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85話色欲にリベンジ成功

寝落ちしたみたいで更新遅れてしまいすみません。

 ペロリと唇を舐めるアスモデウスの目の前には意識がワタルが横たわっている。

 実はワタルがアスモデウスの瞳を見た瞬間、魔法に掛かっていたのだ。アスモデウスの固有魔法の一つ、瞳魔法"隷属の瞳(マリオネット)"に掛かると操り人形の如く隷属してしまう恐ろしい魔法だ。ただし、その副作用で相手が気絶してしまうのが難点だ。

 それに、例外はあるが瞳目魔法全般を防ぐにはアスモデウスの瞳を見なければ良い。が、初見でそれをやるのは難しいところがある。


「こんなに楽にいくとは思っていなかったわ。それにしても………可愛い顔をしてるわね。魔王様が気に入るのも無理はないわね。ペロリ、喰っちゃおうかしら♪」


 アスモデウスがワタルに手を伸ばし服を脱がそうとした瞬間、ピクリとワタルの指が動いた。ピクピクと瞼も徐々に開き天井を見渡す。

 どうやら精神と魂の狭間から現在に戻り、どうにか間に合ったようだ。


「ペロリ、ようやく起きたようね。さぁ、ワタシの下僕として働いて貰うわよ。まずはそうね………下僕らしくワタシの足を舐めなさい」


 ユラリと起き上がるワタルに対して隷属してると思い込んでるアスモデウス。

 今この時が一番油断して攻撃が当たる瞬間と思い頭の中で念じた『来い、桜花ロウカ』と、そうするとワタルの宝部屋アイテムルームを通り手元に出現した。

 手にした刀形態の桜花ロウカでアスモデウスの顔に目掛けて突く形で攻撃を仕掛けた。だが、体勢が悪かったらしく頬を掠め微かな切り傷をおかす程度で済んだ。


「ハァハァ………くっ………そ~」


 何が起こったのか理解出来ないアスモデウスは自分の頬を伝う血を手で拭いワタルが攻撃したと、やっと理解出来た。


「人間、よくも美しいワタシの顔にキズをつけてくれたな」


 キッと鋭い目線でワタルを睨み付ける。やはり女性は顔が命って言うし怒り狂うと思ったが随分と冷静のようだ。と思ったが魔力の絶対量が増加し心底怒ってるようだ。


「どうやってこの魔法から抜け出せたか知らんが死んだ方がマシだと思う程の事をしてから殺してやる」


 ワタルは目覚めたばかりで、まだ体の自由が利かない。桜花ロウカを構え威嚇する程度で、完璧に動かせるには時間が掛かる。

 だが、ワタルが気を失った先程の魔法を使用してもらえば、まだ勝機はこちらにある。魔族というのは傲慢な奴らが多いと聞く。つまり、自分の力に憔悴しきって効かないとは未分も思わない。


「まずはそうね………こうしましょう。ワタシに惚れさせて魔王様に見せつけやりましょうか。そして、それを見た魔王様が怒り狂ってあなたを殺す。うふふふふっ、何て素敵な殺し方なの」


 それ仕掛けた自分が一番危ないんじゃないか?恐らく部下の能力位把握してるだろう。この女魔族………アスモデウスと言ったけ?エロいけど頭がバカなんじゃないか。

 そう思うと笑いが混み上がって来た。ヤバい、我慢するのに必死だ。


「さぁ、ワタシの瞳を見なさい。瞳魔法"溺愛の瞳(ラブ・パワー)………うふふふふっ、これでこの人間はワタシの虜?あれ、何か………様子が変………」


 よし、トラップに掛かった!これ程思い通りに行くとは、笑えてくる。

 ワタルがしたのは、ただ単純に俺の闇反ダークアンチ魔法で魔法を反射しただけそれにより、アスモデウスは自分の魔法に自分が掛かってしまった訳だ。


「ハァハァ、ど、どうだ?自分の魔法に掛かった気分はって聞いても分からないか。魔法の様子からして強制的に相手を惚れさせる感じだろう」


 ワタルの推察はほぼ正解に近い。が、その推察よりも質が悪い。この魔法はアスモデウスしか解けず、そのアスモデウス自身が掛かってしまっては解ける者が存在しなくなる。

 ワタルの闇反ダークアンチ魔法でも今現在解除は無理だ。ただ単純力不足なためだ。それだけ固有魔法の力は強力なのだ。


「ワタル様、愛してますわ。ワタル様のためなら何だって致しますわ」


 つまり、ワタルが強くならない限りアスモデウスはずっとこのままである。良く考えれば手足のように働く手下が手に入った、悪く考えればただ鬱陶しいだけだ。


「あらあらまぁまぁ、こんにゃ風になりましたか。ワタル様、幹部がご迷惑を━━━」


「いや、それは良いがアスモデウスに俺を襲うようそそのかしたのは白猫だよな」


 鋭い目線で白猫を睨む。それでも白猫の態度は変わらない。


「にゃんの事だか分かりませんが、無事で良かったですにゃ(これ位のトラブルに対象出来にゃくてはフランシスカ様には相応しくありません。取り敢えず、合格という事で)」


 カマを掛けても無意味だとワタルは知る。それにしても、アスモデウスはどうにかなったがこんなのが後六人いるのか。先が思いやられる気持ちだ。



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