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5・婚約者(仮)ができました?

明日は年に数回ある王城パーティーの日だ。私は5歳になったということで社交会デビューだ。なんでも今回はこの国の第2王子のお披露目会だとかその人が婚約者を選ぶとか色々あるらしいが両親曰く「うちの子はできる限り自分の好きな人生を歩ませるんだ!」とか言って普通のお披露目用の衣装を着させられることになった。

そして今に至る。

「お嬢様、この淡い青ベースの上に白のレースがかけられたドレスと赤のレースがふんだんに使われたドレスのどちらに致しますか?」

そう。明日着ていくドレスを選ばされている。

えぇー正直に言ってどっちでもいいんだけど………強いていえば前者の方がいい気がする。なんか後者の方は嫌な予感がするんだよね。色々と。

「こっちの淡い青のものにするわ。」

うん。悪い予感のするものは選ばない。リスクマネンジメントは大切だよね。あれやこれやと言ううちにつけていくアクセサリーとか髪型とか決められた。今日は明日に備えて早く寝なさいということでいつもより半刻前に寝た。




ーーーーーーーーーーーーーー

今日はお披露目会当日。

いつもより早く起こされいつもより念入りに体を洗われた。自分では洗わせてくれなかった( ˘•ω•˘ )

結局服装は昨日選んだドレスと綺麗な真珠のネックレス。三つ編みを少しこった髪の上に家紋がモチーフの小さな花が集まった細工の髪飾りをつけられた。


さあ!出発するよ!


馬車に揺られること1時間、王城が見えてきた。

「フローランス領よりトゥニース・フローランス様及びその御家族ですね。招待状をお見せ下さい。…………確認致しました。今回は次女様のお披露目会も兼ねているのですね。ではごゆっくりお楽しみください。」

王城の使用人に確認され私はパーティ会場に入った。


「お久しぶりです。フローランス伯爵。こちらが社交会に新しく入るというご令嬢ですね。」


あ、私の家って伯爵家だったか。鑑定では最低限にしたから上級地方貴族と最低限しか出してなかったから忘れてたな〜 挨拶しなきゃ


「はじめまして。フローランス家次女のリーゼフォント・フローランスでございます。今回より社交会に入ることとなりました。これからよろしくお願い致します。」


膝を少し折ってドレスの裾を持ち上げて礼っと。

第一印象は上手くいったかな?

お父様はニコニコしてるから大丈夫ってことだよね。



「サノファイラ国第2王子、アルベルト・ファン・サノファイラ様のお成りです!」

第2王子か、お辞儀しなきゃ



王子は、椅子の上で挨拶受けてるのか。ま、婚約者になりたい人が多いよね。私はならないと思うし最初の方に適当に並んでさっさと礼したんだよね。

まって。なんか王子がこっちに来てるんだけど



「お前はリーゼフォント・フローランスだな。お前には今日から俺の婚約者になってもらう。いいか?」


は、いいか?え?相手、王族だから断れないんですけど……返事はこれしかできないじゃん。


「謹んでお受けさせていただきます。」


今日から私は第2王子の婚約者となった。

周りの令嬢とその親達の目が怖いんだけど\=͟͟͞͞(꒪ᗜ꒪ ‧̣̥̇)/

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