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精神病院に入院した  作者: 幸(ゆき)
24/43

OT(作業療法士)

 翌朝、連ドラを見終わり


一度部屋に戻ってパソコンでを開いてfacebookをチェックしてテレビの場所に戻ると浜田さんと看護学生がいて、トランプをしている4人に何やら話をしていた。


一人が抜けて浜田さんと看護学生とで別の席に行き、3人で話し込んでいた。


話が終わると浜田さんと看護学生来て

「斎藤さんの話も聞かせてほしいのだけど、学生の子が今日はもう戻らないといけないので、また時間がある時にお願いしますね」と浜田さんが言い、学生の子が会釈をして歩いて戻って行った。

 

しばらくすると若い女子が来て、


「OT(作業療法士)の川上です。

 水曜日の14時から1時間、リハビリとしてカラオケをしますので、ぜひ参加してください。

 それから朝の9時30分から10時30分頃まで1階のリハビリ室で卓球やゲートボールなどのゲームをして、上位者にはジュースなどの景品も出ますので、ぜひ参加してください。

 詳しい事はカラオケが終わってから部屋に行って、お話をさせてもらおうと思っているのですけど、大丈夫ですか」


「はい、大丈夫です。よろしくお願いいします」

 


 カラオケが始まり、トランプ組のおばさんたちが演歌を歌っていたが、家庭用のカラオケで音の悪くエコー聴いていないので・・・ お世辞でも上手いとは言えないが、みんなで拍手をした。

 

しばらくして70代ぐらいのおばさんが来て、


「坂口さんと煙草を吸いに行ってた。

 斎藤さんも歌いや。あ、まだ名前言ってなかったったな森です」


「あ、森さん、分かりました。うーん、そうやな」と言って、歌手名と曲名が乗っている本を見てみると、あまり歌えそうな曲が無かったが(すきま風)を見つけて歌う事にした。


歌は上手く歌えなかったが、みんなが拍手をしてくれた。


歌っている時に坂口が来て、森さんに「歌いや」と言われ、


「そうやな」と言って曲を探してサザンを入れた。


 カラオケが終わり部屋に戻ると、しばらくして川上さんが来てOTリハビリの説明が始まった。


ここの病院に来るまでに幾つかの病院でリハビリをしたことがあったので、ここではどんなリハビリをするのだろうかと思いながら話を聞いた。


       ・・・・・・


 病室のドアをノックする音が聞こえ、母親が「はい」と言った。


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