そんなことより、おうどん食べたい
「では、行きましょうか」
「お待ちください師匠。なにか結界のような物が展開されています」
隣で浮かんでいるヴァイスの言葉に、俺は目を凝らして観察する。
なんとなく魔力の流れが他と違うのは見えるが、はっきりとはわからない。
これが結界なのか?
「私にはよく見えませんが……ヴァイスの場合は【幻想知覚】があるので、そのせいでしょうか?」
「分かり兼ねます」
なんにせよヴァイスが見間違える可能性は低い。
彼女が結界のような物が見えると言ったら、そこにはたしかに結界のような物があるはずだ。
そうなると、このまま攻撃を開始していいものか悩みどころである。
俺とヴァイスは現在、商家連合の首都より遥か上空に浮かんでいた。
目的はもちろん報復である。
他にも色々とやり方はあったのだが、とりあえず一発ブチかまさないと俺の気が済まなかったので……来ちゃった。
ヴァイスを連れているのは道案内としてだ。
村の防衛に参戦できず、役に立てなかったとめちゃくちゃ落ち込んでいた彼女に声をかけたところ、大喜びで引き受けてくれた。
その勢いときたら尻尾が幻視できたほどだ。
最近は人知れず屋敷の警備ばかりしていて、コワタ同様にマスコット枠……あるいは置物と化していたからね。不満が溜まっていたのだろう。
もうちょっと活躍の場を与えてあげなければと反省する一件だった。
そんなこんなで俺たちは海を越えてひとっ飛び。
商家連合には夕暮れ前に到着した。
空から見下ろすと、そこには三つの島が密集して、トライアングルが形成されている。商家連合という国は、この三島からなっているらしい。
首都へ向かう途中では、いくつかの街が散見できた。それなりに発展している様子だ。港町からは島間を大小様々な船が行き来しているのも見える。
この島々が商家連合の領土になるワケだが、帝国と比べたら十分の一くらいの面積しかなさそうだ。
人口に換算したら百万人もいない。
それでよく帝国相手に貿易戦争を仕掛けられるなぁ、と逆に感心する。
もし帝国に攻め込まれたら、あっという間に落ちていただろう。
だが大義もなく他国を攻撃するような行為は、奴隷売買と同じように条約によって禁止されているという。
これが破られた場合、条約を結んだ同盟国のすべてが制裁に動くのだ。
ちなみに前回の第二次魔獣事変の騒動における武王国は、あっさり非を認めて賠償金の支払いにも応じたため、他国が介入するヒマもなかった。
仮に武王国が抵抗していたら、また違った展開もあったのだろうが、それは終わった話なので今は関係ない。
商家連合は今まで、この条約を気にしてか表立って動かなかった。
しかし一連の大胆な動きを鑑みるに、その暗躍も終わりが近いのだろう。
まあ、こちらも今回はド派手に行くつもりなのでお互い様だ。
突然の攻撃、どうかお許しいただきたい。
さて、問題は『どこまでやるのか』だったが……。
ひとまず首都をボッコボコにしてやんよ、という気持ちです。
全部が全部、例えば国土を焦土に変えちゃうと、ここで暮らしている罪のない幼女たちにまで被害が出てしまう。それは絶対に避けたい。
なので俺は、この国の上層部がすごく困るようにしたいと思う。
具体的には首都にある城とか、重要そうな施設の破壊するつもりだったが、病院や学校、教会などまで巻き込むと大変なことになるだろう。
これの見極めが難しいので重要施設はとりあえず保留として、一番でかくて豪華な城を破壊しようと目標を定めた。
それでも俺が報復した結果、難民とかが出る可能性がある。
どの道、商家連合に未来はないと思われるが、なるべく帝国で受け入れられるように手配したい。きっとノブナーガにお願いすれば……怒られるかな?
いや大丈夫だよ。怒らないって。たぶん。
ちなみに首都の位置だが、前回の潜入のおかげでヴァイスが把握している。
例の異世界召喚を可能とする魔道具の所在までバッチリだそうだ。
とても都合がいいので、一緒に破壊してしまいたいところだが、ヴァイスは珍しく言い淀んでいた。
まあ実際に上空から、そいつを【鑑定】したら納得したけどね。
【傲慢の残滓】(EXランク)
滅びた魔王のひとつ【傲慢】が有していた王権。その残骸。
所有者は魔力を用いて異世界への門を開き、選別された勇者を召喚できる。
召喚された勇者から適合者が見出され、所有権が強制的に移譲される。
その後、適合者は新たな【傲慢】の魔王として目覚める。
活動機能:自動修復、異世界召喚。
つまり、これ魔王のスキルそのものだ。
たしかに誰にでも使えるし、実際に触れられるから魔道具っぽいんだけど、どちらかと言えばスキルが物質化したものに近いだろう。
なにがどうなって、こんな風に残されたのかは知らないけど、自分のスキルくらいはちゃんと管理して欲しいね。
すでに存在しないっぽい相手に言っても仕方ないけど。
それにしても、このスキルが厄介なのは……見た目か。
外観は城っぽいというか、完全に城そのものだ。
島の丘陵地帯にある首都で、立地の良い場所に堂々と建っている。
恐らく魔王の残骸を、そのまま施設として利用してしまったのだろう。正体を知ってしまうと内部に入りたくないな。
問題は城と呼んでいることからわかるように、ひたすらデカい。
壊そうとしても、あのサイズを完全破壊するのは難しく、欠片でも残っていれば自動修復するという実に面倒な存在である。
ヴァイスは本性を知らないまでも、その異常性を察したからこそ、完全破壊は難しいと判断していたようだ。
それでも破損させることで、召喚機能を一時的に止めることには成功していた。
諦めなかったヴァイスのファインプレーと言えるだろう。
……でも困ったな。
もし破壊できなくとも魔道具なら【簒奪】で能力を奪えばいい……と考えていたのに、これはスキルそのものだから効果範囲外だ。
放っておいたら、いずれ魔王が復活するかも知れないみたいだし、この場でなんとかしておきたいんだけど……。
やっぱり幼女神様だったら、どうにかできたり?
かもねー。
その気はないと。
ひつよう、ないからー。
ああ、そういえば【強欲】の他に、三つの魔王は討伐されたとかで大丈夫って話だったかな?
幼女神様の言葉から推測すると【傲慢】が復活することはないのだろう。
いやでも召喚そのものを止めたいワケなんですが……。
ひつよう、ないからー。
あ、そっちも?
ふようらー。
相変わらず曖昧な言葉でどういう意味なのか、これがわからない。
だが、幼女神様の言うことに間違いはない。
ならば俺は、俺にできることをすればいいだけだ。行くぞー!
というのが、これまでの経緯である。
しかし直前になってヴァイスが結界の存在を見破ったので、どうしたものかと足踏みしている状態だ。
もういっそ、ごり押しするか?
「ヴァイス、その結界の強度はわかりますか?」
「申し訳ありません師匠。範囲は城全体を覆っていますが、その強度までは試さずに推し量ることはできません」
「謝る必要はありませんよ。ヴァイスの言う通り試してみるしかありませんね」
「そのお役目は我に」
「そうですね。では結界を破るつもりで頼みます」
「はっ、承知しました」
恭しく一礼すると、ヴァイスは腰に差していた己の本体である純白のレイピアを引き抜き、鋭い切っ先を眼下へと向けた。
その刃には次第に強い魔力が集積し始め、バチバチッと電流が迸る。
俺は邪魔にならないよう少し距離を置いておく。
やがて準備が整ったのか、ヴァイスはレイピアを構え――。
「【雷光波】!」
結界へ向けて横一文字に斬り払った。
それと同時に、俺の眼では捉え切れなかった瞬速の剣閃から、雷鳴を伴った白色のプラズマが解き放たれる。
レイピアの軌跡にも似た三日月状のそれは、ヴァイスが持つスキルによって生み出された『白雷』属性による魔力の斬撃だ。
さながら本物の落雷の如く、天から地へ向かって落ちる【雷光波】だが、城を焼き焦がす前に弾かれてしまった。
その瞬間だけ、俺にもはっきりと結界の全容が確認できた。
城を中心として周囲に展開された四角錐の結界が、銀色に輝いたからだ。
ついでに出所が、四体の天使像であることも突き止める。
【聖域の守護天使】(Aランク)
弱者を護る聖天使を模した彫像型の魔道具。
像の周囲に強固な結界を展開する。
複数体によって連動させると数に応じて広範囲に効果を及ぼす。
誰かが内側から結界を張っていたら面倒だったが、魔道具なら話は早い。
さっさと終わらせよう。
「申し訳ありません師匠……」
「構いませんよ。おかげで色々とわかりましたからね」
結界を破れなかったからか、落ち込んでいるヴァイスを労う。
俺も予想していたより結界が硬かったので、ちょっと驚いているくらいだ。
ちなみに【雷光波】そのものは届かなかったが、結界との衝突により凄まじい爆発が起こっていた。
あの衝撃までは防げないだろうから、今ごろ城の内部はどったんばったん大騒ぎだろう。
騒ぎに乗じるように、俺は結界の範囲ギリギリまで近寄って布槍を伸ばす。
布槍はCランクの【変形】スキルなので、このままでは結界を貫くのは難しいだろう。ランク差については十分に理解したからね。
だがAランクの【武装化】スキルによって強化すれば、攻撃力が低くとも一本分くらいは通せるはずだ。
一本でも通れば天使の彫像に、ちょっとでも手が届く。
それだけで十分だ。
「では、いただきまーす……【簒奪】」
天使像の魔道具に触れた瞬間、俺は能力を根こそぎ奪った。
内包されていた魔力を失えば残されるのは、ただの美術品だけだ。
【簒奪に成功しました。鏡面結界を取得しました。】
【複合スキル、聖域を取得しました。】
おや、久しぶりに見たぞ複合スキル。
字面とタイミングを考えると、結界系のスキルが統合されたのかな?
確認しようとしたら、その前に天使の彫像がぼろぼろと崩れ始めた。
美しい天使像の顔がぐちゃぐちゃになり、あっという間に醜悪な魔物みたいになってしまう。化けの皮が剥がれるとはよく言ったものだ。
これはHPもすべて奪って、耐久力がゼロになったせいだろうか。
見れば他に三体あった彫像も、揃って崩壊していく。
奪ったのはひとつだけだと思っていたけど、結界で繋がっていたのだろう。面倒がなくていいね。
とにかく、これで結界は完全に失われたワケだ。
「お見事です、師匠」
「相性が良かっただけですよ」
「敵の守りは喪失しました。どうされますか?」
「それはもちろん攻撃しますよ?」
「御意」
色々あって予定より遅れたけど、そろそろ始めないと帰りが遅くなっちゃうよ。
ミリアちゃんたちを心配させてはいけないし、夕食に間に合わなくなる。
さっきの複合スキルの確認はあとにしよう。
「打ち合わせ通り、ヴァイスは牽制を……あ、その前に」
もしかしたら悪事とは無関係な人もいる可能性を考慮して、本番前にヴァイスの魔法で脅して、攻撃目標である建物から退去させるつもりだった。
そこで俺はひとつ思い付いて、おもむろに【宣託】を発動する。
一方通行だが広範囲に【念話】の効果を及ぼす上位スキルだ。
「これは天罰である!」
……ちゃんと聞こえているのかな?
反応がなくて少し心配になったので【魔眼・透】で城の内部を観察する。
ふむふむ、制服を着た人たちが慌てている様子が露わとなった。
どうやら問題なく聞こえているようなので、観察しながら続ける。
「この地に生きる者たちよ。傲慢なる者たちよ。罪深き者たちよ。我は女神の代弁者にして代行者。異世界より召喚した無垢なる子を奴隷とし、邪欲を満たさんとする者たちをここに断罪する。故に、これは神罰である!」
天罰なのか神罰なのか。
即興で考えた口上だ。細かい部分は大目に見て欲しい。
それに、こうすることで単なる不運の災害ではなく、明確な不手際があったと認識してくれるだろう。
「さて、今度こそお願いします。ヴァイス」
「承知しました。では失礼します……『ホワイト・ライトニング』!」
俺の指示に従って【雷魔法・中級】を使用するヴァイス。
威力はさっきの【雷光波】より低いが、魔法は効果範囲を割と自由に設定できるので扱いやすい。
ヴァイスが選んだ魔法も、一か所に集中するものではなく、全体的に広く浅くダメージを与えるのに適しているようだ。
具体的にはピカッと光ったかと思えば、がらがらぴしゃーんと轟音が空気を震わせ、いつの間にか城に着弾している。
どんどん城の壁面部分に大穴を開け、積み木みたいに崩していく。
ついでに周囲を焼き焦がすので、火災も発生しつつあるようだ。それを消火しようにも雷光は収まらず、むしろ勢いを増しているので動けない。すると火の手も広がってしまい……わぁ大変そうだ。
もう慈悲の雨でも期待したくなるだろうけど、残酷なまでに晴天だ。
晴れているのに雷が落ちる。
そんな奇妙な現象も、天罰めいてよろしいのではないでしょうか。
「ヴァイス、そろそろいいですよ」
「はっ」
さっきの失敗があったせいか、張り切ったヴァイスの魔法は苛烈だった。
すでに城の大部分が黒こげになって、放っておいても壊滅状態だけど、まだまだ本番はこれからですよ。
再び城内の様子を見ていると、異変が収まったのを確認した人々が慌てて城から逃げ出して行くのがわかった。
明らかに集中攻撃されているから、普通はそうするよね。
しかし、なにやら偉そうな老人たちが居座っている。
他の者たちから説得されている様子なのに、頑なに拒否しているようだ。仕方ないので最後の警告を送ることにする。
「これより本格的な神罰を下す。罪を自覚する者は、潔くその身を焼かれよ」
脅しとも取れる俺の【宣託】を理解してようやく折れたのか、老人たちが退去し始める。なぜか若者が引く人力車みたいな物に乗って。
あ、もしかして……あのジジイ共が商家連合のトップなのか?
やたら周りの人たちに偉そうだし、あり得るぞ。
だったら警告なんてする必要なかったな……まあいいか。
「ではヴァイスも退がっていてください」
「ご武運を」
人の気配がなくなった城を見下ろして、俺は狙いを定めた。
うっかり逸れると大惨事なので、全神経を集中させる。
基本的に俺のスキルは攻撃に向かず、せいぜい布槍だったり、魔力をそのまま放ったりする程度だ。
だからヴァイスほどの破壊力を有する攻撃手段は、ひとつを除いてなかった。
そのひとつは、あまりに強力すぎて使いどころが難しい。環境破壊も甚大になるし、近くに味方がいたりするとやばい。
逆に言うと、この国を徹底的に破壊し尽くすだけなら便利だった。
それでも調整を間違えると、大量殺戮スキルとなってしまう。
非常に危ういスキルだ。
完璧にコントロールするため、俺は布槍をしゅるしゅると正面へ伸ばす。
幾数もの布槍が互いに絡み合い、やがて平面だった布槍は、厚みを持った円錐形のランスへと姿を変える。それが計八本も揃った。
それぞれ一定の距離を開いて、八角形を描くように配置していく。
ぽっかりと空いた中心部分の空白は通り道だ。
つまり、これは発射口の代わりである。
外側に漏れないようにしないと、島ごと吹き飛んでしまいかねないからね。
これで、準備は整った。
「ルーゲイン、少しスキルを借りますよ」
この場にはいない金髪美少年の顔を思い出しつつ呟く。
実際は借りるのではなく奪ったモノだが、技を借りるぜ的な意味である。
借りるのはもちろん……この技だ!
「【極光】!」
口にした瞬間、膨大な魔力がごっそり抜けて行く感覚がした。
向かう先は用意しておいた発射口であり、続けて顕現したのは太陽の輝きだ。
音もなく、ただ眩い光だけが世界を覆い尽くす。
以前これを受けた時は、まだ観察している余裕があったというのに、自分で放つとなると途端に視界がホワイトアウトしてしまった。
これ、ちゃんと狙い通りに撃ててる?
破壊音すらしないので、ちょっと不安だ……。
ただ反動でびりびりと痺れるような振動だけが身体へと響く。
このスキルを簡単に説明すると、全魔力を消費して放つ自爆技だ。
使用者の魔力が強く、そして多く持っているほど威力も持続力も跳ね上がる。
その反面、魔力が尽きるまで自分の意思で操作することができない。
発射前に方向を定めるくらいは可能だが、それすら覚束ないと以前のように全方位に向かって破滅をもたらして灼熱地獄と化すだろう。
まあ、ちゃんと抑える手はあるから、その心配はないけどね。
【クロシュ】
MP:530/3700
そろそろ俺の魔力が一割を切りそうだ。
そこで【簒奪】を解除すると、あっさり【極光】の輝きが消え失せる。
俺の場合【極光】は、俺のスキルではなく【簒奪】で奪ったものだ。
だから【極光】そのものは操作できなくとも、大元である【簒奪】のほうで断ってしまえばスキルの発動も止められる。
火を吹くガスコンロの元栓を閉じるようなイメージだな。
急に安っぽく感じるけど間違ってはいないはずだ。
「ヴァイス、そちらに被害はありませんでしたか?」
「問題ありません師匠」
ちゃんと離れていてくれたおかげで、本当に支障はなさそうだ。
肝心の商家連合の首都はどんな様子かというと……。
「これは酷い」
なんということでしょう。
匠の技によって立派なお城が、開放感に溢れる更地へと生まれ変わりました。
大地には大穴が穿たれ、燻るような煙が立ち込めています。匠の粋な計らいで超高熱に晒された土が赤くなっているのもオシャレですね。
どうやら余波を受けた周囲にも被害が出ているようです。これで死人が出ていないのは匠ならではの技術でしょう。偶然だけど。
やはり想定より威力が強くなってしまった。
でもまあ、本当に死者は出ていないみたいだし、目的は果たした。
偉そうなジジイたちも腰を抜かしていたり、頭を抱えてうずくまっていたり、失神していたり……あ、ひとり漏らしてるやつがいる。ばっちぃな。記憶から抹消して見なかったことにしよう。
とりあえず俺も思いきり撃ったせいか、少しすっきりした。
「では帰りましょうか」
「はい」
この惨状を目にしても気にせず素直に頷くヴァイス。そんなところが好き。
気付けば、すでに陽も暮れ始めている。
暗くなる前にヴァイスを抱えて転移陣を起動し、屋敷へと転移した。
さて、今日の晩ご飯はなにかな?
それから商家連合の悪事は、天罰が下ったという情報を付け足して世界中に露見することとなった。
これにより多くの者たちが商家連合を見限り、やがては商家連合という国の衰退と、滅亡に繋がることになるのだが……そんなことより、おうどん食べたい。
一応、補足すると皇帝との会談前の出来事です。
あと1話で三章終了となります。(たぶん)
その後キャラ紹介を入れたら2話ですね。(おそらく)




