口まで全て単色の赤または白。


・バレーボール部関係者


半井 吹子(なからい ふうこ)

玉緒第二高校一年。身長141センチ。

玉緒中学出身。ひかりの友人。油断も隙もなく、しっかりしている。


瀬尾 千晴(せお ちはる)

玉緒第二高校一年。身長158センチ。セッター。

石館第三中学出身。


緋上 真直(ひのうえ ますぐ)

玉緒第二高校二年。身長149センチ。リベロ。一人称は「私」。

玉緒中学出身。ひかりの先輩。玉中時代は、一つ上の代から二年連続で正リベロを務めた。

定位置はエンドライン上中央。広い視野と守備範囲を持ち、的確な指示と判断力でチームを最後方から支える。

プレースタイルの特徴として、「ボールを背後に逸らさない」ことが挙げられる。

通り名は「玉中の紅一点」「最終さいしゅう防衛線ぼうえいせん《Red Line Keeper》」。


石蕗 千愛(つわぶき ちい)

玉緒第二高校二年。身長165センチ。センター。一人称は「私」。

玉緒中学出身。ミドルブロッカーながら、高いレシーブ力を有する。胡桃曰く「並のリベロとは代わる必要がまったくないほど」。


長谷川 香弥(はせがわ かや)

玉緒第二高校二年。身長169センチ。センター。

石館第二中学出身。同学年・同中出身・同ポジションの瑠璃を意識している。ブロックに優れ、玉緒第二の守備における前衛フロントの要石。

通り名は「射出しゃしゅつ軌道きどう《Slick Slider》」。


板野 万里(いたの ばんり)

玉緒第二高校三年。身長168センチ。レフト。

玉緒中学出身。ジャンプ力があり、実質的には170センチ級のウイングスパイカー。小学校からの付き合いであるセッター・娃佳(あいか)と組むことで、高さに速さが加わる。玉緒第二のエース。

最高到達点で『待つ』レフト平行を得意とする。

通り名は「いただきうえ《Over Top》」。


倉知 娃佳(くらち あいか)

玉緒第二高校三年。身長156センチ。セッター。一人称は「私」。

玉緒中学出身。ジャンプトスというよりは「ジャンプしてトス」と言うべきセットアップが特徴。同じ玉中出身者とのコンビネーションは抜群。

通り名は「つか《Pop the Clutch》」。


田村 真琴(たむら まこと)

玉緒第二高校三年。身長162センチ。ライト。

玉緒中学出身。玉中時代はセンター。ブロード攻撃を得意とする。

通り名は「えんそと《Rotary Cutter》」。


最上 瑶子(もがみ ようこ)

玉緒第二高校三年。キャプテン。身長163センチ。レフト。

落山中学出身。雰囲気や背格好がひよりに似ている。

基本的に忠実に、状況に対して最適に、常に可能な限りの最善ベストを尽くすプレースタイルで、胡桃曰く「抜群に安定感のある選手プレイヤー」。

通り名は「なべてならず《All Time Best》」。


寺尾(てらお)

玉緒第二高校監督。

キャプテンの瑶子が主導のタイムアウトでは、選手らに任せ、自ら発言することはあまりしない。




~修英学園~


修英学園高校(しゅうえいがくえんこうこう):通称、修英学園(しゅうえいがくえん)。新人戦では北地区三位。攻撃力のあるチーム。ユニフォームは水色と白。


・バレーボール部関係者


兵地 文香(ひょうち ふみか)

修英学園高校二年。身長168センチ。ライト。一人称は「わたし」。

芝越しばごえ中学出身。中学時代はエース。

修英学園のスタメンで唯一の二年生。いつきに次ぐスコアラー。ふかすようなスパイクでワンタッチアウトを取る「皮剥かわはぎ」を得意としている。

通り名は「皮剥かわはぎペティ《Petit Knife》」。


美森 千穂(みもり ちほ)

修英学園高校三年。身長158センチ。リベロ。一人称は「私」。

箕輪みのわ中学出身。城上女の衣緒の妹。語尾に「☆」がつくことがある。

バレーは中学から。姉の衣緒曰く、「運動神経抜群」「入部後一ヶ月で私を越えた天性センスの持ち主」。

回転レシーブを得意とし、スパイクカットに強い。

通り名は「転生てんせいしゃ《Rolling Star》」。


遠藤 かつき(えんどう かつき)

修英学園高校三年。身長161センチ。セッター。一人称は「あたし」。

塩谷しおや中学出身。滞空時間の長いジャンプトスからの、速いトス回しを得意とする。

通り名は「重力じゅうりょく《Zero Gravity》」。


大堂 斎(だいどう いつき)。

修英学園高校三年。身長170センチ。レフト。

小菅こすげ中学出身。修英最大のスパイカーで、エース。パワー溢れるスパイクを放つ。

通り名は「放漫ほうまん浪漫ろまん《Dynamite Might》」。


宝条 薫子(ほうじょう かおるこ)

修英学園高校三年。身長165センチ。センター。

松前まさき中学出身。技巧派の打ち手。胡桃曰く、「修英で一番の食わせ者」。

通り名は「小細工師こざいくし《Cheap Trickster》」。


吉倉 知佳子(よしくら ちかこ)

修英学園高校三年。身長169センチ。センター。

阿知須あじす中学出身。パワーで押すタイプのアタッカーで、ムードメーカー。

通り名は「ほのお残像ざんぞう《Phony Phantom》」。


湊 ゆかり(みなと ゆかり)

修英学園高校三年。キャプテン。身長164センチ。レフト。

春日かすが中学出身。

小学生の頃から天井サーブを得意とし、静曰く、「北地区の私たち世代で一度でも対戦した人なら、みんな覚えてる」。

通り名は「軌跡きせきおんな《Miss PARABOLA》」。




~落山北~


落山北高校(らくざんきたこうこう):通称、落山北(らくざんきた)。新人戦では北地区四位。攻守のバランスが取れていて、安定したチーム。ユニフォームは黒に山吹。ブロック大会北地区予選では、準々決勝で石館第二と県大会出場をかけて激突した。


・バレーボール部関係者


片山 忍(かたやま しのぶ)

落山北高校二年。身長164センチ。レフト。一人称は「あたし」。

落山中学出身。透の先輩。当代では透の対角を務める。落中時代は透に次ぐパワーアタッカー。コース打ちやフェイントは苦手。

あだ名は「ノブ」。


小椋 燿(おぐら よう)

落山北高校二年。身長170センチ。レフト。一人称は「俺」。

石館第三中学出身。中学時代は、いちいの対角を務めた。館三の「燈炯燿煌とうけいようこう《Radical Flames》」の「燿」。

落山北のエース。


朝霧 貴理子(あさぎり きりこ)

落山北高校二年。身長166センチ。センター。

石館第一中学出身。中学時代は、万智とともに一つ上の代に混じって試合に出ていた。


高橋 可奈子(たかはし かなこ)

落山北高校二年。身長145センチ。ピンチサーバー。

落山中学出身。小柄ながら、レシーブとサーブに優れ、中学時代はよく後衛の忍と交替した。スタメンではないが、準レギュラー扱いの選手。


本橋 真里亜(もとはし まりあ)

落山北高校二年。身長145センチ。マネージャー。一人称は「わたし」。

落山中学出身。


矢吹 奈央(やぶき なお)

落山北高校三年。キャプテン。身長160センチ。セッター対角。一人称は「私」。

落山中学出身。透の先輩。透には何か思うところがあるようで、透がブロック大会の会場に来ていることを知っても、「会うなら、コートの外より中のほうがいい」と直接顔を合わせることを避けた。


浅野 悦子(あさの えつこ)

落山北高校三年。身長161センチ。セッター。一人称は「私」。

落山中学出身。透の先輩。


真木 志乃布(まき しのぶ)

落山北高校三年。身長152センチ。リベロ。一人称は「私」。

落山中学出身。透の先輩。あだ名は「シノ」。


舞鶴 ちゆ(まいづる ちゆ)

落山北高校三年。身長168センチ。センター。一人称は「私」。

石館第二中学出身。静の同期。


本田 秀樹(ほんだ ひでき)

落山北高校監督。

あだ名は、名前と顎髭から「ひげぽん」。略称は「ぽん」。声が厳めしい。




~石館第二~


石館第二高校(いしだてだいにこうこう):通称、石館第二(いしだてだいに)。ブロック大会北地区予選では、準々決勝で落山北と県大会出場をかけて激突した。


・バレーボール部関係者


望月 炯子(もちづき けいこ)

石館第二高校一年。センター。身長173センチ(北地区出身の一年生で、透の次に背の高い選手の一人)。背番号7。一人称は「私」。

石館第三中学出身。館三の「燈炯燿煌とうけいようこう《Radical Flames》」の「炯」。特に姉・燈子とうこと合わせて「炎壁えんへき《Fire Walls》」とも呼ばれる。よう曰く、「望月姉妹は北地区最強のミドルブロッカー」。

ブロック大会北地区予選では、落山北高校との準々決勝第三セットにて、仁美に替わってスタメン起用される。

霞ヶ丘女子の燈子とは姉妹。


林 純子(はやし すみこ)

石館第二高校二年。身長156センチ。セッター。背番号5。

石館第三中学出身。


灰原 恭子(はいばら きょうこ)

石館第二高校二年。身長159センチ。控え。

霞ヶ丘中出身。ある程度仲良くなると先輩相手でもタメ口になる。


室井 冴利(むろい さえり)

石館第二高校三年。キャプテン。身長167センチ。レフト。背番号1。一人称は「私」。

石館第二中学出身。静の同期で、中学時代はエース対角を務める。


深山 寧子(みやま ねいこ)

石館第二高校三年。身長169センチ。センター。背番号2。一人称は「私」。

霞ヶ丘中学出身。音々の先輩。


相川 千波(あいかわ ちなみ)

石館第二高校三年。身長160センチ。ライト。背番号6。

霞ヶ丘中学出身。音々の先輩。


有沢 彩世(ありさわ あやせ)

石館第二高校三年。身長153センチ。リベロ。背番号12。一人称は「わたし」。

石館第一中学出身。万智の先輩。


國崎 時子(くにさき ときこ)

石館第二高校三年。身長161センチ。レフト。背番号3。

石館第四中学出身。由紀恵の友人。


服部 仁美(はっとり ひとみ)

石館第二高校三年。身長162センチ。センター。背番号4。一人称は「あたし」。

石館第四中学出身。由紀恵の友人。

ブロック大会北地区予選では、落山北高校との準々決勝第三セットにて、炯子と入れ替えでベンチスタートとなる。




~玉緒第一~


玉緒第一高校(たまのおだいいちこうこう):通称、玉緒第一(たまのおだいいち)。ブロック大会北地区予選では、準々決勝で修英学園と対戦した。


・バレーボール部関係者


笹川 芳花(ささかわ よしか)

玉緒第一高校。

玉緒中学出身。ひかりの先輩。




~石館第一~


石館第一高校(いしだてだいいちこうこう):通称、石館第一(いしだてだいいち)。ブロック大会北地区予選では、準々決勝で館商と対戦した。


・バレーボール部関係者


墨田 煌(すみだ ひかる)

石館第一高校二年。

石館第三中学出身。館三の「燈炯燿煌とうけいようこう《Radical Flames》」の「煌」。中学時代はライトでキャプテンだった。


飛田 新子(とびた にいこ)

石館第一高校。

落山中学出身。


小谷 架(こたに かける)

石館第一高校三年。

玉緒中学出身。当代の玉中レギュラーの一人。万里、杏子らとともに県ベスト8の好成績を残す。




~霞ヶ丘女子~


霞ヶ丘女子高校(かすみがおかじょしこうこう):通称、丘女(おかじょ)。ブロック大会北地区予選は不参加。


・バレーボール部関係者


多摩川 勝美(たまがわ かつみ)

霞ヶ丘女子高校一年。身長169センチ。レフト。一人称は「あたし」。

落山中学出身。中学時代は透の対角を務めた。


久々原 古夏(くぐはら こなつ)

霞ヶ丘女子高校一年。身長173センチ。レフト。右利き。

霞ヶ丘中学出身。同校の千冬とは双子の姉妹(二卵性)。

通り名は、千冬と合わせて、「両翼りょうよく《Winter Summer》」。


久々原 千冬(くぐはら ちふゆ)

霞ヶ丘女子高校一年。身長171センチ。ライト。左利き。

霞ヶ丘中学出身。同校の古夏とは双子の姉妹(二卵性)。

通り名は、古夏と合わせて、「両翼りょうよく《Winter Summer》」。


桜木 恷(さくらぎ やすみ)

霞ヶ丘女子高校一年。身長152センチ。リベロ。一人称は「わたし」。

石館第三中学出身。中学時代は一つ上の代から正リベロを務める。ひかりのことを意識している。

通り名は「はたらもの奥方様おくがたさま《Restless Mistress》」。


佐原 由利乃(さはら ゆりの)

霞ヶ丘女子高校一年。身長161センチ。左利き。一人称は「私」。

石館第一中学出身。同中出身の万智とは浅からぬ縁があるらしい。


望月 燈子(もちづき とうこ)

霞ヶ丘女子高校二年。身長174センチ。

石館第三中学出身。館三の「燈炯燿煌とうけいようこう《Radical Flames》」の「燈」。特に妹の炯子と合わせて「炎壁えんへき《Fire Walls》」とも呼ばれる。よう曰く、「望月姉妹は北地区最強のミドルブロッカー」。

石館第二の炯子とは姉妹。自身が不参加だったブロック大会北地区予選では、炯子の応援に訪れた。




○東地区○


~音成女子~


音成女子高校(おとなるじょしこうこう):通称、成女(なるじょ)。城上女子から、徒歩圏内。大きな川を超えたところにある。

東の覇者にして、県四強の一角。攻撃の〝蜂〟。その攻撃力と黄色地に黒縞のユニフォームから「どく蜜蜂みつばち《Killer Honey Bee》」の異名を持つ。モットーは「一撃決殺」。チームカラーは「蜂蜜色ハニーイエロー」。


・バレーボール部関係者


鈴木 アンドロメダ(すずき あんどろめだ)

音成女子高校一年。身長175センチ。センター。一人称は「私」。

一年生ながら、成女で一番身長が高い。高さを活かしたクイックや、ジャンプサーブを得意とする期待の新人。スポーツ特待で音成女子に入学し、練習には春休みから参加している。

控えのセンターで、城上女との練習試合では、キャプテン・つばめの代役を務める。

アンドロメダの名の由来は「苗字が普通だから名前は目立つように」とのこと。周りの多くは「アン」と呼ぶが、千嘉マリチカは「ドロメダ」、さやかは頑に「鈴木」と呼ぶ。

透とは面識があるようで、内心で「格上」と評するなど、一目置いている様子。

ブロック大会県予選では、ピンチサーバー・ピンチブロッカーとして起用された。


東 愛梨(あずま あいり)

音成女子高校二年。身長171センチ。現在はセンター。中学時代はセッター。一人称は「私」。

耳を覆うくらいの長さの、さらさらしたショートカット。中性的な顔立ちに、泣きボクロが特徴的。

Aクイックの途中からCクイックへと切り替えることができるなど、センターとして高い技量を持つ。

リベロのさやかとは小学校からの腐れ縁で、「さーや」と呼ぶ。バレーはさやかに誘われて、中学から始める。中学時代に県大会に出場しており、透のことを見かけている。

うしお第一だいいち中学出身。


浦賀 さやか(うらが さやか)

音成女子高校二年。身長158センチ。リベロ。一人称は「あたし」。

長い黒髪をツインテールにしているが、ざっくばらんな性格とはすっぱな言動に合っていないと周囲からは不評。愛梨曰く「黙っていればお似合いなのだが」。万智曰く「さやかちゃんは、真面目そうに見えるけど、見えるだけ」。

バレーを始めたのは小三から。愛梨とは小学校からの腐れ縁で、「あーり」と呼ぶ。中学の時、愛梨をバレー部に誘った。

潮第一中学出身。県選抜メンバーとして全国大会に出場し、いちいらと共に全国の舞台でプレーした経験を持つ。


楪 亜希子(ゆずりは あきこ)

音成女子高校二年。身長151センチ。マネージャー。Eカップ。


相原 つばめ(あいはら つばめ)

音成女子高校三年。身長170センチ。キャプテン。センター。一人称は「私」。

試合中にも関わらずメンバーへのダメ出しを行い、「あとで特訓」と脅しを掛けるなど、スパルタ指導が目立つ。透曰く「厳しい」「恐い」。梨衣菜曰く「格好いい」。つばめ不在の状況で千嘉マリチカに振り回されていた美波が助けを求めるなど、普段からキャプテンとして手腕を振るっていることが伺える。

その実力は確かで、センターとして速攻やブロックに優れるのはもちろん、二段トスを三枚ブロックの上から打ち抜く力強さも併せ持つ。美波からは千嘉マリチカとともに怪物バケモノ呼ばわりされている。

梨衣菜と趣味が合致しており、自ら新人指導を買って出て、その日のうちに仲良くなった。


獅子塚 美波(ししづか みなみ)

音成女子高校三年。身長165センチ。副キャプテン。セッター。一人称は「私」。

ジャンプフローターサーブを得意とし、伸びる・落ちる・曲がるを自在に使い分けるという謎の技術(真偽不明)を有する。城上女との練習試合ではサーブだけで4得点を決める。

つばめの不在時にゲームキャプテンを務める。「私にあいつの手綱は握れない」と匙を投げた千嘉マリチカを初め、個性の強い(あるいはマイペースな)レギュラーの三年生の中にあって、緩衝材として後輩のフォローに回ることが多い。

時と場所に関わりなく、他人を許可なく揉む悪癖クセがある。


鞠川 千嘉(まりかわ ちか)

音成女子高校三年。身長173センチ。レフト。一人称は「私」または「マリチカ」。

押しも押されぬ成女のエース。愛称は「マリチカ」。ちゃきちゃきな喋り方をする。自らのスパイクに絶大な自信を持っており、自分が得点を決めることを前提に物事を考える(美波曰く「マリチカ理論」)。城上女との練習試合では、10本のスパイクを打ち、うち8本を決めた。

「点は貰うものではなく奪うもの」という成女の「一撃決殺」を体現する存在。県内随一のウイングスパイカーで、美波は「怪物」「最強」と評する。また、スパイクだけでなく、レシーブでもファインプレーを見せる。

江籠えご中出身。三年生のとき、中学総体でブロック大会に進出し、獨楢中と対戦する。

中学では県選抜、高校では前年度国体を経験した。


柴田 和美(しばた かずみ)

音成女子高校三年。身長168センチ。レフト対角。一人称は「わたし」。

成女で一番バレー歴が長く、スパイク、レシーブともに安定している。特に処理の難しいボールに対しては、最善ベストより次善ベターの結果を残すことを優先し、「繋ぐ」バレーを得意とする。そのプレイスタイルは常に最善の結果を出す表エースの千嘉マリチカと対照的。雰囲気についても同様で、千嘉マリチカの苛烈さを中和することができる。

髪型はモコモコしている。愛梨のことを「あーちゃん」、つばめのことを「つーちゃん」、千嘉のことを「ちーちゃん」などと呼ぶ。


佐間田 芽衣(さまだ めい)

音成女子高校三年。身長169センチ。セッター対角。一人称は「私」。

エース・千嘉マリチカに次ぐスコアラー。鋭いクイックや時間差攻撃を得意とする。また、ブロックを見て咄嗟にフェイントに切り替えるなど、判断力にも優れる。

サーブカットのミスを直後に決めたスパイクで帳消しにしてくれ、などと時に浮世離れしたことを言うが、美波や千嘉マリチカからは「芽衣サマメィなら仕方ない」と容認されている。本人曰く「私は来たトスを決めるだけ」。

髪の毛は巻いている。愛称は「サマメィ」。通り名は「雹嵐ひょうらん《Hail May》」。

中央地区、大田第一中学出身。南五和の月美、及び妹の珠衣みいとは元チームメイト。妹の芽衣とともにダブルエースとして活躍した。珠衣との関係は複雑。


監督

音成女子高校監督。二十代後半女性。一人称は「私」。

希和曰く「遣り手の女王蜂」のイメージ。




〜潮第一〜


潮第一高校(うしおだいいちこうこう):通称、潮第一(うしおだいいち)。東地区一位。ツーセッターを伝統にしている。ユニフォームは白銀に群青ライン。


・バレーボール部関係者


五反田 媛子(ごたんだ ひめこ)

潮第一高校三年。身長168センチ。キャプテン。セッター兼ライトアタッカー。一人称は「あたくし」。

きらきらに波打つゴールデンブロンドの巻き毛をハーフアップにし、頭上にダイヤモンド(?)を散りばめた細身のティアラをつけている。碧眼。遊曰く「お姫様、という言葉がこれほど似合う人もいない」。

通り名は「五彩ごさい嬋媛せんえん《Princess Principles》」。


知恩院 侑里(ちおんいん ゆり)

潮第一高校三年。セッター兼ライトアタッカー。

媛子のことを「姫」と呼ぶ。周囲の認識は、媛子と合わせて「絢爛なるお姫様とその忠実なる従者」。




〜池ノ島〜


池ノ島高校(いけのしまこうこう):通称、池ノ島(いけのしま)。狂戦士団(パーティー・ピーポー)と呼ばれ、特殊なチームコンセプトを持つ。東地区三位。




○中央地区○


~南五和~


南五和高校(みなみいつわこうこう):通称、南五(なんいつ)。中央地区一位の強豪校。二年前のインハイ県予選では、二回戦で城上女に敗北し、ベスト8を逃した。去年の新人戦の成績は県ベスト8。準々決勝で音成女子に破れた。


・バレーボール部関係者


烏山 史子(からすやま ふみこ)

南五和高校一年。身長155センチ。マネージャー。一人称は「私」。

バレー未経験者。可那の髪の色に驚いているうちに入部していた。苗字は「とりやま」ではなく「からすやま」。

多感で、はるからは「チョロ山さん」と揶揄されている。


生天目 信乃(なばため のの)

南五和高校二年。身長183センチ。ライト(スーパーエース)。左打ち。一人称は「私」。

高校からバレーを始めた。去年の新人戦でデビューし、大活躍。以来「県内最高の左」の名で通っている。その高さは梨衣菜曰く「別次元てんくう」。

城上女との練習試合では、初見の透を一発目からシャットアウト、スパイクをフロントゾーンに叩き付けるなど、その通り名に違わぬ実力を見せる。

ブロック大会県予選準々決勝では、純と愛の二枚ブロックを破る、強烈なバックアタックを披露する、などの活躍を見せるが、経験の差に苦しんだ。


結崎 はる(ゆいざき はる)

南五和高校二年。身長175センチ。センター。一人称は「はる」。

頭の上にお団子が二つある。チーム内では信乃に次ぐ長身で、ムードメーカー的存在。

高さを活かした速攻を得意とし、「大抵の相手はノリ任せでも決められる」。城上女との練習試合では、その「大抵の相手」に含まれない透にシャットアウトを食らうが、直後に切り替えてフェイントを決めてみせた。

お調子者な一面があり、一時の気分でサービスエースを狙うことも。ただ、城上女との練習試合では不発に終わり、可那に睨まれた。

雫のことを「ズクズク」、珠衣を「ミィミィ」、信乃を「ノンノン」などと呼ぶ。

結崎家の卵焼きは甘い。


赤井 雫(あかい しずく)

南五和高校二年。身長167センチ。レフト。一人称は「私」。

楕円形の眼鏡を掛け、セミロングの髪を首の後ろで一つ結びにしている。可那相手でも物怖じしない勝ち気な性格で、負けず嫌い。

月美曰く「筋トレマニア」で、力強いスパイクが持ち味。南五和で最も腕相撲が強い。中学時代は中央地区の強豪校で一年生の頃からエースを張っていた実力者。

自身がエースであることをしばしば主張する。熱くなっているときには、やや低いトスを好む。


佐間田 珠衣(さまだ みい)

南五和高校二年。身長171センチ。センター。一人称は「珠衣ミィ」。

大田第一中学出身。月美、音成の芽衣と同じ中学で、姉の芽衣とともにダブルエースとして活躍した。胡桃曰く「大田おおた一中いっちゅうの佐間田姉妹と言えば、中央地区で知らない人はいない」ほどの有力選手。

中学三年のときに、控えながらも県選抜メンバーとして全国大会に出場した経験を持つ。通り名は「暴風ぼうふう《Howl Me》」。

高く重い速攻クイックを得意とし、三枚ブロックも苦にしない。ミドルブロッカーとしても優秀で、城上女との練習試合では、音々や梨衣菜はもちろんのこと、透からもワンタッチを取っている。

髪の毛は巻いていて、長く伸ばして二つ結びにしている。

佐間田妹サマミィ」と呼ばれることを嫌う。姉の芽衣との関係は複雑めんどう


有野 可那(ありの かな)

南五和高校三年。身長150センチ。リベロ。一人称は「あたし」。

胡桃曰く「中学時代からとにかく騒ぎばかり起こして」いて、月美るみ曰く「南五和高校のナンバーワン問題児」。その素行と、黄色に染めた髪、及び高く澄んだ声から、「あば金糸雀カナリア《Untamable Canary》」の異名を持つ。

胡桃と小夜子と同じ中学の出身で、元チームメイト。

サーブカットを得意とし、レシーブと同時に大声でアタッカーを鼓舞する。実際的にも精神的にも南五和の攻撃の中心。梨衣菜曰く「マリチカ殿がリベロだったらこんな感じ」。

ただし、珠衣曰く「サーブカット以外はムラっ気がある」。ノーマークで打たれた梨衣菜のスパイクをあっさり拾っていたことから、反射神経に優れ、スパイクカットそのものは不得手ではないことが伺えるが、ラリー中に自らの判断で定位置から離れることが多く(梨衣菜曰く、ひかりやさやかに比べて「やたらと動きが自由」)、本来の位置にいればチャンスだったボールを取りこぼしたりしている。

高一のとき、インターハイ県予選に高熱を押して出場、二回戦で城上女と当たり、三セット目の途中で気を失った。約二年後、胡桃の企みで、その時にピンチサーバーとして出場していた静との再戦を果たし、ケジメをつけた。


逢坂 月美(おうさか るみ)

南五和高校三年。身長164センチ。セッター。一人称は「わたし」。

大田おおた第一だいいち中学出身。同中出身者に、芽衣と珠衣(佐間田姉妹)がいる。

ゆったりとしたセットアップから、ボールに触れた瞬間加速するような独特のトスをする。透曰く、「トスそのものは霧咲さんと同じくらい速い」。

観察眼に長け、試合中は対戦相手のことを頻繁にちら見する。その視野の広さから県内随一のツーアタック決定率を誇り、「梟眼きょうがん《Night Watch》」の通り名を持つ。

珠衣曰く「可那さんのサーブカットと月美さんのトスは南五和の生命線」。「チームの遊び部分」で「誰かが不調のとき、そこに負担が掛からないようバランスを保つ役目を担っている」。

高い実力を持つ静のことを気にかけている。


江木 小夜子(えぎ さよこ)

南五和高校三年。部長。身長163センチ。レフト。一人称は「私」。

前髪ぱっつんショートカット。胡桃と可那と同じ中学の出身で、元チームメイト。

現在の南五和のスタメン(リベロの可那を除く)の中で最も身長が低く、二年生四人による「エース争い」には参加しないが、状況如何では積極的に攻撃の意思を示す。

はる曰く、相手ブロッカーが高いときには「当てにいくことが多い」。城上女との練習試合では、静と音々からブロックアウトをもぎ取った。

可那のお守役で、可那が他校の選手などと衝突しているときには、間に入って事を収める。

通り名は「うるわしの小夜啼鳥さよなきどり《Obedient Nightingale》」


片桐 里奈(かたぎり りな)

一昨年度の南五和高校卒業生。身長164センチ。一人称は「私」。

南五和高校バレーボール部の二代前の部長。可那は「かったりーな先輩」と呼ぶ。ポジションはセンター。

現在は大学生。桜田大学に在籍し、城上女OGの礼亜とは同じバレーボール同好会に所属しており、友人。また、同好会の練習に参加していた明正学園の七絵とも面識があり、城上女と明正学園の合同合宿には二日目・三日目にスペシャルゲストとして参加した。


柴山 新太(しばやま あらた)

南五和高校監督。

男性。年齢は四十手前。校内随一のハンサム教師で、担当は英文法。




~大田第二~


大田第二高校(おおただいにこうこう):通称、大田第二(おおただいに)。中央地区二位の強豪校。立地的に、大田第一中学出身者が多い。


・バレーボール部関係者


日比谷 まもり(ひびや まもり)

大田第二高校二年。身長148センチ。リベロ。

大田第一中学出身。


国木田 弥子(くにきだ やこ)

大田第二高校二年。身長160センチ。セッター。一人称は「あたし」。

大田第一中学出身。両利きで、セットアップの位置や向きを自在に変更できる稀有な才能を持つ。通り名は「叛逆はんぎゃく御手みて《Reversible Chiral》」。


矢野 十稀子(やの ときこ)

大田第二高校二年。身長175センチ。左打ち。

大田第一中学出身。純、信乃に次ぐ、県内屈指のサウスポー。大田第二のエース。

通り名は「十字じゅうじ弩砲どほう《Arrow Crossbow》」。


高天原 遊(たかまがはら ゆう)

大田第二高校三年。身長165センチ。キャプテン。レフト。一人称は「私」。

大田第一中学出身。中学時代もキャプテンを務めていた。

通り名は「天遊てんゆう《Day Patroller》」。


村沢 竜胆(むらさわ りんどう)

大田第二高校三年。身長170センチ。ミドルブロッカー。

ローテによってはレフトを務める。


来布 佑乃(らいふ ゆの)

大田第二高校三年。身長169センチ。副キャプテン。ライト。左打ち。


播本 瞬(はりもと しゅん)

大田第二高校三年。身長161センチ。ミドルブロッカー。左打ち。




○県庁地区○


~明正学園~


明正学園高校(めいじょうがくえんこうこう):県庁所在地・桜田さくらだ市にある私立高校。通称、明正学園(めいじょうがくえん)。チームカラーは桜花色チェリーピンク


・バレーボール部関係者


栄 夕里(さかえ ゆうり)

明正学園高校一年。身長164センチ。一人称は「ウチ」。左利き。

独特のイントネーションで喋る。チョコレート色の髪に赤いリボンがトレードマーク。

隣県の獨和どくわ大附属楢木(ならぎ)中学出身。ポジションはセッター兼ライトアタッカーで、実花曰く「万能選手なんでもできる」。そのオールラウンドぶりは「阿修羅像」に喩えられる。

中二、中三のときに獨楢中及び県選抜として全国大会に出場。同じく中二、中三で県選抜だった透のことを覚えていて、「県内最強の一年生」と評した。

筋肉のつき方や動きの癖から選手の特徴を見抜くのが得意で、実際に打っているところを見ずに実花が両利きであることを言い当てた。

城上女との合同合宿最終日、練習試合ではリベロを除く全てのプレイヤーポジションをこなすという離れ業を披露する。隙のないプレーと持ち前の明るさで、チームの勝利に貢献した。

本人は覚えていなかったが、小学時代に実花とすれ違ったことがある。


露木 凛々花(つゆき りりか)

明正学園高校一年。身長172センチ。一人称は「あたし」。ウイングスパイカー。

米沢よねざわ中出身。中学時代の最高成績は、県庁地区一位。通り名は「薄明はくめい英雄えいゆう《Epical Lyrical》」。

左のサイドテールが特徴的。髪は赤茶色で、癖がある。「明正学園のエース」を自称する。

樒曰く「ガンガン押せ押せな子」。負けん気が強く、合同合宿では透や音々に対抗意識を燃やした。

優れたジャンプ力を持ち、打点も高い。

城上女との合同合宿では、技術力不足を指摘された。最終日の練習試合ではレフトを務め、チームの勝利に貢献した。


今川 颯(いまがわ はやて)

明正学園高校一年。身長172センチ。一人称は「わたし」。

千川せんかわ中出身。中学時代の最高成績は、県庁地区二位。後の県大会では、一回戦で音々ら霞ヶ丘中と対戦し、敗北した。通り名は「黎明れいめい風雲ふううん《Zingy Windy》」。

艶のある黒髪を首元のやや右寄りで一つに結んでいる。タレ目。「明正学園のエース」を自称する。クールを装っているが、中身は凛々花同様に熱血。

鋭い踏み込みが特徴。

城上女との合同合宿では、技術力不足を指摘された。最終日の練習試合ではレフトとミドルブロッカーを務め、チームの勝利に貢献した。


瀬戸 希和(せと きいな)

明正学園高校一年。身長160センチ。一人称は「私」。

すらりとした体型に、微妙にセットの行き届いてないハネた髪が特徴。

和田わだ中出身。バレーは小学生からで、胡桃曰く「基礎力は申し分ない」。サーブコントロールにも優れる。樒曰く「よく見てるし頭の回る子」。

城上女との合同合宿最終日、練習試合ではレフトとライトを務め、チームの勝利に貢献した。合宿との別れ際、実花に何かの話をされる。


西垣 芹亜(にしがき せりあ)

明正学園高校一年。身長174センチ。一人称は「私」。

髪はショートで、色素が薄い。

桜田第三中学出身。中学時代は水泳部で、自由形の800メートルで県優勝し、全国大会に出場した。当時の通り名は「西にし人魚にんぎょ《Western Pisces》」。元水泳部の梨衣菜とは知己。

梨衣菜曰く「ビミョーに話が通じない」。

城上女との合同合宿最終日、練習試合ではミドルブロッカーを務め、由紀恵を封じるなどしてチームの勝利に貢献した。


小田原 七絵(おだわら ななえ)

明正学園高校二年。身長185センチ。一人称は「私」。セッター。

セミショートの黒髪。透より一回り大きい。朝に弱い体質で、よく寝坊する。

南地区の雀宮すずめのみや中出身。家の事情で高校進学時に県庁地区へ引っ越した。

中三のときに県選抜として全国大会に出場し、ベスト4の結果に貢献。同県選抜チームで一緒だった透曰く「とてもとても頼りになる先輩」。

城上女との合同合宿中、志帆から練習試合でチームキャプテンを務めるよう打診される。断ることはなかったが、「ガラじゃない」と消極的だった。

最終日の練習試合ではセッターとライトアタッカーを務め、「エース殺し」として万智を完封する。その際、同じ二年生で、しかも自身が「思い描く理想のキャプテン」として奮戦するその姿に、いたく感化された。


川崎 恵理(かわさき えり)

明正学園高校二年。身長161センチ。一人称は「わたし」。

バレーボール部非正規部員。生徒会書記をしており、同じく生徒会役員の志帆に誘われて、去年の新人戦に参加した。黒髪ロングに、眼鏡を掛けている。


星賀 志帆(ほしか しほ)

明正学園高校三年。身長151センチ。一人称は「私」。

明正学園女子バレーボール部キャプテン。生徒会副会長を兼任している。

桜田さくらだ第一だいいち中学出身。キャプテンを務めていた。最終成績は県庁地区一位、県大会一回戦突破。過去十年で、県庁地区の中学が県大会で一回戦を突破したのはこの一度きり。その成果から「星夜せいや魔女まじょ《Witty Witch》」の通り名で呼ばれている。

美帆みほという母親がいて、現職の県議会議員。目元が似ている。

城上女との合同合宿最終日、練習試合ではリベロを務め、基本的には芹亜と交替するのみに止めた。安定したプレーと指揮で、チームの勝利に貢献する。


早鈴 知沙(はやすず ちさ)

明正学園高校三年。身長148センチ。一人称は「私」。

明正学園女子バレーボール部マネージャー。

体型は脱ぐとすごいタイプ。二の腕の柔らかさは胡桃曰く「まるでパン生地」。樒曰く「ごく普通の女の子」。

料理が得意で、城上女との合同合宿では料理長を務めた。


周防 美穂(すおう みほ)

明正学園高校三年。身長155センチ。一人称は「私」。

桜田第一中学出身。バレーボール部裏部員。志帆とは小学校からの付き合い。バレーは中学から始めた。コーヒー色の艶のある髪を首元で一つ結びにしている。

去年の新人戦に参加した。二年次の大半は、部員不足のため休部していた。


細川 律子(ほそかわ りつこ)

明正学園高校三年。身長157センチ。一人称は「私」。

バレーボール部裏部員。バレーは高校から始めた。書道部と掛け持ちしている。丸顔に癖のある茶髪のショートカット。恰幅が良い。

去年の新人戦に参加した。二年次の大半は、部員不足のため休部していた。


宇津木 紗枝(うつぎ さえ)

明正学園高校三年。身長165センチ。一人称は「あたし」。

バレーボール部非正規部員。調理部。知沙の友人で、去年の新人戦に参加し、エースアタッカーを務めた。ウェーブがかったセミロングの髪を、毛先のほうだけ白っぽく染めている。


神保 沙貴子(じんぼ さきこ)

明正学園高校教諭。身長171センチ。

元城上女子高校教諭で、バレーボール部顧問。二年前には礼亜らを県八強へ導いた。気風がよく、威風堂々としている。

年齢は樒の一回り上でアラフォー。三十路の夫と、小学二年生の娘がいる。


神保 唯文(じんぼ ただふみ)

沙貴子の夫。身長182センチ。

明正学園と城上女子の合同合宿に、コーチとして参加。三十路。


神保 紗亜弥(じんぼ さあや)

沙貴子と唯文の娘。身長135センチ。

明正学園と城上女子の合同合宿に、お手伝いとして参加。小学二年生。




〜明星学園〜


明星学園高校(めいせいがくえんこうこう):通称、明星学園(めいせいがくえん)。県庁地区一位。


・バレーボール部関係者


小宮山 沙浬(こみやま さり)

明正学園高校二年。一人称は「私」。


郡司 ほとり(ぐんじ ほとり)

明正学園高校二年。


十二単 澪祈(じゅうにひとえ みおり)

明正学園高校三年。一人称は「オレ」。明星学園の点取り屋。


山下 逢(やました あい)

明正学園高校三年。一人称は「オレ様」。


興島 秀子(おきしま しゅうこ)

明正学園高校三年。一人称は「わたし」。


久川 綸世(ひさかわ りよ)

明正学園高校三年。キャプテン。通称「リゼ」。一人称は「あたし」。




〜桜田女子〜


桜田女子高校(さくらだじょしこうこう):通称、桜田女子(さくらだじょし)。県庁地区二位。


・バレーボール部関係者


瀧 旺歌(たき おうか)

桜田女子高校三年。キャプテン。志帆や美穂の元仲間。




〜桜短〜

桜田短期大学附属高校(さくらだたんきだいがくふぞくこうこう):通称、桜短(さくらたん)。県庁地区三位。


・バレーボール部関係者


竹林 杏奈(たけばやし あんな)

桜田短期大学附属高校三年。通称「チクリン」。




○西地区○


〜聖レ〜


聖レオンハルト女学院(せんとれおんはるとじょがくいん):通称、聖レ(せんとれ)。県四強の一角。西の王者。守備の〝蝶〟。異名は「不死蝶《Crawling Butterfly》」。チームカラーは「烏羽色クロウブラック」。


・バレーボール部関係者


鶯谷 あやめ(うぐいすだに あやめ)

聖レオンハルト女学院二年。リベロ。身長154センチ。一人称は「わたし」。

二年生にして『県内最強』の称号を持つリベロ。

甘く神秘的な美声の持ち主。通り名は「甘美かんび令嬢れいじょう《Sweet Iris》」。


仲村 由有希(なかむら ゆうき)

聖レオンハルト女学院二年。セッター。身長161センチ。


六波 有理子(ろくは ありす)

聖レオンハルト女学院二年。センター。身長173センチ。一人称は「私」。

ぴかぴかの長い金髪を一つ結びにしている。


羽田野 由衣(はたの ゆい)

聖レオンハルト女学院三年。レフト。キャプテン。身長165センチ。


奥沢 蘭(おくざわ らん)

聖レオンハルト女学院三年。センター。身長189.8センチ。

県内最高。寡黙。通り名は「移動いどう城壁じょうへき《Runner's High》」。




~三坂総合~


三坂総合高校(みさかそうごうこうこう):通称、三坂総合(みさかそうごう)。ブロック大会西地区予選を、新人戦で地区一位だった西海道第二を下して一位通過した。


・バレーボール部関係者


南雲 みまり(なぐも みまり)

三坂総合高校一年。身長173センチ。レフト。一人称は「あたし」。

エブリデイ・ハッピー・ニュー・イヤー・ガール。

中学三年のときに県選抜メンバーとして全国大会に出場。


在原 止水(ありわら しすい)

三坂総合高校二年。身長172センチ。レフト。一人称は「オレ」。

漣曰く「西地区屈指の点取り屋(スコアラー)」。強烈なスパイクを放つ。


小金井 晶子(こがねい しょうこ)

三坂総合高校二年。身長168センチ。ミドルブロッカー。一人称は「ボク」。

たまにやらかす。


鴨志田 舞姫(かもしだ まき)

三坂総合高校三年。身長164センチ。セッター。一人称は「私」。

微笑が恐い。ドライブサーブの使い手。

通り名は「真円しんえん舞姫まいひめ《Terpsi Chore》」。


蒼木 漣(あおき さざな)

三坂総合高校三年。キャプテン。ライト。一人称は「私」。

苦労が絶えない。


尾上 翠(おのうえ みどり)

三坂総合高校三年。リベロ。

いつも一生懸命。


伊藤 白更(いとう まさら)

三坂総合高校三年。ミドルブロッカー。一人称は「我輩」。

鷹揚な性格。




〜西海道第二〜


西海道第二高校(さいかいどうだいにこうこう):通称、西海道第二(さいかいどうだいに)。西地区二位。ユニフォームは黄色と黒のV字縞に、パンツの後部が赤。「狂い女郎《Crazy Spider》」と呼ばれ、ジョロウグモを模している。


・バレーボール部関係者


小高 彩依琉(こだか あいる)

身長160センチ。マネージャー。ハリセンを常備している。


四日市 巡(よっかいち めぐり)

西海道第二高校三年。ミドルブロッカー。一人称は「オレっち」。

奇矯な言動が目立つが、実力は確か。「県内最強の中軸ミドルブロッカー」との呼び声も高い。




〜月見台〜


月見台高校(つきみだいこうこう):通称、月見台(つきみだい)。西地区三位。ユニフォームはクリーム色と紺。


・バレーボール部関係者


伏見 真綿(ふしみ まわた)

月見台高校二年。リベロ。


石楠花 士弦(しゃくなげ しづる)

月見台高校二年。身長170センチ。ライト。一人称は「私」。

バックアタックを得意とするオポジットアタッカー。通り名は「廿六夜塔にじゅうろくやとう《Distant Decrescent》」。


御影 陶子(みかげ とうこ)

月見台高校三年。キャプテン。一人称は「わたし」。


帚木 みかも(ははきぎ みかも)

月見台高校三年。セッター。


花方 満月(はなかた ふるむ)

月見台高校三年。レフト。


杉村 萌莉(すぎむら もえり)

月見台高校三年。センター。




〜園江春峰〜


園江春峰高校(そのえしゅんぽうこうこう):通称、園江春峰(そのえしゅんぽう)。西地区五位。ブロック大会県予選では、法栄大立華に敗れる。


・バレーボール部関係者


百日紅 百桃(さるすべり ももも)

園江春峰高校一年。リベロ。一人称は「あたし」。

天才を自称する。「百花ひゃっか紅日こうじつ《Hundred Sunred》」という通り名を自分で考えるが、ひよりの存在を知って取り消す。


稲美 穂架(いなみ ほのか)

園江春峰高校三年。キャプテン。一人称は「わたし」。

百桃に新しい通り名を贈ると約束した。




○南地区○


~法栄大立華~


法栄大学附属立華高校(ほうえいだいがくふぞくりっかこうこう):通称、法栄大立華(ほうえいだいりっか)。五年連続県代表の強豪校。レギュラー全員が県選抜経験者。制服はブレザー。ユニフォームは白雲に流麗な碧の風。チームカラーは「エメラルド」。盤石の〝龍〟。


・バレーボール部関係者


天久保 純(あまくぼ じゅん)

法栄大学附属立華高校二年。身長177センチ。左打ち。スーパーエース。一人称は「ぼく」。

「県内最強の左」と称される。

風に揺れる小麦のような薄茶色の癖っ毛が特徴。長さは肩に届かないくらいで、あちこちをピンで止めている。顔立ちは精悍だが、ころころ変わる表情と大きな目のせいで、幼い印象を与える。

雀宮中出身。中二時点で「県内最強の左」で、中二、中三と県選抜のスタメンとして活躍した。

実花の「高校生でまりちか先輩くらい強い人は?」との問いに、千嘉マリチカがその名を挙げた。曰く「鏡の世界(サウスポー)マリチカ」。

試合では『ここだ』という勝機を逃さずに行動し、結果として勝利を引き寄せる。自然にプレーするだけで状況が好転するので、同中出身の七絵は「天を味方につけている選手」と評する。本人がどこまで意図しているかは表情からは読み取れず、対戦した信乃からは「天然無垢の怪物」と恐れられた。また味方である叶実も「周囲に大きな影響を及ぼす」純の扱いには細心の注意を払っている。

通り名は「純真じゅんしんなるてん《Innocent Heaven》」。

天真爛漫で人懐っこい性格。


新垣 愛(にいがき めぐみ)

法栄大学附属立華高校二年。身長180センチ。ミドルブロッカー。一人称は「私」。

法栄大立華の最長身選手にして、学年最高のミドルブロッカー。中学二年、三年のときに県選抜に選ばれ、チームに貢献する。

髪を四つのお団子に纏めている。


小松里 一凪(こまつり ひとな)

法栄大学附属立華高校二年。身長170センチ。レフト。

中学三年の時に県選抜に選ばれ、透を措いていちいのリザーブを務めた。

アンダーリムの洒落た眼鏡をかけている。闘争心が強い。もなみとは同中出身。


龍守 心(たつもり はあと)

法栄大学附属立華高校三年。身長175センチ。キャプテン。レフト。一人称は「わたし」。

大滝中出身。同中は三年前の中学総体で県優勝、心はその時のキャプテンでレフトエース。続く県選抜でもキャプテンを務めるなど、名実ともに世代を代表する選手であり、県内女子バレーボール界の「心臓」として有名。

叶実のことを「ドリーム」、ひよりのことを「サニー」などと呼ぶ。


宮野 叶実(みやの かなみ)

法栄大学附属立華高校三年。身長165センチ。副キャプテン。セッター。一人称は「私」。

撫でつけるように整えられた赤味がかった黒のショートヘア。全体的にシャープな造形ながらも、雰囲気は優しく落ち着いている。

大滝中出身。心とは小学時代からの相方パートナー。中学三年の時に県選抜に選ばれ、副キャプテンとセッターを務めた。心同様に県内を代表する選手で、七絵は「間違いのない人」と評する。

中学時代にひよりと対戦経験がある。


豊見 もなみ(とみ もなみ)

法栄大学附属立華高校三年。身長171センチ。ミドルブロッカー。

南地区を代表するミドルブロッカーで、中学三年の時に県選抜メンバーとして蘭の対角を務めた。


三園 ひより(みその ひより)

法栄大学附属立華高校三年。身長162センチ。リベロ。一人称は「私」。

ひかりの実の姉。玉緒中学出身。三年生のときはレフトでキャプテンを務めた。

実花の「高校生でまりちか先輩より強い人は?」との問いに、千嘉マリチカが「県内に一人いる」とその名を挙げた。千嘉マリチカとは中学の県選抜、及び前年度の国体で一緒に戦った仲。

すらりと引き締まった身体に、麗しい黒髪のポニーテールを持つ。何を考えているのかわからない静謐な表情が特徴。

高い技術を持ち、広い視野と的確な指示で攻防を支配する。その精度は試合が進むにつれて高くなり、抗うのは至難。

中学三年の時に県選抜に選ばれ、中心的な役割を果たした。一昨年の全国大会で活躍して以降〝天頂ジーニス〟と称され、心が県の「中心」と呼ばれるのに対し、ひよりは県の「頂点」と呼ばれている。「全国最強のリベロ」。




〜柏木大附属〜


柏木大学附属高校(かしわぎだいがくふぞくこうこう):通称、柏木大附属(かしわぎだいふぞく)。第三シード。県内最高の〝虎〟。チームカラーは「白」。


まひる(まひる)

柏木大学附属高校一年。

中学三年のときに県選抜メンバーとして全国大会に出場。

ブロック大会では一年生ながらユニフォームを獲得した。


門野 シャルロッテ 笑美(かどの しゃるろって えみ)

柏木大学附属高校一年。一人称は「私」。

中学三年のときに県選抜メンバーとして全国大会に出場。

ブロック大会では一年生ながらユニフォームを獲得した。


楽々(らら)

柏木大学附属高校三年。身長172センチ。一人称は「私」。

喜々とは一卵性双生児で、「喜々くん」と呼ぶ。

中学三年のときに県選抜メンバーとして全国大会で活躍する。


喜々(きき)

柏木大学附属高校三年。身長172センチ。一人称は「僕」。

楽々とは一卵性双生児で、「楽々ちゃん」と呼ぶ。

中学三年のときに県選抜メンバーとして全国大会で活躍する。


ゴリさん(ごりさん)

柏木大学附属高校三年。一人称は「俺」。

楽々と喜々からは「ゴリさん」と呼ばれている。柏木大附属の主砲。

凹凸のはっきりした体躯、ヒールを履いてるのかと錯覚するほど長い足に、見事にまっすぐ伸びた背筋。髪はゆるやかに波打つ鳶色のロングヘアで、長くきりりと反った睫毛、筋の通った鼻梁、そして吸い寄せられそうな肉厚の口唇を持つ「極上の美人」。音々曰く「あたしの人生史上ぶっちぎりの美女」。

中学三年のときに県選抜メンバーとして全国大会で活躍する。




〜福武〜


福智学園武岡高校(ふくちがくえんたけおかこうこう):通称、福武(ふくたけ)。南地区一位。新人戦、ブロック予選県予選、ともにベスト8。




〜大洋大筑紫〜


大洋大学附属筑紫高校(たいようだいがくふぞくつくしこうこう):通称、大洋大筑紫(たいようだいつくし)。南地区二位。前回大会八強。


竹田 かなり(たけだ かなり)

大洋大学附属筑紫高校二年。レフト。一人称は「私」。


鷲尾 歩美(わしお あゆみ)

大洋大学附属筑紫高校二年。身長171センチ。センター。

大きな手が特徴。通り名は「鉤嘴鉤爪こうしこうそう《Griffin Grabber》」。


玉原 睦美(たんばら むつみ)

大洋大学附属筑紫高校三年。身長170センチ。体重74キロ。レフト。一人称は「おれ」。

県内最重の右と呼ばれるパワーアタッカー。

通り名は「破壊獣はかいじゅう《Destroyer Troll》」。


司馬 口笛(しば ひゆる)

大洋大学附属筑紫高校三年。身長134センチ。体重30キロ。リベロ。

県内最小のリベロ。

通り名は「座敷ざしきあらし《Pickpocket Pixie》」。


網走 祐子(あばしり ゆうこ)

大洋大学附属筑紫高校三年。セッター。


森下 美桜(もりした みお)

大洋大学附属筑紫高校三年。ライト。

ブロックに当てて軌道の読めないスパイクを打ち込むのを得意とする。

通り名は「桜花おうか連鎖れんさ《Cherry Chain》」。


宍戸 季奈子(ししど きなこ)

大洋大学附属筑紫高校三年。身長165センチ。センター。




〜津久和第一〜


津久和第一高校(つくわだいいちこうこう):通称、津久和第一(つくわだいいち)。南地区三位。


・バレーボール部関係者


京 閏(かなどめ うるう)

津久和第一高校一年。セッター。一人称は「ワタシ」。

未来の県内最強の司令塔セッターを自称する。小学時代からの付き合いである蒼子曰く「口程に強い」。ブロック大会では一年生ながら蒼子の後を継いでセッターを務めた。

中学三年のときに県選抜メンバーとして全国大会に出場。

通り名は「融通無礙ゆうずうむげ《Gate Leaper》」。


新堂 灯(しんどう ともり)

津久和第一高校一年。ライト。左打ち。

一年最強の左。閏とのコンビは小学時代からで、ブロック大会では「融通一閃ゆうずういっせん《Back Gate》」と称するDクイックを披露する。

中学三年のときに県選抜メンバーとして全国大会に出場。

通り名は「光芒一閃こうぼういっせん《Flash Back》」。


矢井田 流(やいだ ながる)

津久和第一高校二年。センター。

スイングスピードが速い。


花文 蒼子(かふみ そうこ)

津久和第一高校三年。キャプテン。元セッター。レフト。一人称は「私」。

閏曰く「窮地になればなるほどハイになって周囲に絡む」が、腕は確か。

通り名は「令色れいしょく血文ちぶみ《Cyanides Agent》」。


阿部 優妃(あべ ゆうき)

津久和第一高校三年。レフト。一人称は「私」。

身長はリベロのかなめと同じくらい。


曳舟 かなめ(ひきふね かなめ)

津久和第一高校三年。リベロ。一人称は「拙者」。




〜古手川第二〜


古手川第二高校(こてがわだいにこうこう):通称、古手川第二(こてがわだいに)。南地区四位。


・バレーボール部関係者


丹羽 美禰子(にわ みねこ)

古手川第二高校三年。身長171センチ。セッター。左利き。一人称は「わたし」。

古手川南中学出身。チームメンバーから「美禰子様」と崇め奉られている。

よなかとは幼馴染みで、「ナカちゃん」と呼ぶ。

県内最多のツーアタック打数・決定本数を誇る超攻撃型セッター。通り名は「断鋏だんきょう女神めがみ《Scissor Hands》」。


仲嵩 よなか(なかたけ よなか)

古手川第二高校三年。身長160センチ。キャプテン。ライト。右利き。一人称は「あたし」。

古手川南中学出身。美禰子とは幼馴染みで、「ネコちゃん」と呼ぶ。

美禰子を唯一神として信望していて、他校のセッターに対して敵愾心が強い。

通り名は「番犬ばんけん《Fancy Fang》」。


椙山 瑪瑙(すぎやま めのう)

古手川第二高校三年。レフト。


大平原 包子(おおひらはら くるみ)

古手川第二高校三年。ミドルブロッカー。


安栖 比可子(やすずみ ひかこ)

古手川第二高校三年。リベロ。




○全国○


~北鳴谷学園~


北鳴谷学園高校(きためいこくがくえんこうこう):通称、北鳴谷(きためいこく)。同校バレー部は、夏のインターハイ、秋の国体、春の高校バレーの三冠を成し遂げた。


・バレーボール部関係者


九条 綺真(くじょう きさね)

北鳴谷きためいこく学園高校所属。身長、体重、不明。一人称は「私」。

北鳴谷学園高校バレーボール部は、夏のインターハイ、秋の国体、春の高校バレーの三冠を成し遂げた。綺真はその立役者エースで、〝女王クイーン〟と称される。

ユース代表候補に上がるほどの有力選手であり、今の高校女子バレーボール界で最も決定力のあるスパイカー。

「あなたにとって、強いバレーボール選手とは、どんな選手ですか?」との質問に、「強いバレーボール選手とは、〝勝てる〟選手です」「チームを勝利に導くことが、何よりも〝強さ〟の証明であると、私は思います」と答えている。また別月号のインタビューでは、「北鳴谷で成さねばならないこと」があり、「それを遂げるまでは、今のチームを大切にしたい」と語っている。

対戦経験のある千嘉マリチカ曰く「本物モノホン怪物バケモノ」。

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