第4話 ステータス
ステータスにはこう書かれていた。
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和樹Lv:01[職業:勇者]
攻撃力:23 (33)
体力:18
防御力:09
知力:12
魔力:---
[能力]
会話
[スキル]
<特殊>
---
<通常>
居合切り<I>
[持ち物]
・木の棒
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おぉ!と和樹は歓喜した。街案内所でも軽く説明されたが、かなりちゃんとした作りになっている。
説明によれば、攻撃力の横のかっこの数値はスキルを使った時のものらしく、特殊スキルはそれぞれの職業が固有に持つスキルである。
続けてクエスト欄を押してみると、また先ほどと似たような画面が目の前に出現した。
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[通常クエスト]
・D級魔物を狩れ<00/10>
・100コル入手せよ<000/100>
[限定クエスト]
現在は存在しません。
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これも、通常クエストとは日々出現するクエストである。その為、一日経つとそのクエストは消えてしまう。
一方、限定クエストはそのクエストを消化するまで残り、クエスト報酬も通常クエストより豪華なものになっているが、大体の限定クエストは一日では消化しきれないほどの量、または難易度を誇っており、そう簡単にはクリアできるものではない。
「よし、ステータスも確認したことだし、木の棒出してダンジョン潜るか!」
彼はここへ来る前、道端に落ちていた木の棒を拾った。剣を買う金がなかったための苦肉の策であったが、彼なりに満足していた。
そして、彼は意気込んでC級ダンジョンへ潜っていくのであった。
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読んでいただきありがとうございます。
区切りの関係でかなり短くなってしまいましたが、ご了承ください。
また、5話6話でこの小説の題名について触れる予定ですので楽しみにお待ちください。
また、これまで通り評価等していただけると助かります。
soramame