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精神病院に入院した  作者: 幸(ゆき)
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もめ事の解決

車椅子を止め、中野を見た。


中野が俺に言った事をそのまま話した。


「そんな事知らんわ、うるさいねん」と、大声で怒鳴った。


「まあまあ大きな声を出さんでも、林さんも夜中に尿瓶でおしっことってもらってるんやろう。うるさくするのは、あの看護師だけやろうけどお互い様やろう」


看護師が来た。


「大きな声が聞こえたけど、どうしたん」


事の成り行きを話した。


「部屋を変えて下さい」と、中野が言った。


「分かりました、部屋を変えます」


林がうつむいて下を見ていた。


「部屋、変わるんやったらそれでいいやろう」


「う、うん」


「解決したやん。向こうに行こうぜ」


林と中野は看護師と部屋に行き、西田とテレビのある場所に戻り向かい合うように座った。


「何でここに来たん」


「同棲してて結婚をする約束もしていて式場も決めていたんですけど急に「結婚はしない」と言って、出ていかれたんです。それから仕事も手につかなくなって食欲もなくなって心療内科に行って「うつ病」と診断されて、ここに入院してます。


「それは大変やな。仕事は何してるん、休んで大丈夫なんか」


「仕事はコンピューター関連の大企業で働いているので有休が沢山あるので休んでいても大丈夫です」


「へー凄いな、障害年金が貰えるって知ってる」


「知らないです」


「厚生年金やったら3級から貰えるで、国民年金やったら2級からやけど。障害者手帳と障害年金が貰えるように医者に、診断書を書いてもらわなあかんで」


「でも僕、退院したら直ぐに働くつもりで」


「ま、仕事は関係ないと思うけど年収が高かったら障害年金は貰われへんみたいやけど、あと初診日から1年半たってからじゃないと貰われへんけど初めて行った病院の医者に診断書を書いてもらったらいいねん。障害年金をもらえなくても障害者手帳を持ってたらいろいろな待遇があるで、精神障害手帳をもらうのを嫌がる人もいてるけど持ってる事を言わへんかったら分からへんし何かに使う時だけ見せたらいいねん」


「そうですね。でもどうしていいのかわからないから」


「ここの病院の相談員に相談したらいいねん。当たりハズレあるけど良い人に当ったら全てやってくれるわ」


「そうなんですか、相談してみます」


北田が来て

「松本さん、病名分かりました。難病のパーキンソン病です」


「最悪やな、俺もそうやけど難病ってなかなか見つけてもらわれへんからな。初診の病院で障害年金をもらえるように診断書を書いてもらえそう」


「相談員が『私が病院に行って医者と話して診断書を書いてもらえるように言って見ます』と言ってくれてるから。大丈夫やと思います」


パーキンソン病の事は最悪やけど病名が分かって良かった、分からんまま進行してたら最悪や。それから障害者手帳と年金の事も解決しそうで良かった。


「息子が『来る』って言ってから下におります」と言って、タバコの吸える場所に向かって行った。


話を聞いていた西田が

「みんないろいろと大変ですね。僕も障害年金の事を相談員の人に相談したいと看護師に言ってきます」と言って、席を立った。








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