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ゴブリン転生生活帳  作者: 大田中
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はじまり

幾多の先人達を見習って俺は死に、異世界に転生した。

目を覚ますとそこは薄暗く湿った空気が漂う洞窟。

そして俺を覗き込む異形の怪物が二匹。


俺は知っている。

そこで俺をじっと見ているバケモノはいわゆるゴブリンだ!


ハッ!と俺は混乱した思考回路をつなぎ、考えた。

とにかく身を守るために、戦わねばならん!

という勇敢なる発想に至る手前の、反射的な恐怖によって俺は情けなく叫んで後ろにのけぞり、腰が抜けた。


「ふわぁあアァーっ!?」


その声を聞いたゴブリン二匹の片方が眉をひそめながら話しだした。


「いきなりうるせえなぁ。早く行くぞ新入り。」


そう言うとくるりと俺に背を向けて歩き出した。

え、会話できるのか……と素直に驚いたあとに“新入り“という言葉に気付いた。


「ブワハハ!フワーーって!活きがいいなァ!」


もう片方のゴブリンらしき奴が笑いながら俺の手を取り、立ち上がらせた。


そこで初めて俺は俺の手を見た。

灰色と茶色が混じったような色に三本の指。


視線を身体に移すと、ボロ布にやせ細った黒ずんだ足。


「新入り」「このボディ」「めっちゃフレンドリーなゴブリン達」「会話可能」


ここで謎はすべて解けた。



俺、ゴブリンに転生したのか……。

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