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精神病院に入院した  作者: 幸(ゆき)
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隣のベットに入院して、短期で退院して行く人達

電話を掛ける場所で話していたのは20代後半の女子と30代前半の男子と堺の3人だった。

20代後半の女子は細身で可愛い」顔をしていたが腕に切り傷が沢山あり「名前は川崎で自称傷で何度も入院している」と言っていた。

30代前半の男子は「名前は中野で寿司店で働いていてパワハラ行為に会って労災認定をして労災が通り、裁判をして勝ったがうつ病が治らず眠れないので入退院を繰り返しています」と言っていた。


隣のベットに入院してきて来た人とがカーテン越しに話しかけてきた。

「今日から入院する狭山と申します。良かったら雑誌でも読みませんか?」

カーテンを開けると、小柄だが風貌があるヤクザのような60歳ぐらいの男が暴力団の記事やヌード写真が載っている雑誌を渡してきた。

雑誌を受け取りページをめくり「こんな雑誌を見たらチンポが立ってやりたくなるからいいですよ。」と笑いながら言うと

「そうですか」と微笑み「僕は休養がてらにここに入院したんです。たまに入院するんです」

「そうなんですか。僕は脳の難病が原因で脳梗塞が2か所、脳内出血が2回、くも膜下出血2回、髄膜炎が1回で左手足の身体の障害と高次脳機能障害で精神障害の2級になって、働き始めてからのパワハラが原因で精神障害の1級になって入院してます。以前は堺で夕方の5時から朝の5時までの営業で手打ちのうどん屋と趣味をかねてのダイビングショップを経営していて、交通事故が原因で一度店を閉めて事故の裁判ををして、事故の時に『ダイビングショップをするためにインストラクターの資格をとるためにうどん店を休んでいたので利益が落ちていた』と主張していたのですが、地裁では裁判官が最悪で良い結果が出なくて高裁でダイビングの師匠に意見を書いてもらって『高卒だけど大卒の平均年齢年収での休業補償を認める』と言う結果が出て、天王寺区でうどん店を再開して人間ドックと脳ドックを受けてもやもや病だと言われて今に至ってます」

「そうなんや、弁護士や裁判官もいい加減なやつもいてるからな。僕は闇カジノ、バカラを経営していて大儲けしたから」

「そんなんですか。昔、店の客で闇カジノのディーラーをしてる奴が『何個かのトランプ組み合わせた物を使って、相手が何のカードを持っているかが分かるようにしてるから・・・手品みたいなもんですよ。ルーレットも上からレーザーでとめられるから何処にいれるかは、こっちがきめられる』と言っていましたわ」

「ま、そんな感じやな。タバコ吸いに行って来るわ」と言って、部屋を出て行った。


しばらくしてからて部屋をでてテレビを見に行くと浜田さんと狭山さんが話をしていた。

狭山さんが何処かに行くと浜田さんがこっちに来て

「狭山さんって風格があるから弁護士かと思って相談をしてもらっていたの」

「狭山さんは弁護士ではないけど」

「でも、いろいろ詳しくて相談にのってくれた」

「どんな相談」

「私は沖縄に住んでいて沖縄に家を持っているのだけど付き合っている男と住んでいて、その男に暴言を吐かれて『別れたい』と言ったら『家か金をくれ』って言われて、大阪に住んでいる父に相談したらここの病院の事を教えてもらって『弁護士にも相談した方がいい』と言われて」

「それは大変でしたね、達が悪い。相手は何歳の人」

「60歳」

「え、浜田さん若いのに」

「いえいえ、私52歳」

「え、見えへん」

「そう、嬉しいです。私はグループホームに入りたいから精神障害者手帳が欲しくて」

「国民年金やったら2級、厚生年金やったら3級から年金も貰えるからここの相談員に相談した方がいいよ。当たりハズレはあるけど、とりあえずここで相談して市や府なんかでも障害者相談支援センターや相談室があるからそこでも相談した方がいい、いろんな所で相談する方がいいと思う。弁護士も一緒でいろいろな弁護士に相談した方がいいと思う」

「分かった、ありがとうございます。」


狭山さんは数日後に退院した。

次に隣のベットに入院してきたのは夏なのに長袖を着ていて帽子にサングラスを常にしていて大柄でガタイの良い奴だった。

3日後に話かけられた。

風貌に似合わず、かわいらしいか細い声で

「すいません、お名前なんておっしゃるんですか?」

「松本や」

「僕は杉山です。松本さんは何でここに入るんですか」

めんどくさいなと思いながら簡単に成り行きを話した。

「そうなのですか、どれくらいいてるのですか」

「1か月ぐらい」

「1か月も、ここはしんどいですよね。僕は耐えられないです」

「そうか?任意保険やから退院したらいいやん」

「そうですよね、いいずらくて」

「そうか、俺が看護師に言ったろうか」

「本当ですか、お願いします」

ナースステーションに行き、その事を話すと夕方ごろに医者が来て、翌日に退院となった。


次に隣のベットに入院してきたのは背が高く細いチンピラ風の奴だった。

入院直後から看護師ともめていて、夕食後にはテレビがある場所で看護師に殴り掛かりそうな行きよいで大声でもめていた。

みんなからわれていた。

隣のベットで朝方うるさかったので、大声で「うるさい年、静かにしろ」と言うと

「すいません」と素直に言い、『眠れないから眠剤を早くくれ』と看護師に言って『だめだ』と言われたから言い合いをしてた」

「眠剤を早くに飲むから早くに目が覚めるんや。みんなと同じタイミングで飲め」

「分かりました。看護師にいいます」と言い、ことある事に注意をすると言う事をきいた。


冷蔵庫の中の物が無くなる事件が頻繁に起こり、車椅子で外に行けない林が「あいつがパクるのを見た」と言って、チンピラ風の男が翌日に強制退院となった。












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