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DeathGame ~その男、最強職につき~  作者: soramame
第一章 王都編
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第1話 ゲーマー男の異世界転生【1】


ふぅ、と男は部屋の一室でため息を吐く。どうやら、彼はパソコンゲームに夢中のようだ。



部屋は闇に包まれており、いつ食べたか分からないカップ麺の容器、何か月前かの広告、飲みかけの炭酸飲料などがいたるところに転がっている。



彼の名前は、田中和樹。いかにもおっさんのような見た目の彼だが、今年で23歳という若さである。



しかし、彼は職についておらず無職として家の中に居座り続けている。もちろん彼女はいない。もっとも、頼みの綱であった父は死に、母には逃げられるという始末。



それでも彼はパソコンのモニター画面越しに向かって一日中画面の中のモンスター達と格闘をしている。

そのせいか、彼はこのゲームを完膚なきまでにやりつくしてしまった。



このゲームのラスボスなんて今では、”どれだけ早く倒せるか” という認識でしかなくなってしまった。



「あぁ、トラクエも飽きたなぁ...。また新しいゲーム探すかぁ」



なので、彼はネットのゲーム掲示板で新たなるゲームを探すことにした。



「できれば、前とは違うもっと面白いやつがいいんだけど...」



そういいながらマウスをスクロールしていくと、よくある広告欄にふと目が留まる。



”王道RPGに飽きたあなたへ! このゲームは想像を何倍も超えるRPGです!”



「よくある見飽きた広告だな。だが、想像を超えるのか...。面白そうだしちょっと見てみるか」



普段ならこの手の広告のゲームは面白くないものが多いので無視するが、特にやることがない和樹は好奇心からそのポップアップ画面をクリックした。



―――すると、画面にいくつもの選択画面が現れた。



「なになに、職業を選んでください、か。ずいぶんと展開が早んだな。このゲームは..」



少々のツッコミを入れながらも、和樹は選択画面を触ってみた。


「なるほど、職業内容はよくあるRPGに似ているが、何が想像以上なんだろう。もうそんな決まり文句を使って人が集まるほど簡単な世の中じゃないと思うんだけど」



と、数十にも表示されている職業を見ながら和樹はボソッとつぶやいた。



まあ、飽きたら辞めればそれで終わりだし、試してみるか!」



と彼は、マウスを手に取り、ある職業をクリックした。



「まあ、大体勇者ってハズレ職じゃないし、どのゲームでも最強だからこれでいいだろ、っと」



と、彼は一番上の職業 ”勇者” を選んだ。



―――すると、彼の前のパソコンモニターから人間の目では見ることができないほどのまぶしい光が差し込んできた。



「んんっ、なんだぁ、この光は?...まぶしくて、前が...見えねぇ...っ」 



和樹が叫んだその後、和樹の姿はどこにも無く、静寂がその場を支配するのみだった...。

  



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初投稿になります。あらすじでも書いた通り、語学勉強の一環として書いておりますので、

表現の間違い、面白くなかったところなどあれば、指摘していただけると幸いです。

また、評価を頂けますと励みになります!


2月20日:題名を訂正しました。<エピローグ>⇒<ゲーマーの男>

2月21日:題名を変更しました。

  

   


 

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