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  作者: 東稔 雨紗霧
9/13

行き過ぎた遊びの結果

 たまに、遊びが行き過ぎて酷い結果に終わる事ってありますよね(笑)




 …………え?

 私だけ?

 二人でご飯を食べるとすぐに準備をして図書館に向かった。


 真夏の昼下がりだから日差しがとても強い。

 早くクーラーの効いた部屋に入りたい一心で自転車を漕ぎ、駐車場に自転車を止めるとすぐに図書館に駆け込んだ。


 すると、


 「おめでとうございます!お客様は当館に入場した一万人目の方です!」


 満面の笑みを浮かべた人たちがうちらを待ち構えていた。


 「……は?」

 「…え、え?」

 困惑するうちらを余所に責任者とおぼしき人がどんどん話し始める。


 「お客様は見事、当館に入場した一万人目の方に当選しました。ですので大変申し訳ないのですが、こちらの特設ステージで行われる記念式典に出席していただきます」 「は、はぁ……?」


 そしてうちらはあれよあれよという間に特設ステージに連れていかれ、記念式典に参加することになった。


 「貴女方を当館に入場した一万人目の入場者としてここに栄誉を示します。尚、記念としてUNJの年間パスポートとリゾートホテル宿泊券、図書カード一万円分及び記念品を贈呈します」


 UNJとはユニバーサルナニワジャパンと言うテーマパークだ。

 関西人はそこが大好きで年に一回は絶対に行く程人気の場所だ。

 勿論うちと妹もその例に漏れず大好きだ。

 二人でパスポートや記念品などを受け取るとワーと拍手と歓声が挙がった。

 それと同時にフラッシュが沢山焚かれて眩しい。


 「ねえ、これってさ…」

 妹が拍手の音でかき消されそうな位小さな声で話しかけてくる。


 「うん、さっきの生け贄になったカラスの対価やと思う」

 同じくうちも小さな声で返す。


 「やっぱり……」

 どうやら二人とも同じ考えに至ったらしい。


 賞品の授与が終わった後は新聞記者やテレビ局の人にインタビューをされ、結局うちらが記念式典から解放されたのは一時間後だった。


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