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異世界言ってみよう  作者: サラニネル


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雨の休日と発見の悲(喜)劇

それから1日が経ち採集を終えるとプルはその日は大樹に戻って行った。

そして翌日は雨が降ったので家で朝食をとった後に雑談が始まった。


ザアザアと結構な勢いで雨が降っている。薄暗い食堂の机の上にはランプの灯りがツッコ達の顔を映し出していた。


「この前、魔道具のストーブ探した時あったろ...裏の壁に張り紙があったんだ」

ツッコは腕を組んで微妙な顔をしていた。

ボッケは手で回す臼を確認していたが、それを置くと言った。

「ストーブなんて、今暑くなってるからまだ早いんじゃないの」

「ストーブじゃねえ!張り紙って言ってるだろ!毎回話聞かねえなお前は」

ツッコはため息をつきながらボッケをジト目で見ていた。

「ストーブって言ってたじゃん、張り紙なんてどうでもいいよ、こっちはめんどくさい作業してるのに」ボッケは押し麦を確認している。


「でも、まだ張り紙あったの?...ストーブの使い方でも書いてあったの?」

アマリは張り紙は全部とって本に挟んだことを思い出していた。

「それがよ、ストーブの使い方以外に、この家に移動機能があるって書いてあったんだ..ちょっと待て、持ってくる」

ツッコは部屋を出て探しに行き、その紙を持って戻ってきた。


「移動って車輪で動くの?...かっこいいね!」

ボッケは興味が出たのか作業の手を休め楽しそうに言った。

「木にぶつかって出れねえだろ!...小さい箱で持ち運びできるんだとよ」

ツッコはボッケにツッコんだが、自分も半信半疑な顔をしている。


「それならピンチの時に家出して、そこに逃げれるってこと?すごいじゃん」

ボッケは思った...ピンチになったら結界の家を出して、そこに入れば結界が貼ってあるから魔物も入ってこれないと。

「いや、それはできない。俺も最初はそう思ったけど、面倒くせえ条件があって無理だった」ツッコは浮かない顔をしている。

「面倒って?どんな条件なの?」アマリも気になって尋ねた。

「これがその条件だ」ツッコは持ってきた紙を机の上に出した。


紙には以下のことが書いてあった...ストーブの使い方と...寒くなった時に、もし移動先でもこの家が使いたい場合に持ち運べる箱にする機能だった。そして箱にする機能の内容は以下だった...箱にするのに魔石が100個いること...箱から家にする場合は人やモンスターに見られていたら使えないこと...家を出せる場所にも色々制限があり、基本100Mの範囲に人がいない所であること...家を出せる場所では箱の色が緑に変わることだった。


「ひゃ、100個もいるの?...1個銅貨100枚だから金貨1枚分もいるの!」

ボッケは期待した顔から一気に微妙な顔になった。

「そうだ、大体2ヶ月分の宿代と外食代だった。気軽には使えねえってことだ」

ツッコは頭を掻きながら嫌そうな顔をしている。

「でも今は問題ないけど、ここから出る時にはすごい助かるね」

アマリがそう言うと、ツッコもボッケも頷いた。

その頃ドゥエンデはアマリの目の前の机上のお手玉に座り大欠伸をしてた。


「何しろ寒くなった時に、移動先でも使いたい場合ってかいてあるのがな」

ツッコは顎に手を置き頭を傾げている。

「まあ、冬越せるか心配でこんな機能つけてくれたんだね。神様ありがとう!」

ボッケは素直に感謝していた。

「まあ、冬越す費用よりは安いけど、魔石100個って金かかりすぎだろ!!!」

ツッコは嫌そうな顔のまま最後の方は声が少し大きくなっていた。

「でもどうするの、冬ここで越すか?今なら費用あるからどこかに移動するの?」

アマリの質問から3人で相談が始まった。

そして長い間あーだこーだ言ってたが普通にめんどくさくなってボッケが言った。

「もうめんどいから、来年考えるでいいじゃん」

「メンドイ メンドイ」ドゥエンデが繰り返し飛び回っていた。

そして、それ以上マシな意見も出ないので来年に先送りとなり、微妙な表情をしていた。


一旦そこで話が終わり、各自休憩を挟んでしばらくすると、また雑談が始まった。

「そういや森の薬草は結構取り尽くしちまったな...また取れなくなるのか?」

ツッコは机に置かれた硬貨を見て悲しそうな顔をしている。

アマリはドゥエンデがお手玉に覆い被さる様に寝てるのを見ていたが以前エーリカに聞いた言葉を思い出した。

「心配無いよ、エーリカさんがいうには以前取り尽くした草原は、もう結構生えてるって...だから草原で一週間ぐらい採ってから森に戻ればまた生えてるはずだよ」それを聞いたツッコは安堵のため息をついた。


「それなら多分草原のツノウサギも戻ってるよね!僕達がいるから森から逃げてったのもいると思うし...草原かぁ...懐かしいね」

ボッケはそう言って苦笑すると当番制の押し麦の臼をゴリゴリ回し始めた。

「まあ...あんだけ苦労したけど一月半以上前だもんな。...けどよ薬草が取れなくても森のキノコは取れるし他の獲物も狩れるからそっちの方が収入いいしな。...薬草欲しい時だけ草原に行くことにすっかな」

ツッコがそう言うとアマリは同意した。


その時ボッケは、もう回すのが嫌になったのか、どうでもよさそうに言った。

「そんなことより疲れたからツッコ、変わってよ」

「てめえ、俺はこの前やっただろ!しかも、まだ始めたばっかだろ!」

ツッコの声が響き渡った。






ドゥエンデ飛び回ってたのに急に寝てるので、間に1行追加しました。魔石は100個分の対価費用修正(ツッコ達の一月分の稼ぎと書くべきのところ生活費一月分になってました)しました。すいません。


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