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KILLDOLL  作者: 青空ショコラ
第三章 戦い
14/15

14大司教の野望

俺とキラーとガイコツそして後から来たベアを含めて4人で公民館へ行った。

焦りと今にも自分の心をすべて覆いつくすような恐怖心と戦いながら走る。

足が不安に引っ張られぎこちがなく今にも泣きだしそうだ。

公民館の前へ着くとガイコツが先頭切って入いる。

そこには像の前にいる大司教と坊ちゃん、それを周りで囲っている教徒たちがいて、一斉に俺達を見た。

そして大司教のすぐ横には体中を縛られ口にハンカチのようなもので覆われている瑠奈がいた。

俺は怒りに任せて言う


「何してんだ!お前ら!!」


すると坊ちゃんが、


「なにってこれから儀式を行うのさ」

「儀式だぁ?」

「そう儀式だ。こいつは人を殺しても人形にならなかった罪人だ。だから裁きの儀式を行う」

「なにをするんだ?」

「生きたまま心臓をえぐりだす」


俺は唖然とした。

坊ちゃんとはよく話していたがこんな残酷なことを言う人形だとは思わなかった。その素振りすら見せなかったのに。

そもそもこの人形宗教は人形たちの規律を守るための教義であり少なからず俺もその思想に対して共鳴していた。

だから坊ちゃんが裁きの儀式などと口にしたのは困惑したし、深い失望感が心の中を覆っていた。

するとガイコツは坊ちゃんに言った。


「お前らがもしこの娘を殺したら看守長たちが黙っていないぞ。おそらく極刑、少なくても終身刑だろうな」


すると坊ちゃんはにやけて言った。


「そうだなこのことがバレたらな・・・」


ガイコツは何かを察して、腰にある日本刀を抜こうとした。

その瞬間、横にいた教徒が拳銃をガイコツのこめかみに当てた。

すると笑い声を混じらせて言った。


「銃の無断所持。極刑決定だな」

「ふん。それもバレなきゃいいのさ。侍部隊集結しろ!」


大司教が大声を上げた。

すると日本の戦国時代の武士が着ているような赤い鎧と黒い鎧を着た刀を持った日本人形たち6体が俺たちを囲った。

1体が黒い鎧を着て、残りは赤い鎧の人形たちだ。

大司教直下の戦闘部隊。噂には聞いていたが本当にいたのか。


「処刑場へ連れてけ。斬首だ。」

「ハっ!!」


公民館を出るとき、瑠奈を見た。

瑠奈は今すぐ助けてほしいと言わんばかりの目で俺を見ていた。

くそ、どうすれば。


俺達は道路を歩かされた。

ガイコツの刀は没収され黒い鎧を着た人形が腰につけていた。

俺、ガイコツ、キラー、ベアの順で4人が一列で歩いていた。

列の先頭にその黒い鎧を着た人形1体、赤い鎧を着た人形が両脇に2体ずつ、後ろに1体と計6体が俺達を囲っていた。

俺はずっと瑠奈のことを考えていた。

他の3人も同様だと思う。


山のふもとに着きそのまま山の森の中に入った。

足元は傾斜でぐらつき、倒れそうになると侍人形が刀を首に当ててさっさと行けという。

そして木が切られその場所が耕され、土の平地が小学校のプールほど広がっているところについた。


「よしっ。止まれ。個々に間を開けて一列に横に並べ、そして座れ」


侍人形が刀で場所を指し示し指示通り俺達は一列に並び座らされた。

俺達の前にこの場で黒い鎧を着たリーダー的な人形が来てしゃべり始めた。


「ここかどこかわかるか。」

「バーベキュウするところか」


俺は馬鹿にするような感じで言った。

彼は俺に顔を向けて続け、


「そんな態度いつまで続けられるかな。教えてやろう・・。ここは処刑所だ」

「処刑所?」

「そうだノルマ通りの点数や物品、お金を上納をしなかった教徒のな」

「とんだ宗教だな。神が許さないぞ」

「ふん。神なんてはなから当てにしてないさ。神がいたら俺達をたった人を殺しただけで人形の姿になんかにしないからな。チェッ銀行強盗して穏便にお金をかっぱらう予定だったのによぉ、受付の嬢ちゃんが警報ボタンを押そうとするのが悪いんだ。俺ははなから撃つ気がなかったのにな」

「大悪党だな、人形になるだけじゃ足りないな」

「お前がそれを咎めるか?俺と同じだからそんな姿なんだろ」

「一緒にするな」

「一緒さ、同じだから同じ罰を受けているのだろう。罪は平等だ。罰もな・・・お前から殺してやる」


俺は別の侍人形に、うなじを抑えれ首を切られる体制になった。

俺は隣ののガイコツを見た。

ガイコツは頷いた。何かするのか。

俺の首を押さえてもう一体の人形が俺の首を切ろうと刀を振り上げたそのとき

ベアが口を開いた、


「このいかれ人形共が。最初はご褒美欲しさで大司教に近づいたのに、くだらない教義を聞きすぎて頭がおかしくなったのか。」

「なんだと!!」


一斉にベアの方を侍人形達が見た。

そのときガイコツが後ろにいる人形の刀を奪いその場で俺の首を切ろうとする人形と俺を抑えている人形、そして刀を奪った人形を切った。

血が噴き出し、他の侍人形がガイコツの方向へ見て驚愕しているとそのすきにベアが二体の人形の首を腕に抱きかかえて捻った。二体の人形は倒れた。

そしてベアに向かって前にいる黒い鎧のリーダーらしい人形が銃を取り出し向けようとした時俺は斬られた人形の刀を持ちそいつに投げた。

その人形の心臓に刀が突き刺さり倒れた。


「ありがとう。ベア。ガイコツ」

「まったく冷や冷やしたぜ。ガハハハハ」


ベアは笑いガイコツは頷いた。

キラーも平気そうな顔で恐怖から解放されたようにすこし笑っていた。

前に行き倒れた人形から銃を奪い、ガイコツが刀を回収してその場から離れようとしたら


「ううう・・うう」


倒れた黒い鎧の人形から声がした。

俺は近づくとその人形は薄笑いながら


「こ、これで、お、終わったとおもうなよ。まだまだ侍部隊がいる。ハハハ、必ず、み、見つけ出して。お前らを殺すだろう、む、娘も助からなさ、へへへ・・うっ」


そう言って息絶えた。


「させないさ、そんなこと」


俺達は急いで瑠奈のところへ向い走った。


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