美咲ちゃんは恋がしたい! ♡4 メイド喫茶へ来い
秋になり学園祭の時期、「メイド喫茶やりたい」の一声で1-Bはメイド喫茶をやることに!
短いメイド服に鼻の下を伸ばす男子たちに思わぬ落とし穴が!!
美咲ちゃんは恋がしたい、第四話開演。
「貴志! あたし、メイド喫茶やりたい!!」
何時もなんでいきなりなんだ? 美咲さんよ!
秋の学園祭だからその出し物だと解るが、メイド喫茶のバイトがしたいのかと勘違いするぞ?
我らの1年B組金髪先生は頭を抱えてはるで(笑)
結局は男女共に大賛成で学園祭はメイド喫茶に決まった。
メイドの制服がカワイイてなことで女子は着て愉しみ、スカートが短いと男子は歓ぶ!
おい、君たちなんて邪まなんだね? スカートが短いだと、みじか····テヘっ!
◇
まあ、そんな疾しい気持ちも有りました、有りましたとも、ええ。
で、なんでボクもメイド姿なんですのん?しかもスカートみじか!! 屈んだだけで、パン(てをたたく)Vサイン、手で輪っか、オデコに手の平で覗く動作。(パンつーまるみえ)ふるっ
おいまて、真田! トランクスモロだしやで! 結城、おまえイチゴパンツとかどこで!!
待って、まってまだ心の準備が!! や、やめ! あっあっあっあぁぁぁ〜〜!
貴志女装メイド
◇
「シクシク、ボクもうお婿にイケない!」
「あたしが貰ったげよか?」
「キミの狙いは俺の料理やろー!」
「たとえそうでも貰い手ある事を喜べぃ(笑)でも貴志、顔立ちいいから仕草さえ上手くやればホントのメイドに見えるんじゃない?」
「そうそう、貴志くん似合ってるよぉ」「枝川くん、ジュルる」「にゃはは、美形はお得だね」
このメイド喫茶は初日男子が女装メイド、女子が男装。二日目に男女入れ替えでやるという色物企画。当初の予定には無かったはずなのにどうしてこうなった?責任者出て来い!
午前中は不慣れな分もあってバタバタしたが、午後には大分マシになってきた。
クラスに二人ほどファミレスでバイトしているので指導受けた成果が出てきた。
午後3時にもなると客足も落ち着いて交代で昼休憩に入る。飲食業は大変だ。
休憩のはずの美咲が目の前に居る。
「今のあたしはお客様、貴子ちゃんスマイルスマイル♪」
「いらっしゃいませ、お嬢様」
「注文は『らぶらぶ魔法付きオムライス』貴子ちゃん指名で!」
「少々お待ちください、お嬢様」
きっと俺は引きつった顔をしている。自分の顔だもんよ! 見なくても解るよ!
「お待たせしました、お嬢様」
「待ってました♪じゃあ、仕上げの呪文ね♪」
エラくご機嫌だな、美咲。
「練る練るネリネリらぶらぶきゅん♪ラブラブ魔法で美味しくな~れ♡」
「貴志今までオムライス作ってくれてもやってくれないから♡」
普通に恥ずかしいわ!!