美咲ちゃんは恋がしたい! ♡6 恋って言うから愛にきた
恋がしたいと言い出した美咲。
ついに来たのか恋の詩。
そんな美咲に心穏やかならぬ貴志の決断。
恋っていうから愛に来た(来いっていうから逢いにきた)、貴志の心に硝煙の臭いが纏わりつく!
「貴志! あたし告られた!! どうしよう?」
前に“あたし恋したい”って言ってたのはどうした? とは想うが、なんだ? この疼きは? イライラする。喜ぶべきなんだろうがモヤモヤが纏わり付く。
「よ、よかったじゃないか?恋したいって言ってたし、いい機会じゃないのか?」
イライラからそんな言葉が口を突いて出る。我ながら何とも大人気ないというか子供かとツッコミたくなるような態度に驚く。
自分で言うのも何だが、冷静沈着常にクールに格好良くがモットーな俺が。
美咲の顔を見ていながら見えていない。何なんだチクショウ!
何故か美咲との思い出が目に浮かぶ。
ダンスコンテストに出るって練習してた日々。
コンテストでキメたドヤ顔。
頑張ったけど残念ながら三位で終わった時に泣いてたアイツ。
あの時、喧嘩して三日も不機嫌だった。
あの日、悪戯でキスする振りしやがって!
あの時美咲は・・・・
美咲のヤツ・・・・
美咲・・
美咲・・
・・・・・・
俺はバカだ。
大馬鹿野郎だ!
気付いていながら気付きたくなかった。何時も隣にいた。どんな時も側にいた。だから何時までも俺の隣にいると思いたかった。
バカ野郎!! そんな訳ねぇじゃねえか!!
・・・・怖い、美咲が隣に居ない、居なくなる・・・・
俺の意思に関わりなく居なくなる? すごく、怖い・・・・
俺は、美咲に・・・・
ハッと我に返ると美咲は居なくなっていた。
「奈緒美、美咲は?」
「ミサなら返事しなきゃとか言ってたけど?」
「返事?」
俺は動き出す。心のままに。もう解かった。気が付いた。だから、美咲に逢わないと!
み、美咲何処に居る? 奈緒美は「返事」と言っていた、それは「告白の返事」、人目の少ない場所か? 校舎裏とか。
居た。見付けた。
美咲は俺に気が付くと俯いてゆっくり向かってくる。手の届く距離になると額を俺の胸に当てぽつぽつ話し始めた。
「三好君ね、フラれるのは辛いけどフル方はもっと辛いだろうって。やっと前を向いて歩けるって。スゴイよね、辛いのに人を想えるって」
「ああ、そうだな」
「そんないいひとフッちゃうあたしって・・・・」
「み、美咲。あのな、その・・・・」
ダメだ・・・・口がカラカラだ・・・・誰でもいい、神さまでも悪魔でも俺に勇気を!!
「美咲、俺・・美咲が好きだ。ずっと側にいてほしい」
ビクッと体を震わせると美咲は口元を押さえ涙を流し泣き出す。
「あたしも・・あたしも貴志のこと・・大好き!!」
俺はそんな可愛い彼女を抱きしめたのだ。
あ~、この第六話は結構無理してるなって思います。
ちょっと端折り過ぎ、と。
2000文字にして分割すればよかったかな?と力不足を実感しますね・・・




