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3・昔倒した輩の亡霊が出てきたのでサクッと倒した…かった。

「たっだいまー」

家に帰るといつも周囲1.5キロに張り巡らせている〖簡易探査〗に反応があった。

……やけに多いな。この反応はアンデット達かな?

素材がたいして取れない上に厄介なハズレ魔物だね。後ろからだし領地には被害が出ない位置から来てるから放置してここに来たら父に言うか。

弱そうな奴がいっぱいいるだけだしね!


「リーゼいるか!?」

お父様が呼んでいる。あんなに慌てた声を出してどうしたの?

「お父様!どうしたの?」

なんか外でドタバタした音が聞こえるよ。あ、あのアンデット達が来たのかな?

「今すぐユリアナとアイリーと逃げろ!」

「どういうこと?にげるってなんで?」

逃げる必要がある奴はこの辺りにはいないよ。

何を焦ってるんだろう。

「リッチだ。リッチがこの家の一番下の娘を出せと言っているんだ。だから早くみんなと地下から逃げろ!」

え?リッチ?そんなのいないけど……

あれ?抱えられてる。地下通路に連れていかれてるのか。


「リーゼ!ああ。無事だったのね!いきなりリッチが来てリーゼを出せって言っていたから心配したのよ!」

通路の入口でお母様に会いめっちゃ心配されてた。

え?避難訓練かなにかなの?のった方がいいの?

「とにかく!お前たちは早く逃げろ!俺が相手をする!必ず追いつくから!」

「あ、あなた。わかったわ。待っています。さ、リーゼ、アイリー。行きましょう。ついていらっしゃい。」

えっと……お父様?なに死亡フラグ立ててるんですか?後でそっち行ってアンデットの殲滅手伝うからね?

私は姉のアイリーゼ(アイリー)とお母様の後に続いて走っていた。

………そろそろいいかな?10分ほどついってお母様について行ってから私は〖転移〗を使いお父様の元に言った。






……………なにこの状況。

まさかの雑魚アンデットにお父様と領地の兵士たちが劣っていた。マジか……こんなにも弱体化していたとは………せめて半分は倒しておこうよ。なんでまだ1割しか倒せてないのよ………

ん?なんか知ってる魔力がアンデットの中からでてきた。

「ふははっは。お前たちまだやるのか?さっさと大賢者を出すが良い!領主の末娘だということはわかっておるのだぞ!」


誰?この雑魚リッチモドキ私を呼んでんの?

「おい!出てこないのか!この1級魔族のアスラム様が呼んでいるのだぞ!」

アスラム?ああ。あの子か。あの中級2級魔族よりちょっと強いだけで私の研究していた木を折った愚か者がそんなの名前だったね。もう許してたのに……謝りにでも来たの?

「さっさと出てこい!あの時の復讐果たしてやる!」

あら。ただの逆恨み?まだ記憶が戻ってないと思わせて出ていって見ようかな?前から行くか。


「えっと。アンデットさん?どうしたの?おとうさまたちいじめちゃダメだよ?」

あれ?お父様?なにビックリしてるの?

「リ、リーゼ逃げなさいと言っただろう!今からでも逃げ「やっと出てきたな。まだ記憶が戻ってないのなら都合がいい。お前の周りの人間、家族?を目の前で殺してからお前を殺す!」」

アスラムと名乗る屍がそう言った瞬間私は殺気を放ち〖時間操作・成長〗を使い、いつも狩りに行く時の姿にして魔力をまとった。

「あ゛あ゛?元1級魔族のアスラム……今、なんて言った?」

「ヒッ ま、まって」

「なに命乞いなんてしてるの?

今、君、私の家族を殺すって言ったよね。

なら、私は君を殺してもいいんだよね。

ああ。死んでるからできないか。じゃあ二度と生まれ変われないようにしてあげるよ。君の魂はしっかりと消滅させてあげるね。」

「や……やめてください……お願いします……」

なに言ってんのこの雑魚は。私の家族に手を出したんだから当然だよね。久しぶりに怒りを感じたな。まあ、こいつは消すからなんの問題もないんだけどね。

「もう遅いよ。静かに死んでたら良かったのにね。残念だけど、私いま怒っているからね。前は反省してなかったから半殺しだけで許してあげたけどねぇリッチしかも雑魚の屍になって逆恨みで家族を殺しに来たんだよ?許すつもりないから…………だから、ね。

さよなら永遠に。〖根源消滅〗」



リーゼが初めからプッツンしちゃいました。


アスラ厶「え?あれ?死んでる?瞬殺だった?

大賢者エルネメスこっわ!」

エルネメス「まだ許してないよ………」

アスラ厶「ひぃぃィ!ゴメ゛ン゛ナ゛ザ…ギャァ

ァァァァ!」


こんなやり取りを転生前にして逆恨みされてました。


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