11殺人事件
「えみかちゃん、それじゃまた明日や」
「ああ、忍。また明日」
僕はエッチした後にえみかちゃんを家まで送っていった。その帰り道も『駿足』を練習しながら帰っていたら『遠耳』が誰かの声を拾った。
「……たす……けて……」
僕は何事か思てその場所まで走っていった。行った先では女の人が傷を負って倒れていた。『回復魔法』をかけたけど傷が治らん。女の人は既に死んどった。僕は無駄やと分かっていたけど救急車を呼んだ、それから警察も呼んだ。女の人はやってきた救急車で運ばれた。僕は警察に話をきかれた。
「家に帰る途中に声がしたから行ってみたら、女の人が倒れとったんです」
警察は僕の住所や電話番号を聞いてきたんで。僕は素直に答えたわ。僕は面倒事に巻き込まれたなぁと思た。それから夜のニュースであの女の人が死んだことが流れとった。可哀そうになと思たけど、僕にはどうしようもなかった。翌日、僕はえみかちゃんを迎えに行った。そうしたら僕をつけとる気配がしたから『瞬間移動』でそいつの背後に立った。
「なんで僕をつけるん、あんた誰や」
「私は警察だ、何故つけていたのかは極秘だ」
「もしかして僕が犯人って疑われてるん」
「それはなんともいえない」
「はぁ、まぁいいわ。えみかちゃんを迎えに行こ」
「………………」
僕はえみかちゃんを迎えにいった。また警察がつけてきたけど無視した。そうして僕はえみかちゃんの家に着いた。
「えみかちゃん、学校に行かへんか?」
「うん、行く」
「ほな一緒に行こ」
「ああ」
そうしてえみかちゃんと学校に行ったけど、その間も警察がついてきた。えみかちゃんもつけとられるのに気が付いたみたいでこう言うとった。
「忍、誰かが私たちをつけてるようだが」
「それ警察の人や、どうやら僕が犯人やと疑われてるみたいなんや」
「あの女の人が殺された件か」
「そうや、僕が犯人やなんてありえへんのにな」
そうして高校についた。僕たちは授業をおとなしゅう受けて、午前中の授業が終わったらえみかちゃんと学食に行った。
「忍が疑われてるなんて酷いな」
「まぁ、警察からすると第一発見者やから疑っているんやろうけど」
「それじゃ忍といるとしばらく警察がつけてくるわけか」
「そうや、面倒やな」
そんなことを言いながら僕とえみかちゃんは昼食をすませた。午後からも授業やった。体育祭も近いので体育ではその練習でいっぱいやった。僕はえみかちゃんの誕生日が近いのでソワソワしていた。何を送ったらええのかと考えていた。考えたが分からんのでえみかちゃんに聞いてみた。
「えみかちゃん、次の誕生日何が欲しいん?」
「婚約指輪が欲しい」
「そかそれじゃ今度買いにいこ」
「ああ、楽しみだ」
と平和に過ごしている僕らだったが警察がまだ見張っとった。ごくろうさんと僕は思た。それからえみかちゃんを家まで送っていったけど、警察はまだついてきとった。いい加減面倒になってきて、まいてしまおうかと思った時、また『遠耳』がだれかの声を拾った。僕はその現場に駆け付けた。
「……死に……たくない……」
今度も刺されとるのは女の人やった、僕が回復魔法を使ったら傷はすぐに治った。女の人はこう言った。
「ありがとう、ありがとうございます」
「やぁ、当然のことをしただけや、それより誰に刺されたん?」
「分からないです、後ろからいきなり刺されてしまって」
「そうか、ほな警察が来たみたいやから、その話またしてやってください」
僕をつけとった警察の人がようやく僕に追いついてきた。そして血まみれの女性を見てその人に事情聴取をしとった。僕はもう関係ないなと思って帰ろうとしたら、警察は僕にも話を聞いてきた。だからさっきのことを見たまんま答えた。それが終わったら夜になっとったから家に帰った。僕は犯人は誰なんやろと思た。まぁ防犯カメラとからあるんでそのうち警察が捕まえるはずだった。でも最凶の忍者としては自分で犯人を捕まえたかった。だから僕は明日調べようと風呂入って寝た。翌日も僕はえみかちゃんを迎えにいった、さすがに僕が犯人ではないと分かったようで警察はついて来なかった。
「おはよ、えみかちゃん」
「おはよう、忍」
そうして僕らは一緒に高校に行った、僕は事件は夕方に起こるから、ちょっと午後の授業をサボって帰る気だった。
「えみかちゃん、今日は送って行けへん。ごめん」
「昨日の事件を調べるつもりなんだな」
「そや、最凶の忍者として活動するつもりや」
「危ないことはするなよ」
僕はえみかちゃんから心配されとった。僕も無理はするつもりはなかった。そうして午後の授業をちょっとサボって僕は街へと出た。『遠耳』で僕はいろんな会話をきいた、そうしてると声がした。
「きゃあ――!? なにするの、うぐっ!!」
僕はその声がした現場にすぐ駆けつけた。そして被害者に回復魔法をかけたあと、逃げていく犯人を追った。中年の男みたいやった。僕はすぐ犯人においついてそいつを叩きのめした。そうして聞いた。
「なぁ、なんであんなことしたん?」
「楽しいからだ、俺を馬鹿にした女が死ぬのが楽しいからだ」
「ほうか、お前はもう寝とれや」
「ぐはっ!?」
僕は犯人を殴って気絶させた。そしてすぐに警察を呼んだ。警察はすぐに来た、僕は犯人を警察につきだした。女の人が刺された場所も教えた。既に警察は女の人を保護しとった。そうして犯人は逮捕された。
「このガキ、お前のことは忘れんからな。今度はお前の女を殺してやる!!」
「僕の女に手をだしたら殺すで」
僕は犯人からの脅しに殺意をもって答えた。えみかちゃんを襲うんやったら本当に殺すつもりやった。前に五人が保釈された例もある。僕は犯人の動きに注意しておこうと思た。それからしばらくは平和な生活が続いた、平日は学校で授業を受けて、土日はえみかちゃんと一緒にダンジョンに行って稼いだ。そんなある日、僕はえみかちゃんと家まで帰ろうと歩いとった。そうしたら誰かが僕らをつけとるのが分かった。だから僕はえみかちゃんにこう言うた。
「えみかちゃん、誰かがぼくらをつけとるから捕まえるわ」
「そうか、分かった。気をつけてな」
そうして僕は僕らをつけとった人物を捕まえた。そうしたらこの間の犯人やった。脱獄したのか右手には手錠がはまとった。
「僕は言うたよな、僕の女に手をだしたら殺すて」
「お、俺はまだお前の女に手をだしてない」
「出そうとしとったやろうが、このだぼが!!」
「ひぃ!?」
僕はその男をボコボコに殴って気絶させた。それから警察を呼んだ。警察はあわててやってきた。そして犯人を捕まえて今度こそ逃げ出せないようにしとった。ほんま僕は犯人を殺してろうかと思た。でもそれで僕が警察に捕まるのは嫌だから精一杯我慢した。こうして殺人事件の犯人は捕まった。もう逃げられないはずやった。僕は亡くなった女性の冥福を祈った。
「片付いたで、えみかちゃん」
「そうか、それは良かった」
「えみかちゃんの誕生日がもうすぐやし、婚約指輪を買いにいこか?」
「うん、行こう。それからよくやったな、忍」
僕はえみかちゃんに褒めて貰って満足やった、やっぱり主のえみかちゃんの言葉が一番嬉しかった。そうして僕らは婚約指輪を買う為に街に出かけていった。僕は幸せやった。えみかちゃんと手を繋いで歩いた、えみかちゃんの手は温こうて、僕は本当にえみかちゃんを守れて良かったと思た。
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