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KILLDOLL  作者: 青空ショコラ
第1章 プロローグ
4/15

4別れ

その日はすごい晴れていた、青空が綺麗で太陽の光が眩しかった

俺は佐渡島に送られるらしい

家族は泣きながら俺を見てた

母は涙をハンカチで拭い、姉は母の腕を組んでうつむきながら泣いていた

家の前に護送車を止まっており、俺の両隣には警官がいた

手錠をかけられた手で母と姉に最後の握手を求めた


「母さん行ってくるよ、姉さんも元気でね」

「ごめんねディア。何もしてあげれなくて、お母さん頑張ったんだけどね」

「いいよ全然、俺も悪いから」


母と固い握手をした、人形になっても暖かさは感じるらしい

姉はずっと泣いている

おそらく罪悪感があるのだろう、気にしなくもいいのに


「ミア、弟にさよならをいいなさい」

「ごめんね私のせいでこんな、お姉ちゃんが全部悪いから」

「違うよ、姉さんは悪くないよ、元はと言えば俺が原因だし、

 だから泣かないで、姉さんは悪くないよ」


そして姉さんとも握手をした


「よし行くぞ」


警官が手錠に繋がっている銀色の鎖を軽く引っ張り

護送車へ先導した


下を向きこれからどうなるだと不安を抱きながら歩いた

そして護送車のすぐ前に来た時「おい」と声がした

声をする方向を見ると獅童がいた


「人形になっても人間みたいな顔をしているだな、暗い表情が分かりやすいな」

「暗かったか俺」

「ああ、いつものお前とは全然違う雰囲気だったぞ」

「人形なのに不思議だよな。表情が分かる人形の顔なんて

 人間が顔の筋肉を動かすような感じだしな、ただ顔も体も人形のような薄青い色だがな」

「結構ラッキーらしいぞ。お前のようなタイプの人形、普通の人形みたに表情を変えられない人形やクマのぬいぐるみになる人間もいるらしい、それと・・・・・」


獅童は少し黙ったあと言った


「お前は悪くないからな、だから・・」

「おいもう行くぞ」


警官が話を遮って俺の背中を軽く押した

乗る瞬間俺は


「母さんと姉さんの事を頼む」


と言った

そして護送者に乗ってすぐ出た

座席の中央に俺が座り両隣に警官が乗っていた

警官の腰にある銃が少し気になったがまぁ殺されることはないだろう

窓は黒いシートのようなもので塞がれていたがすこし光が漏れている

その光から故郷の田んぼの風景が思い浮かんだ

もう少し故郷の風景を目に焼き付けてをおけば良かったと後悔した

これから当たり前が当たり前でなくなる

人生が丸っきり変わるのだ

涙が出た、そうか人形になっても涙は出るのか


人形にも心はあるらしい

プロローグは終わりです

ここまで読んでくれてありがとうございます

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