表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【書籍化決定】隠れ居酒屋・越境庵~異世界転移した頑固料理人の物語~  作者: 呑兵衛和尚
王都ヴィターエで、てんやわんや

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

103/139

103品目・三国会談と、精霊の加護について(ドネルケバブと、コロナ・エクストラビール)

 園遊会の会場である庭園に、静かに曲が流れ始めた。

 

 楽団が曲を奏で始めると、一人の男性が貴賓席の前に立ち、ゆっくりと話を始める。

 ああ、確か以前、俺が王城に呼び出された時にいた貴族院のスペイバーン伯爵といったかな。

 俺達のいる場所からはかなり離れているので、声もかろうじて届く程度。

 そして貴族の名前が呼ばれると、爵位を持つ家長を先頭に、その家族が入場してくる。


「ちなみにですが、男爵家の家族は胸元に薄黒地に白い家紋の入ったリボンを付けています。男爵本人は、儀礼用の略装として濃黒のハーフマントを付けていますわ」

「そのハーフマントの生地にも家紋が記されているにゃ。こういった場所では、爵位ごとに身に着ける事が出来るものが定められているので、勝手に色を変えたり装飾品を増やすことは出来ないにゃ」

「なるほど……それで身分差がはっきりしているのか」


 そういえば、貴族の入場前に会場に人が大勢いたんだが。

 マリアン曰く、リボンを付けていない人々は庶民もしくは爵位なし。

 男爵が黒地に白糸の刺繍、子爵は白地の生地に黒糸の刺繍が施されている。

 この二つの爵位が下級貴族と呼ばれているらしい。

 ちなみに下級貴族はロングマントは禁止されており、ハーフマントのみ装着することが許されている。


 伯爵は中級貴族に分類され、黄地に白もしくは黒糸の刺繍を施されており、マントについてはロングタイプ、ハーフタイプどちらでも使用可能とか。

 

 そして上級貴族である侯爵・辺境伯は赤地に金刺繍、公爵は青地に金刺繍を使うことが赦されているらしく、マントもロングタイプの着用が義務付けられているとか。

 ちなみに王族は王爵という爵位に属し、紫地に金銀の刺繍が施されているとかで。


 なお、下地が指定されている色であればよいらしく。伯爵位を持つ貴族には、黄色といっても『赤地の濃い黄色(トパーズ色)』を好む家系もあれば、逆に『暗い緑地の黄色オリーブ』という色のマントを羽織っている伯爵もいるとか。 

 

「へぇ。なるほどねぇ」

「ですから、庶民の服装についても、上級貴族の着用している色地の服を着ることは禁止されているのですよ」


 そう呟いた時、ふと、マリアンとシャットが、それぞれの服装の色を確認。

 マリアンの作務衣はボルドー色、つまり濃い赤紫色。

 シャットの作務衣はパセリ色、華やかな緑色である。

 ちなみの俺のは黒地に青紫色、つまりマリアンと俺の着用している服の色は上級貴族色ということか。

 まあ、庶民の制服の色までどうこう言われることはないでしょう、アイラ王女殿下も特に問題視していなかったようだからなぁ。


 そして王族が入場する前に、来賓客の紹介も行われる。 

 どうやら先に席についていたらしく、中にはわざわざ海向こうの藩王国から来た人物もいるようで。

 そして最後に王族が来場しに着くと、ようやく曲調が変わり国王陛下の宣言が行われる。

 まあ、そんなに長ったらしい内容ではなく、年に一度のまつりごとゆえ、楽しんで貰いたいという感じだ。

 後は立食形式のパーティーが始まり、各々が好きな露店で料理を受け取り、給仕が飲み物を運んでくる。

 所々に設けられている席やテーブルでは貴族や商会関係者達が話し合いを行っているようで、何とも楽しそうである。


「……あら、どこにもいないと思って探しましたわ。今日のメニューは何かしら?」


 侍女を伴ってアイラ王女殿下がやって来た。

 相変わらず、右手には折りたたんだ羽根扇子が握られている。


「本日は、ドネルケバブというものをご用意しました」

「ドネルケバブ? それを一つ、頂けるかしら?」

「はい、それでは少々お待ちください」


 マリアンが丁寧に挨拶をしてから、俺が巻いたドネルケバブをトレーに載せて、侍女に差し出した。

 しっかりとソースもつけてあるので大丈夫だな。


「アイラさま。毒見は必要でしょうか?」

「必要ありません。さて、これはどのようにして食べるもので?」

「はい、こう、手に持ってガブッといきます」


 マリアンがそういう仕草をしてみせると、興味を持って集まって来た貴族たちがクスクスと笑い始めた。

 なんて下品な……とか、あれでも王室御用達なのか……とか。

 俺たちの露店をあざ笑っているようだが、そんな事は気にする必要はない。


――ガブッ

 ほら。

 アイラ王女殿下がドネルケバブ巻きを素手で掴んで、ガブッとかじりついた。

 これには集まっている貴族達も度肝を抜かれたようだが、すぐにマリアンがウエットティッシュを取り出して侍女に差し出した。


「あら、マリアンさん、私には直接で構いませんわよ。それにしてもこれは美味しいですわね。ユウヤ店長、もう一つ、いえもう二つお願いしますわ。シャットさん、今日はどのような飲み物がありますことで?」

「にゃははははは、いつもの定番だにゃ」

「あら、今日はカヴァは冷えていないの、残念ね……」


 そう呟いた時、こちらをチラッと見たのは偶然ではないよなぁ。

 それならまあ、特別ですよ?


「残念ですが、一本しか冷やしていないのです。それでよろしければ」

「そうなの? ではお願いしますわ」

「かしこまりました」


 それじゃあ、厨房倉庫(ストレージ)からカヴァを一本取り出し、シャットに手渡す。


「うにゅ……グラスはこれでいいのかにゃ?」

「そうだな、それじゃあこいつを」


 シャンパングラスも取り出してシャットに手渡すと、慣れた手つきでカヴァの栓を開けてシャンパングラスに注ぐ。それをソッとアイラ王女殿下に直接手渡すと、彼女もウンウンと頷いてから、香りを楽しんでまず一口。


「ゴクッ……ん、いいですわ。私はこれが大層好きなのですわよ」

「では、ちょいと変わり種ですが、ドネルケバブによく合う飲み物もどうぞ」


 今度は俺の番。

 厨房倉庫(ストレージ)から、コロナ・エキストラ ボトルというビールを取り出し、栓を開けてからくし形に切ったライムを突き刺す。

 それを勢いよく瓶の中に落とし込み、そのままタンブラーに注いで手渡す。


「これは?」

「ドネルケバブにはビールがよく合うのですが。ちょいと産地は違うのですが、これも最高に飲みやすいです」

「ふぅん。ビールというと、よくブリリアント・サヴァランも呑んでいたわね」

「あの方は日本酒通ですけれど、生ビールは好物のようですから」

「では、一口いただくわ……ゴクッ……ぷっは」


 はい、ちょっと驚いた顔をしているアイラ王女殿下だが、すぐに頷いている。


「成程ね。これも確かに美味しいわ。これは常駐しているのかしら?」

「取り寄せは可能ですが、他店舗に卸してはいません。どうしてもというのでしたら、当店で」

「そうね。これを飲み、美味しいユウヤ店長の料理を食べることができるのでしたら、通っても問題はありませんわね。では、また後程」

「ありがとうございます」


 俺が丁寧に頭を下げると同時に、羽根扇子で口元を隠したが。

 チロッとベロを出していたぞ、一杯食わされたか。

 そしてアイラ王女殿下が立ち去った後で、貴族の人たちやその侍女たちが殺到し、ドネルケバブ巻きの注文が殺到した。

 また、飲み物についても王女殿下と同じものをと頼まれたものの、さっきの話通り在庫はない。

 ということで、定番商品で納得して貰った。


「はぁ……良い感じに他の貴族家への牽制をしていただけたようですが。逆に殺到してしまいましたわ」

「まあまあ、無理難題が来なくなっただけよしとしておくか」


 ま、今のところは順風満帆ということで。


………

……


 園遊会も一時間程経過すると、参加している貴族たちもアルコールが回り気分が緩んでしまう。

 だが、王族や来賓のいる場所での喧嘩や言い争いなどもってのほか。

 顔は笑って心では刃を研ぎ澄ますといった雰囲気を醸し出している貴族の姿も、あちこちで見受けられている。


「おい……先ほどアイラ王女殿下がお飲みになっていたワインがあるだろう? あれを我が家に卸すのだ。他家に販売する事も許さん、いいな、分かったな?」


 とまあ、酔った勢いで絡んだあげく、王女殿下の気を引くためにカヴァの占有権を求めてくる輩まで出てくるとはねぇ。マントはハーフで黒地……つまり男爵家ですか。


「今日、何度目だろうか……お断りします」

「な、なんだとぉ……」


 さすがに刀剣の類を身に着けてはないので、拳を握って殴りかかって来たのだが。

 ぶっちゃけるなら、酔っぱらい相手の荒事なんて生前は日常茶飯事。

 というか、年に一度ぐらいはあったものでね。

 大切な常連さんでも、時には酒に酔って忘れたいこともある。

 それを揶揄われて喧嘩になりそうになり、止めに入ってとばっちりなんて笑い話もあったなぁ。


――パシッ

「男爵さま、悪酔いしすぎです……そろそろ水でも飲んで休まれた方が良いでしょう」

「な、なんらってぇ、は、放せ無礼者がぁ……この俺を誰だと思っているんだぁ……」


 酔った勢いで腰の入っていない拳程度、いくらでも取り押さえることができる。

 そしてこの騒動を聞きつけて、警備を行っていた騎士たちも駆けつけてくる。

 そしてあっさりと取り押さえられ、そのまま男爵は退場。

 

「悪は滅びるにゃ」

「全くですわ。王室御用達の看板を持つ商家や料理人に対しての無理強いは、貴族法で禁じられているというのに」

「まあ、酒に酔って忘れてしまったんだろうなぁ」

「全く……貴族ともあろうものが、情けない」

「ええ……って、国王陛下!!」


 俺たちの会話の中に、いつの間にか国王陛下も割り込んできた。

 いえいえ、国王たるもの、席でどっしりと構えていてほしいのですけれどねぇ。


「どうだ、ユウヤ・ウドウ。いっそ爵位を得てしまうというのは? 望むならば倭藍波(わらんは)の姫巫女を救ったという事で伯爵位までは陞爵できるが?」

「また、国王陛下もお戯れを……私は一介の料理人です」

「では、一介の料理人に頼むか。私の元へ、ドネルケバブ巻きというものを5人分、作って持って来てくれ。くれぐれもそこの店員に持たせるなよ、店長自らが持ってくるのだ」


 それだけを告げて、国王陛下は席へと戻っていく。

 しっかし、それだけを言うのなら、侍女にでも伝言を頼めばいいのにねぇ。


「さて、それじゃあ作って持っていきますか。マリアン、ちょいと作り方を覚えてくれるか? 俺が席を外している間はマリアンに頼む」

「わかりましたわ」

「あたいはドリンク担当だから、頑張るにゃ」

「はいはい……」


 ということで、急ぎマリアンにドネルケバブ巻きの作り方を伝授。

 俺も5人分のドネルケバブ巻きを用意すると、いそいそと国王陛下の待つ貴賓席へと向かった。

 ちなみに貴賓席にはほとんど座っている貴族はおらず、あちこちのテーブルで上級貴族たちと楽しく語らっている最中。

 その様子を遠巻きに見ているのが中級貴族で、下級貴族たちは似たような爵位の者同士で集まり、情報交換をしている真っ最中のようで。

 また、貴族にも派閥があるらしく、それらの仲間内だけで盛り上がっている方たちもあちこちに見えている。

 うん、実に面白い。

 

「お待たせしました。ユウヤの酒場より、ドネルケバブ巻きを5人前、お持ちしました」


 国王のいる席にはしっかりとテーブルが用意されていて、そこには様々な飲み物や食べ物が並べられている。まあ、恐らくは試食も兼ねているのだろう、少しずつ手を付けているものの、完食されている皿は一つもない。

 飲み物もそうだ、各種ワインが入った銀製のワインカップが並んでいるものの、どれも多少口を付けただけ。見方によっては、実にもったいないのだが、それも仕事なのだろう。


「おお、待っていたぞ。では、この2皿を妻の元へ」

「畏まりました」

 

 近くで控えている侍女が二皿を持って、王妃様の元へと向かった。

 そして今、ここには国王陛下以外に二人の人物が座っているのだが。


「紹介しよう。彼はティラキート藩王国の藩王であるアブドゥラ・ティラキート。そして彼女はオーバーホルト遊牧国家の国主であるメアリー・ウィンクル・アントワープ。ともに、我が国と同盟を結んでおる。もっとも、二国は海の向こうの国家故、現在は通商条約を締結しているだけにすぎず」


 国王がそう説明すると、アブドゥラ藩王が右手を上げて笑みを浮かべる。


「初めまして。私は大藩王の名代として参っただけです、そんなに硬くならなくても結構」

「私もそうですわね。オーバーホルトは多民族国家で、私は今年度の代表に選出されたので、こちらに挨拶に伺った次第ですから」

「ご丁寧にありがとうございます。ユウヤ・ウドウです」


 そう頭を下げると、アブドゥラ藩王が目の前に出されたドネルケバブ巻きを口に入れて味わい始めた。

 それを見てアントワープ国主もアブドゥラ藩王を真似て手づかみでドネルケバブ巻きを食べ始めたが。


「うん、やはりそうか……この料理には香辛料が使われているな。以前、我が国の商会の貿易船が嵐に見舞われた時、ユウヤ・ウドウという料理人に助けられたという報告が上がっている。それは君の事だね、礼を言う」

「ああ、なるほど。ウーガ・トダールで出会った、バギャン商会の商人の件ですか。あの時はこちらもお世話になりました」


 ああ、あの時の商会主の主人がこの人だったのか。

 あの時にいた業突張り商人とは全く真逆の、穏やかな人物ではないか。


「いや、私としてもこの場を借りて、あの時の礼を伝えたかっただけだ。ウィシュケ陛下にも、重ねてお礼を申し上げます」

「いや、大藩王からの書状で、この場を用意して欲しいと頼まれただけだ。アブドゥラ藩王も気にしなくてよい」

「ありがとうございます」


 なるほど、そういう事で俺をこの場に呼びつけたのか。

 まあ、そういうことなら仕方がないか。

 さて、それはそうとして、先程からずっと俺の方を見ているアントワープ国主が怖いのですが。


「あ、あの……アントワープ国主、私の顔に何かついているでしょうか?」

「いえ、顔と言いますか……なんというか、貴方の持つ魔力に興味がありまして……」

「魔力……ですか?」


 そう問いかけると、アントワープ国主がウィシュケ陛下の方を向き直って。


「ウィシュケ陛下、このものはひょっとして、流れ人ではありませんか?」

「ほう……どうしてそのようなことを?」

「彼から発せられる魔力には、精霊の力を感じません。この世界に住むものは大なり小なり、必ず精霊の力を宿しているはずです。ですが、彼からはそのような力を感じません。我がオーバーホルト遊牧国家の初代国主である流れ人マルメ・クロード様もまた、精霊の加護を持たなかったと記録にあります」

「……やはり、精霊の目はごまかせないか。ユウヤ殿、実は、貴殿には精霊と契約を結んでほしいのだ。理由については、今のアントワープ国主の言葉で理解できたであろう?」


 つまり、精霊を感じるものなら、俺の正体については簡単に察しが付くという事か。

 それを俺に教えるためにここに呼んだというのは、なんとも面倒くさいというかなんというか。

 まあ、確かにこの先もこの世界でのんびりと生きるのだから、そのために必要なことならば、精霊と契約を結ぶのは構わないか。


「かしこまりました。それで、私はヘーゼル・ウッド様の加護を持っていますが、新たに精霊と契約を結ぶ事で加護が失われたり、弊害が発生したりする事はないのでしょうか?」

「それでしたら、ヘーゼル・ウッド様の眷属神である月の女神セレニータの加護を授かるのがよろしいかと。かの女神は月の精霊の主人ですので」

「おお、そうであったか。では、ユウヤ殿は近いうちに、この王都にある教会でヘーゼル・ウッド様に誓いを立ててくるがよい。その時、月の女神セレニータさまにも問いかけてくるのを忘れずにな」

「はい。それで問題がないのであれば」


 また一つ、加護を授かることになったのだが。 

 一人の人間で幾つもの加護を得て大丈夫なのかとアントワープ国主に尋ねてみたが、過去には一人で12神の加護を得た人もいるとかで、特に問題はないらしい。

 むしろ加護は、あればあるだけあった方がよいとか。


「それにしても……ねぇ、ユウヤさん、あなたの知り合いに魔導師はいるかしら?」

「ええ、いますけれど、何かありましたか?」


 ふと、アントワープ国主がそのような質問を行ってきた。

 俺の知り合いのの魔導師となると、マリアンぐらいしか思いつかないなぁ。

 ミーシャとアベルは違う筈だし、シャットはレンジャーとか話していたよなぁ。


「もしも知り合いで魔導師がいるのでしたら、その方にも精霊から加護を得るための助力を得た方がいいわ。魔導師は精霊とも通じているので、より安定した加護を授かれると思うわ。月の女神は気まぐれなのでね」

「ああ、そういうことですか。かしこまりました」

「それじゃあ、私からの用事はこれで終わりですわ。また後で、このドネルケバブ巻きとかいうのを頂きに行くので。本国に戻って作ってみたいので、作り方を見せて頂けると助かります」


 ふむふむ。

 遊牧国家ということは、中東とかあっちの文化に近いのかもしれないな。

 それなら、作り方を説明すれば、もっと美味しく改良して貰えるかもしれないな。


「わかりました。では、一度露店に戻りますので。後程伺っていただければ、詳しい作り方をご説明します」

「ああ、私も同行しましょう。これ程までに香辛料をうまく使っていただけるのなら、私も興味がありますので」

「ええ、大歓迎ですよ。では、一旦失礼します」


 そう告げて一礼したのち、露店へと戻る。

 まったく、こんなに緊張したのは久しぶりだよ。

 三つの国の国家元首と会談だなんて、勘弁してくれよ……。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ