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美咲ちゃんは恋がしたい! ♡2 ひと夏の故意

貴志の「ナポリタソ」を堪能した美咲。


数日後も貴志の部屋で課題もやらずに「海に行きたい」


水着の女の子を妄想し鼻の下が伸びる男子高校生貴志!


美咲ちゃんは恋がしたい、第二話開幕。

「貴志! あたし海行きたい!」


 またまた唐突に卓袱台を叩いて叫びだす美咲クン・・・・課題は終わったのか? 三日もうちに入り浸りなのに。

 俺は昔のドットの粗い「クレイジークライム鈍器」という訳の分からんゲームの攻略中。うん、つまらんもう止めよう。切りがいいので美咲に向き合う。


「いや、いいが、お前課題は終わったか?」

「うんにゃ、出来てないYOYOYO♪」

「・・・・後で見せろとか言うなよ」

「こんないい天気の夏の日に閉じこもってる方がヘン!」

「まあ、いい。佐伯と武田も誘う。お前も女の子何人か呼べ」

「うにゃあ、『みこっち』と『なおすん』に声かけるかな」


 高校1年ののんびり出来る時期に勉強漬けもどうかと思うし、八月になる前に海で発散するのもアリか? ゲーム廃人になっても意味がない青春時代、水着の女の子を堪能するか。夏休みもこれからが本番だしな!



 しかし、暇人しかおらんのか(汗)佐伯と武田は呼んだが、織田と上杉までなんで居る!


「こんちゃ! 枝川くん」

「お呼ばれしまして~~♪」

「やほやほ」

「まるでお母さんに聞いたグループ交際?」


 市原、そんなのは今の連中知らんぞ。

 間宮まみやみのり、家が神社で巫女をやるから「みこっち」。佐倉奈緒美さくら なおみ、なおすん。尾崎立夏おざき りっか市原由香いちはら ゆか、お前らも来たのか。


挿絵(By みてみん)


 電車で10人そろって、泳げる浜辺のある海へ1時間、車内はちょっとした修学旅行気分。


 まあ、いいんだが、何故に美咲と差し向いなんだ?

 へぇへぇ、出遅れた俺たちが悪いんだわ(汗


 電車が着て、かしまし四姉妹がボックス席を占拠、後発野郎どもも四人でボックス確保。

 残りのワシら二人のセットが自動的に確定。


 うむ、美咲は嫌いじゃないしカワイイヤツだがそんなに俺らを姉弟扱いしたいんか? (美咲は12月24日産まれ、俺は2月14日産まれ)


「貴志、何聴いてるの?」

「なおさん」

「あたしも聴きたい」


 俺は右耳のイヤホンを左隣に座り直した美咲に渡す。


「お、この前アニメで聴いた! ····あ、これ一昨日貴志がやってたゲームのOP」

「俺はスカーレットリーフが一番好きだな。聞きようによってエッチぃけどな」

「エッチぃって言うヤツがエッチぃんだよ♪」


「あの二人なんかイイ感じだよね」

「頑張れミサ」

「にゃはは」

「青春ですねぇ」

「リア充爆発しろ!」

「貴志、俺という彼氏が居ながら浮気とか(笑)」

「彼女欲しす」

「神は死んだ」


 なんて囁きが聞こえるが、気にしちゃ負けだ!



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