表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
72/120

39話:結衣の奇策

火竜は、結衣が提示した「フラフープくぐり」の勝負に挑むことにした。結衣は、魔法で巨大なフラフープを空中に具現化させた。そして、ソラの背に乗り、先行してタイムを測り始めた。


「ソラ! 行くよ!」


結衣の合図で、ソラは、巨大なフラフープをくぐり抜けていく。結衣は、ソラを誘導し、次々とフラフープをクリアしていく。


「すごい! 結衣さま、ソラさま、頑張れー!」


牧場の仲間たちが、二人に声援を送る。


そして、ソラは、見事、すべてのフラフープをくぐり抜け、着地した。タイムは、1分30秒。


「さて、次は、火竜さんの番だよ」


結衣は、そう言って、火竜に微笑んだ。


火竜は、鼻で笑い、結衣に言った。


「私の勝ちだ。この巨体で、お前たちがくぐったような、小さなフラフープを、くぐり抜けることなどできん」


しかし、結衣は、火竜のために、彼の体が十分に通り抜けられる、巨大なフラフープを次々と具現化した。


「火竜さん、行ってらっしゃい!」


結衣の言葉に、火竜は、自信満々に、最初のフラフープをくぐり抜けた。


しかし、火竜がフラフープをくぐるたびに、彼の体は、徐々に小さくなっていった。


「な…なんだ、これは!?」


火竜は、自分の体が小さくなっていくことに、驚きと混乱を隠せないようだった。


結衣が作り出したフラフープは、見た目は巨大だが、実は、「ものを小さくする魔法のフラフープ」だったのだ。


火竜は、体がどんどん小さくなることに焦りを感じながらも、必死にフラフープをくぐり抜けた。しかし、彼の体は、どんどん小さくなっていき、タイムは、どんどんかさんでいった。


そして、火竜が最後のフラフープをくぐり抜けたとき、彼の体は、可愛らしい、小さな竜へと変わっていた。


「勝負あり!」


結衣は、そう言って、微笑んだ。


火竜のタイムは、10分30秒。


「…ま、まさか…」


火竜は、自分の姿を見て、言葉を失った。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ